東京新聞8月12日号に以下の記事が載りました
毎10日はオスプレイ「強行配備の日」抗議
JR津田沼駅前
市民団体が活動
陸上自衛隊の輸送機オスプレイが木更津駐屯地に暫定配備され、習志野演習場でも訓練が行われるとして、地元の市民団体が十日夕、JR津田沼駅北口で「オスプレイはいらない」と抗議活動をした。一磯目の配備は七月十日だったことから、毎月十日を「強行配備の日」とし、反対の声を上げ続けるという。
市民団体は「安保関連法に反対するママの会@ちば」と[どこの空にもオスプレイはいらない@フナバシ」。習志野演習場周囲の船橋、八千代、習志野市は人口密集地だけに、「墜落などトラブルが絶えないオスプレイの配備を撤回させたい」と、同演習場にほど近い津田沼駅を選んだ。
抗議活動には約八十人か参加し、交代でマイクを握りながら「米国からは武器をどんどん購入するのに、新型コロナウイルス対策など国民を守る政策はおろそかだ。」「暫定配備されたのは防衛省のオスプレイ。日本政府所有だけに、反対運動で撤回させることができる」などと一時間にわたって訴えた。
両団体によると、この日は八千代市、千葉市花見川区、市原市でも同様に、地元団体などが抗議活動をした(保母哲)
オスプレイの危険性について
リムピース(「追跡!在日米軍」というサイトを運営する市民団体)
http://www.rimpeace.or.jp/
の頼和太郎(らい わたろう)さんがわかりやすく説明してくれています。
(以下「オスプレイ配備の危険性」(七つ森書館)より)
一番あぶないのは、オートローテーションが効かないこと(頼さん)
簡単に言えば、体重が重いから小さな傘では落ちるスピードを緩和できない。だから地面にたたきつけられる。それがオートローテーションが効かない、ということです。オートローテーションが効かないときにはグライダー方式にすればいいじゃないかということになるんだけど、それに切り替えるに必要な時間が12秒。その間に1600フィート(約500メートル)落ちると資料にはある。つまり、1600フィート以下で飛んでいる場合は墜落するということですね。
頼さんの講演
自分で巻き上げた砂を吸い込んで墜落したオスプレイ
オートローテーションとは
オートローテーションが効くヘリコプターでも機体は大破(模型です)
※ビル屋上のヘリポートが耐えられるのは6トンまで。しかしオスプレイは16トンなのでヘリポートは使えない。重いから、プロペラを回しても時速130キロメートルの猛スピードで落下し、地面にたたきつけられ、乗員は助からない。普通の飛行機はグライダーグライダーのように風に乗ってゆっくり降りることができるが、オスプレイは重すぎて、それができない。
(オスプレイの飛行コース)
習志野・船橋・八千代でも、首都圏でも、オスプレイの墜落におびえる日がやって来る
巨大な弾薬庫のある習志野演習場でオスプレイが演習。もしその弾薬庫の上にオスプレイが墜落したら…
横須賀の原子力潜水艦の真上をオスプレイが飛ぶ。もし原潜の上にオスプレイが落ちたら…