キルギスで引き続き4月6月の政変とウズベク住民騒擾を調査しているが、本当に百人百色の分析というより、自己の政治立場の表明なのだろう。アメリカのCIAの策動だというのもあった。やはり客観的なのは研究者で、政治家とそれに連なる親族や関係者の対立が民族的な紛争に発展していったのが原因だとする分析は説得力ある。しかし、それに10をこえる犯罪集団や麻薬輸送ルートなどが絡み、いつまでたっても紛争の火種が絶えることなく、今日にいたっていると思う。
インタビューで出色なのは、インターネット通信アキプレスの社長の話で、強圧的政府や跋扈する犯罪集団や治安機関などの間で、情報を提供しつづける努力はすさまじいものがある。キルギスの情報が世界にまったく伝わらず、これほどの紛争の火種そして中央アジアの巨大リスクが理解されなかったのも、情報が外に出ていかないようなメカニズムが作られているからだと思う。アキプレスのサーバーに特殊なハッカー攻撃が加わるとキャパを越えて、外部からキルギスのサイトに一切アクセスできなくなり、各国通信社もロシアや周辺国の情報を鵜呑みにする仕組みが読み取れる。アキプレスでは次に備えて、カナダに第二サーバー、アジアにも第三サーバーを設営して対抗するよていだという。
このような地域で情報を提供するというのは、本当に命がけだと思う。
インタビューで出色なのは、インターネット通信アキプレスの社長の話で、強圧的政府や跋扈する犯罪集団や治安機関などの間で、情報を提供しつづける努力はすさまじいものがある。キルギスの情報が世界にまったく伝わらず、これほどの紛争の火種そして中央アジアの巨大リスクが理解されなかったのも、情報が外に出ていかないようなメカニズムが作られているからだと思う。アキプレスのサーバーに特殊なハッカー攻撃が加わるとキャパを越えて、外部からキルギスのサイトに一切アクセスできなくなり、各国通信社もロシアや周辺国の情報を鵜呑みにする仕組みが読み取れる。アキプレスでは次に備えて、カナダに第二サーバー、アジアにも第三サーバーを設営して対抗するよていだという。
このような地域で情報を提供するというのは、本当に命がけだと思う。