すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

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シドニーTPP閣僚会議報告

2014-11-06 23:26:18 | Weblog
鉄は熱い内に打てというわけで、10月26日ー29日に出張したシドニーTPP閣僚会議監視報告を衆議院議員会館で行った。
この会議には、アメリカから中間選挙直前の対日強硬派のレヴィン下院議員が初参加。ひょんなところから、同議員の登場を知って、会談を要請。篠原孝議員と一緒に面談した。
会議自体は閣僚を送ってこない国や途中で帰国する国、ますます膨れ上がる意見の相違と新たなテーマ...と言う感じで、とても大筋合意などという雰囲気ではなかった。議長国のオーストラリアは責任上一生懸命やったと思うが、最初の一日で会議の結末は見えたと思う。
今日の国民会議の報告会では、11月4日に行われたアメリカ中間選挙の分析も報告した。一部の新聞などでは、共和党勝利をうけて、これでTPP交渉にはずみがつく...みたいな論調で書いているが、とてもそんな状況ではない。TPP交渉はさらに混迷の度を強めていくだろう。
報告レジメは下記:

シドニーTPP閣僚会合出張報告および
アメリカ中間選挙結果をふまえてのTPPの行く末についての私見
                               2014年11月6日
                           TPP阻止国民会議 首藤信彦
1.基本的要素の合意にもたどり着けなかった
(1)目標:年内の協定案合意(オバマ)←大筋合意 ←道筋合意(甘利)←基本的要素の合意(主催国オーストラリア)→「重要な成果」として発表
(2)欠席と早退
(3)テーマの拡散+神学テーマ(環境)+アメリカ国内問題に脚光
(4)先祖帰り:閣僚→担当交渉官交渉に差し戻し、IP,サービス→関税、原産地
(5)野心的・単一の結論→果てしない二国間交渉(スパゲッティ化)
(6)双方一歩も引かないバイオ製薬問題
2.千日手化する日米交渉
(1)お互いに背後を抱えて動きが取れない(議会、業界、弱体指導者)
(2)フロマンUSTR代表のFT,WSJ, FAなどの記事と寄稿→決定的不信感
3.学級崩壊状態
  マレーシア(第二次国連報告でマレーシア経済は毎年50億リンギTPPで損失)のvoice
  ベトナム(SOE問題、旧社会主義国)ブルネイ(シャリア法)の欠席
  ペルー途中帰国、ラテンアメリカに盛り上がる反米感情
4.日本政府ステーキホルダー会議
  通貨操作問題、バイアメリカン法等国内法制度問題、CERTIFICATION問題
5.サンダー・レヴィン下院議員(民主党、歳入歳出委員長、ミシガン、自動車)の登場
6.日本政府の二国間新提案
  各国好意的、こんどは独自の逆交渉(マレーシア)
7.会議経費の重圧、アメリカ都合(選挙)の非現実的日程(交渉官レベルできまらないのに閣僚会合、首脳会合?)
II.アメリカ中間選挙とその後のTPP
1.上下両院を共和党が制すればTPAはオバマ政権に与えられるか??
2.TPAが与えられればTPP合意は成立するか??(TPAに内包された毒薬)
III. TPP問題の変容と新たな脅威
1.頓挫するオリジナル・野心的・革新的TPP構想
2.変容するTPPの脅威
(1)威名ばかりTPP、日米二国間経済摩擦、国内に迫られる譲歩と犠牲
(2)TiSA, TTIPとの並行協議関係
3.TPP阻止も新構想が必要(アメリカ議会対策、環境NGO,国際医療)
                                   以上
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カンボジア旅行に思うこと (三高 章)
2014-11-13 08:10:00
10月末から4日間という短い日程ながらカンボジアのアンコールワットを旅行してきました。
雨季から乾季への端境期でもあり雨の心配もしましたが、4日間ともAPECブルーならぬアンコールブルーとの言うべき晴天に恵まれ、私にとっては18年ぶりのアンコール遺跡めぐりを堪能することができました。

思えば18年前・・・
「道中地雷が埋まっている」という理由で辿り着くことが出来なかった遺跡もいくつかあったことを記憶しています。
その代表格が、「東洋のモナリザ(個人的にはこのような表現はあまり好きではありませんが)」で有名なバンテアイ・スレイです。
しかし今、このバンテアイ・スレイもアンコール遺跡めぐりの定番になっているようです。
そしてあの頃、ところどころに見られたドクロマークにDanger Mineの標識も今はまったく見ることがありませんでした(とは言え、まだまだ地雷の被害者があることは聞いていますが)。
今回の旅行で、つくづくと平和になったカンボジアを実感した次第です。

しかしそうした平和も天から降って湧いてくるわけではありません。
多くの人たちの地道な努力によってなされたものであるはずです。
とりわけ首藤先生におかれましては、NGOの主宰者として、さらには国会議員として、カンボジアでの平和構築に大きくご尽力されたことを私は知っています。
もちろんそのご尽力は、カンボジアに限ったものではなく、さらに地球的な規模でのものでもあったことも承知のことです。

翻って、今の国会議員の中に外交問題に長けた方がどれだけいるものでしょうか。
おそらくは数えても僅かなところでしょう。
永田町には解散風が吹いているようですが、この風にのって、ぜひ首藤先生のような外交に長けた専門家が再び国政の場に戻られますことを切に切に望むところです。

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