すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

辻井伸行のリストを聞く

2009-06-30 20:57:26 | Weblog
解散日そしてその前に行われるであろう自民党人事...やるのか、やらないのか?都議会議員選挙の前なのか後なのか?本人がのらりくらり会見なので、麻生側近・反麻生派がお互いにエージェントを繰り広げて猿の喧嘩。両陣営とも一致しているのは公明党に配慮した都議会議員選挙後の解散ということだが、これも怪しい。両方とも実はその前だと理解しているのだろう。要するに何の根拠もない情報と自己宣伝だけだが、それをマスコミが大報道するからまさにフレームアップしてしまうのだろう。
汚いオイルでべたべたな心を洗おうと、クラッシックでも聞くかとCDを探しに行ったら、盲目のピアニスト辻井伸行氏のCDキャンペーンが店頭に飾ってあった。ひさしぶりにクラッシックがヒットチャートに載ったというが、あまり人の手が伸びている感じではなかった。小生のようなひねた中年になると、何か流行のCDなど買いたくないが、授賞式の音がまだ耳に残っていて、つい買ってしまった。しかし、この2枚組みのCDは心の汚染を洗い流すにはあまりある秀逸な作品だった。リスト好きの小生からすれば、ラプソディのイントロはもっと泥臭く、人間臭く、大仰しくやってほしいという気がないわけではないが、ショパンはよかった!盲目のハンディは確かに音楽に反映されていると思う。しかし、それは欠陥ではなく、むしろ曲の新しい解釈、新しい音域だと思うほど新鮮な感じがした。と偉そうにいっても、小生もピアノを弾けるわけでも、沢山聞いているわけでもない。それでもこのCDには演奏者名を伏しても、なんともいえない魅力があった。満足して、ピールで乾杯!

わかばのカフェオレ大福

2009-06-29 20:57:11 | Weblog
タウンニュースを見ていたら、地域名産に和菓子のわかばのカフェオレ大福が紹介されていた。甘いものに目の無い小生としては、即、港北へカフェオレ大福を買いに...というのは冗談で、街宣の帰りにちゃっかり寄り道して購入してきました。カフェオレ大福だけでなく、オレンジ大福など、新しいコンセプトの大福が4種、1-setを買いました。感心したのは、このカフェオレ大福だけでなく、草もちや水羊羹なども一口サイズにまとめていて、和菓子という「それではお茶を入れましょうか、どっこいしょ...」と言う感覚でなく、キャンデーやスイーツの感覚で口の中に頬ばれるようになっていることだ、食べて実感!
さてお味のほうも冷凍してあるせいか、冷たく、中のクリームがアイスクリーム状態。なるほどね。こうして和菓子が若い人の評判になっていくんだな..とつくづく思いました。商店街のはずれにあっても元気な和菓子店に乾杯、世の中こうでなくっちゃ!

最後のぶれまくりか?

2009-06-28 21:28:49 | Weblog
理論的には解散の国事行為には代行が可能だが、臣麻生太郎としては天皇外遊期間の解散を避けるとすると、その直前の7月2日解散、8月2日選挙というのが、やっとたどりついた結論だった...はずだが、それも昨日の細田幹事長との会談では一挙にトーンダウン。都議会議員選挙前には解散は無い、党人事も変えずということになり、麻生首相は例の得意技「重要法案がある」という脱げ道に一目散で逃げ込んだとの報道が深夜にかけて連続してあった。とはいえ、各紙各様のニュアンスで、微妙な表現で「記者の聞き込みは本当かいな?」というデスクの戸惑いが見られる。ただ、主要党人事変更はあきらめたとの見解は一致していたように思う。
ところが今朝になると、また一転して、三役人事刷新もありうべしということになり、また解散も都議会議員選挙前のサミット出発前途という報道になった。法案の成立も必ずしもこだわらないそうだ...
不思議なのは、あれだけ記者ブル下がり会見で居丈高、記者会見で直言の麻生氏自身の発言が無くて、まさに外野がいろいろしゃべり、さらに内野やキャッチャーまでもしゃべり始めたことだろう。結局、麻生総理の威勢のよいベランメーも、お仲間のヨイショ組の中だけで通用するので、多少常識を欠いていても本人はいたって気の優しい人物なのだろう..まあそうとでも考えないと、自分を納得させられない。まあこの大ぶれも今回が最後にしてほしいものだ。

選挙は8月2日か?

2009-06-27 21:42:50 | Weblog
複数のソースから選挙投開票が8月2日との推測情報が流れてきた。麻生氏本人自身がそうした情報をニュアンスとして話していると同時に、自治体や公共放送に準備を指示しているのだと思う。投票場の確保も容易でないし、公営掲示板でも昔のように息のかかった業者に指名で発注するわけにも行かず、公募となれば前広に入札情報を流さなければならないから、官邸側が8月2日を中心として考えているのはその通りだと思う。
問題は、はたして自民党の反麻生グループがそれを飲むかだろうか、小泉政治以降、総理総裁にたてつくと刺客を送られる可能性もあるから、総裁選前倒しを声高に主張するやからは、選挙後の総裁選に賭けている人物なのだろう。まあ、それでも究極のヘタレと言われた麻生首相、直前になってまたヘタルかもね...まあ、6月30日の外交方針演説そして何より7月1日の自民党執行部人事でも見守りましょうか。

アジアNGO同志の苦境

2009-06-26 21:59:41 | Weblog
ついに愛用のメガネが壊れた。しょうがない、選挙も近いし、いっちょトレンディなメガネを作るか...と思っていたら、東南アジアベースでこれまで長らく国際選挙監視のパートナーだったバンコクのANFRELからのメッセージで。事務局長のK氏が心筋梗塞で倒れ半身不随になったことを知る。彼の所属するスリランカのNGOには医療費もベッド代も支払えないとの情報や途方にくれる家族の状況も伝えられた。そこでメガネの新調はあきらめて、同額を彼に送ることにした。ところがテロ対策やマネーロンダリング阻止もあるのか、まず都筑の銀行では海外送金だめで、新横浜の中核行まで行ってくれとのこと。しかし、そこでも個人の海外送金に窓口が慣れていないのか、手続きが煩雑なのかともかく延々と時間がかかった。
まあ、その間、彼のことも色々思い出した。アジアの国際NGOも地域間対立、国家間対立などあって、ボードメンバー間でもけっこう激しい勢力闘争がある。日本人の小生の立場も複雑で、一方ではやはり日本は大国だからボードに入っていたほうがいいと思う感情と裏腹に、日本人にあまり大きな顔をしてもらいたくないという気持ちもあるのだろう。K氏もけっこう小生に運営委員会でからんできたことを思い出した。それでも何とか立ち直ってほしいと思う。 世界的な不況、スカンジナビア諸国のアジアNGO支援の減退、CIAやさまざまの情報機関の食指などのなかで、かろうじて活動を維持しているアジアの国際NGOだ。小生も政治活動に区切りがついたら、すぐ支援に向かいたいものだ。

なんじゃらほいの首長アピール

2009-06-25 23:06:41 | Weblog
東国原知事の芸能的パーフォマンスに続いて、橋元知事や中田横浜市長などが政治アピール集団を形成。メディアでは早速大きく取り上げるが、本当にそんな意味があるのだろうか?誰が参加し、何を目標にするかも何も決まらず、ただひたすら個々の首長パーフォマンス。分権・分権と声高に言うなら、まず360万人の横浜市は懸案の区長公選制や区議会形成により、市民と行政との距離を縮める必要があろう。
幸福実現党の跋扈といい、連日のタレント首長のテレビ出演といい、まさに政治を茶番化する動きだ。これを大々的にとりあげるマスコミには日本の国の形や政治のありかたについて真剣に考えているスタッフがいるのだろうか?まあ、記事は記者、番組は番組会社の分業体制が現実だから、結局こうなるのかな?選挙がずるずると先送りになれば、また第三第四のなんじゃらほいグループが登場しそうだ。

医療現場からの声

2009-06-24 22:30:48 | Weblog
地元医師会から推薦を受けたことがきっかけとなって、地元とも限らず色々な場所で医療関係者から声をかけてもらうようになった。見ず知らずの医師から「首藤さんですね、期待しています...」なんてこれまで考えたこともなかった。
また医師のクリニックを回って、改めて医療現場の厳しい状況や医療従事者の悲鳴にも近い訴えが投げかけられてくる。カルテの電子化なんてなぜ医療関係者が反対するのか、まったく理解できなかったが、実際に光通信どころかISDNもない事務所に足を踏み入れれば、小クリニックの開業医の厳しい運営状況も一瞬で理解できる。今日は地域の医師の方からタバコ課税を医療目的税とする新政策の説明を受けた。ようやく神奈川が先陣を切って進めた間接喫煙の除去だが、その害の減少と乏しい医療費財源への補填とを結びつける発想はユニークでまさにポジティブシンキングだと思う。
これまで危機管理が専門ということで、あまり医療には関心を払ってこなかったし、また地域で活動することもなかった。しかし、今まさに「医療が危機」になっている現実を見ると、この分野でも小生も貢献したいと思う。心の中でヤル気がフツフツとにたぎりはじめた。

東国原氏におちょくられる自民党

2009-06-23 22:23:11 | Weblog
自民党選対委員長の古賀氏が宮崎の東国原知事に衆議院議員選挙への出馬要請。最近の古賀氏は、そこまで自民党が追い詰められていることを示す広告塔のような役割だ。民主党も参議院選挙で芸能人に出馬を頼んだことがあるから、あまり他人のことばかり笑うわけにはいかないが、芸能界で鍛えられた東国原氏もさるもの、「自民党総裁候補」条件で出馬検討を依頼。いかに人気回復に打つ手のなくなった自民党とはいえ、それを認める議員はさすがにいないだろうが、たとえどんなに馬鹿らしくても自民党は一度は「東国原氏を総裁候補とすることの是非」を検討しなければならない。そのいみでこの場面としては東国原氏の完勝で、古賀氏は赤恥をかいたことになる。総裁候補は別として、衆議院選挙に出馬依頼とすると、どの選挙区かね?まさか東京や北海道の選挙区ではあるまい。比例第一位かね?そうなればまさに自民党を代表する候補ということになるのだろう。他人事だが、これまで地道に自民党の活動を支えてきた地域の保守的だが実直な人々に、一体どう納得させるのであろうか。何かかわいそうな気がしてきた。

ツルネン・マルティさんと街宣

2009-06-22 23:07:21 | Weblog
今朝は綱島で駅頭。地域の飯田市議に加えて、参議院議員のツルネンマルティさんが参加し、豪華メンバーで街宣。途中で雨が降り出して、配るチラシもよれよれになったが何とかやりぬいた。しかしまあ演説しながら悩むのは、最近の自民党の迷走振りは激しく、つぎからつぎへと出てくる内部混乱などを加えると、自民党批判だけで時間が足りなくなってしまう。これでは民主党の政策を訴えることができないわけではないが、通りすぎる通勤の皆さんを見ると、正直言って、政権交代に熱い期待を抱いている皆さんも再び政治にしらけてきているのではないかと想像する。まあそれを意図して混乱しているわけではないが、今日もまた医療費2200億抑制をめぐって、政府の骨太計画案もまとまらなかった。これで本当に選挙に撃って出られるのか?早期解散への流れがまた淀みそうだ。天気が悪いのか政治が悪いのか、頭痛がしてやたらと体も重い。

取調べ可視化について

2009-06-21 22:47:31 | Weblog
入梅宣言後、今日は最も梅雨らしい一日だった。街宣も延期し、同僚と打ち合わせだが、低気圧のせいかいまいち気合が入らないね。
夜に鬼刑事として有名な平塚八兵衛刑事の実録に基づくテレビドラマを見た。まだ記憶に残る戦後最初の本格的営利誘拐事件や3億円強奪事件などの捜査や取調べの様子がドラマ化されているのだが、誘拐犯人を追い詰める取調べ室の暴力的な場面を見ると、現在問題となっている可視化の動きともあいまって、複雑な気分。可視化に反対する尋問現場の刑事からは、犯人の情感・人情と一体となって、犯人を自白においつめる必要があるとの主張があるが、つくづく難しい問題だと思う。科学的捜査というのも、今回の菅家氏冤罪事件のように、必ずしも全幅の信頼を得るまでにはいたっていない。また犯罪や犯罪者の一般化・多様化・複雑化・国際化も捜査や取調べそして判決に影響を与えている。犯罪をこれまでの概念から現代社会における新しい病理として、総合的・抜本的に対策を考える時期にきている。実は20年前ごろ、犯罪の現代化による変異が明らかになり始めたころ、危機管理の専門家として警察幹部によくアドバイスしたが、およそ真剣に提言を取り上げてもらえなかった。それどころか警察を批判する学者みたいに位置づけられて苦労した記憶もある。組織の一体性は重要だが、激変する環境に対応できる柔軟な発想と組織を期待したいものだ。はたして、経済が低迷し、社会崩壊が起こっている状況のなかで、こうした基本的な問題に取り組むことができるかわからないが、ともかく全力で取り組まないと社会そのものが劣化していく状況を止めることができない。早く選挙を終えて、社会の危機管理問題にも再度取り組みたいものだ。