今年もTPPとの格闘一年、部屋を埋め尽くす書類の整理の手をとめて、ふっと年の瀬にこの一年を思い返した。昨年末の衆議院選挙で落選してから、党活動としても、参議院選挙があり、ツルネンマルティ議員の選対本部長として前半はそれに忙殺された。実は、落選をを機会に、一度ゆっくり色々と人生設計を考え直そうと思っていたが、「現職ではなかなか会えなかったので...」と多くの人が会いにきて、つぎつぎと色々な難題・課題が舞い込んできて、あっという間に多忙な365日だった。
海外出張も6度にわたり、そのうち1回は和解と平和構築のテーマだったが、やはり圧倒的にTPPの活動が多く重く、TPP関連でも結局この一年で、アメリカ、ブルネイ、マレーシアそして12月のシンガポールを転戦(写真は日本政府主催のステイクホルダー会合)。
その中でも、TPPへの疑問と不満を高めるマレーシアとのパイプが形成され、ヌルイッザ・アンワル議員やサンチャゴ議員といった、まさにマレーシア政治を揺るがしている反TPP運動の中心人物を日本に呼び、先行する米韓FTAの実害情報などを含め、日本・韓国・マレーシアの参加国NGO会議を生み出したのは、最大の成果だ。後になってみれば、このときが分水嶺だったとわかるはずだ。
この一年膨大な作業量・活動量だったが、それでもようやくTPPの怒涛のような攻勢は食い止めることに貢献したと思う。シンガポールまできて、これまでのように国際NGOのネットワークから情報をもらうだけでなく、その一員として、情報発信し、対応を協議し、さらに状況をアドバイスできるようになってきたと感じている。ある意味、アメリカ側は土俵際に追い詰められていて、だからこそまるで横綱らしからぬ張り手や強引な首投げが登場してきているが、その荒い手の間に隙間がはっきりわかるようになってきた。
まるまる3年半TPPと闘ってきて、日本でもこの貿易システムの構図への認知度も理解度も高まってきたと実感する。今ようやく多くの市民団体、識者、弁護士がTPPのリスクを声高に批判し始めたが、実はそのほとんどは3年前には明らかで、我々が必死にその危険性を訴えていたものばかりだ。
TPPはいよいよ2月の閣僚会議そして4月のオバマ大統領のアジア訪問で、最後のヤマ場を迎える。このすでに死に体と化しているTPPが再び息を吹き返してきて安倍政権いや日本の急所を突き刺さないように、年初から気を引き締めて準備しよう。
海外出張も6度にわたり、そのうち1回は和解と平和構築のテーマだったが、やはり圧倒的にTPPの活動が多く重く、TPP関連でも結局この一年で、アメリカ、ブルネイ、マレーシアそして12月のシンガポールを転戦(写真は日本政府主催のステイクホルダー会合)。
その中でも、TPPへの疑問と不満を高めるマレーシアとのパイプが形成され、ヌルイッザ・アンワル議員やサンチャゴ議員といった、まさにマレーシア政治を揺るがしている反TPP運動の中心人物を日本に呼び、先行する米韓FTAの実害情報などを含め、日本・韓国・マレーシアの参加国NGO会議を生み出したのは、最大の成果だ。後になってみれば、このときが分水嶺だったとわかるはずだ。
この一年膨大な作業量・活動量だったが、それでもようやくTPPの怒涛のような攻勢は食い止めることに貢献したと思う。シンガポールまできて、これまでのように国際NGOのネットワークから情報をもらうだけでなく、その一員として、情報発信し、対応を協議し、さらに状況をアドバイスできるようになってきたと感じている。ある意味、アメリカ側は土俵際に追い詰められていて、だからこそまるで横綱らしからぬ張り手や強引な首投げが登場してきているが、その荒い手の間に隙間がはっきりわかるようになってきた。
まるまる3年半TPPと闘ってきて、日本でもこの貿易システムの構図への認知度も理解度も高まってきたと実感する。今ようやく多くの市民団体、識者、弁護士がTPPのリスクを声高に批判し始めたが、実はそのほとんどは3年前には明らかで、我々が必死にその危険性を訴えていたものばかりだ。
TPPはいよいよ2月の閣僚会議そして4月のオバマ大統領のアジア訪問で、最後のヤマ場を迎える。このすでに死に体と化しているTPPが再び息を吹き返してきて安倍政権いや日本の急所を突き刺さないように、年初から気を引き締めて準備しよう。