奥さんごっこ

「お隣の奥さん、こんにちは」と、孫たちがおうちごっこみたいな「奥さんごっこ」をしている。

私、３歳のころ窓辺から庭を眺めていたっけ。母が洗濯物を干しながら、隣のおばさんと長いことおしゃべりしていたな。

それは子供心に「いつ終わるんだろう。何を話してるのだろう。大人になるとあんなに話をしないとならないのだろうか・・」と思っていた。

今この年になっても、やはり【井戸端会議】は得意じゃない。

三つ子の魂・・・というけど、人間の本質はそうは変わらないんでしょうか。

１対１ではたくさんしゃべるのにね。

心理学なんかを学んでみると、我が子の幼児期に必要なことを見落としたり手抜きしたことに気づかされるが、もう手遅れだ。

もうみんな大人になってしまったし、ま、いっかと自分を許している。

だから若いときに学びは大切なんですね。

子育てを終えてから学んでも、遅いね。

でも、人生なんてそんなものかもね。「足りない」ことが良かったりする。

孫をみて、自分の子育て時代を振り返ることもある。

はっとすることも・・・。

きょうはね、孫のお遊戯会に行ってきました。

小さい子たちの演技を観て、感動しました。その奥で「音楽教室がダメなら、保育所でもやろうかな」なんて想像をめぐらせるばあばであった。

この年で新しいことに挑戦したり、起業したりはもう無理だな。今、病院でヘルパーとして雇ってもらっているだけでオンノジさ。

もう人生の終盤である。いつ、何が起きてもおかしくない年だ。

穏やかに暮らしたいものだ。

このところ、来年以降の自分の生活をどうアレンジしたいか、どの方向でシュミレーションしたいのか揺れている。

年だけど【揺れるお年頃】のよう。

それも、楽しいけれどね。

いっつも夢見る夢子さんである。