(船橋よみうり8月1日号の記事です)
公民館はどうあるべきか
元職員招いた講演会 住民40人参加
公民館の役割を改めて考えようと、「公民館の現在・過去・未来」と題した講演会が、先月6日、プラッツ習志野内の中央公民館で開かれた。主催は市民グループ「大久保地区公共施設再生事業を考える会」(竝木健至会長・68)。地元住民ら約40人が参加した。
市は老朽化などによる将来的な財政負担を減らすため、公共施設の機能集約や民間活用による「再生計画」を進めている。昨年11月には公民館や図書館、市民ホールなどを集約したプラッツ習志野をオープンした。経費を削減しつつ市民サービスの向上を図りたい考えだが、長年、公民館を利用してきた市民からはその在り方に疑問の声が上がっている。
「公民館は本来、地域に必要なものを利用者と作り上げる場所だが、効率化と民間委託によって市民の手を離れつつあり、施設の目的が達成できていないのでは。役割を再確認したい」と同会。講師を務めた元菊田公民館職員で宮崎大名誉教授の上條秀元さん(76)は、公共施設の管理運営を民間が担うことによる問題点として「すべてに該当するわけではない」と前置きした上で、収益優先の料金設定や経費削減による非正規労働の拡大、自治体関係者と事業者の癒着などをあげた。
一部の施設の利用料が以前より高額なことを念頭に、「住民は受益者ではなく、学習権を有する権利主体だ」と上條さん。新しくなった中央公民館については、「事務室は職員と利用者が対話する場だが、そうなっておらず不自然だと感じた」と指摘。「声が集まれば変えられることもある。粘り強く訴える必要がある」と話した。
同会は今月6日14時から同会場で、中央公民館の利用の現状などについて市職員と意見交換する「出前講座」を開く。京成大久保駅から徒歩1分。無料。問合せ・申込みはTEL 090・1733・4372 竝木(なみき)さん
(編集部より)
このブログに載った8月6日出前講座のお知らせです。
その他大久保地区公共施設に関する過去のブログ記事もご参照ください。
5月25日(月)講演会「公民館の現在・過去・未来」のお知らせ - 住みたい習志野
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