(ニューズウィークの記事より)
ロシア兵がレイプを行った、などのニュースが世界中に流されていましたが、これらのニュースを発信したウクライナ側の責任者で元大臣のリュドミラ・デニソワさん。フェイクニュースを流し過ぎた、という理由で5月31日ウクライナ政府から解雇されたそうです。
ウクライナ当局者、ロシアの性的暴行疑惑の取り扱いをめぐって解雇
ウクライナ当局者、ロシアの性的暴行疑惑の取り扱いをめぐって解雇 (newsweek.com)
ウクライナ政府高官は、ウクライナでロシア人に対してなされた性的暴行疑惑を詳述した報告書の取り扱いに関して、彼女の義務から解放された。
火曜日、ウクライナ議会、ウクライナ最高議会が、ウクライナ・プラウダによれば、議会の人権担当委員リュドミラ・デニソワを彼女のポストから解任した。この役割を担うための新しい任命は行われていません。
デニソワを解任する動きは、ロシア人による性的暴行疑惑に関する公の報道で使われた文言と、未確認情報のこれらの報告における流布疑惑に対する怒りの後に起こった。ウクライナからの非難にもかかわらず、クレムリンは、ロシア軍兵士が侵略中に戦争犯罪や性的暴行を犯したことを繰り返し否定している。
先週、ウクライナのメディアとジャーナリストは公開書簡に署名し、その中で、レイプや性的暴行に関する報道を、特に子どもが関わる場合には「慎重に公表する」よう要請した。
公開書簡はまた、「戦時中の性犯罪はジェノサイドの道具であり、規則のない戦争を遂行する道具であることを理解することが重要ですが、観客の感情を煽る説明資料として役立つことはできません」と述べています。
ウクライナ議会の人権担当委員リュドミラ・デニソワは、ウクライナにおけるロシア人性的暴行疑惑の取り扱いを理由に、彼女のポストから解任された。
書簡はまた、ジャーナリストが未検証であると述べた事件の詳細を含むことについてデニソワを批判し、「公表前に事実を確認する」ことと「十分な証拠がある情報のみを開示する」よう求めた。
(以上、ニューズウィークの記事より)
ただ、ウクライナ政府の承認を受けず、デニソワさんが勝手にフェイクニュースを流した、とは考えにくく、問題が大きくなったためゼレンスキー政権が「トカゲのしっぽ切り」をやったのではないか、という報道もあります。
このニュース、日本でだけ報道されないのはなぜ?政府の「戦争政策」に忖度(そんたく)?
このニュース、このニューズウィークの記事を初め世界中で報道され、ウクライナでもメディアで報道されています。(下の写真はウクラインスカ・プラウダの記事)
ところが、なぜか日本では全く報道されていないようです。
それなりに多方面からの情報が報道されている欧米では、日本のような「ロシアをやっつけろ」「ウクライナに武器を」みたいな一方的な論調は影をひそめてきているようです。
(動画:イタリア世論の変化)
日本政府の「7月国政選挙で改憲派が圧勝⇒ウクライナ戦争をチャンスに、改憲、敵基地攻撃能力、核共有、軍事費倍増(アメリカの兵器を爆買い)、台湾有事に自衛隊参戦、と一挙に『戦時体制』に持ち込む」という危険な動き。
この岸田政権の動向に日本のメディアは忖度(そんたく)して、戦前のような、政府に都合の良い「大本営発表」ばかりメディアに載せ、それ以外は報道しない、というようになってきているのでしょうか?戦時体制、すでに始まっているようです。
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