(5月10日付東京新聞より)
動画でひたる昭和 収蔵品活用し「回想法プログラム」 船橋市郷土資料館HPで公開
動画でひたる昭和 収蔵品活用し「回想法プログラム」 船橋市郷土資料館HPで公開:東京新聞 TOKYO Web
船橋市郷土資料館は、収蔵品を活用した回想法プログラムの動画二本を制作した。昭和時代の思い出を振り返る「バーチャル四畳半にあふれる思い出...
東京新聞 TOKYO Web
船橋市郷土資料館は、収蔵品を活用した回想法プログラムの動画二本を制作した。昭和時代の思い出を振り返る「バーチャル四畳半にあふれる思い出」は夏秋編と冬春編があり、同資料館のホームページで公開。「オルガンとともによみがえる思い出の調べ」は、希望する高齢者施設へDVDを配布する。 (保母哲)
回想法は昔懐かしい写真や音楽、家庭用品などを見たり触れたりしながら、当時の体験や思い出を語り合う心理療法の一つ。高齢者の認知症予防などにつなげようと、文化庁の戦略的芸術文化創造推進事業に応募し、同資料館の提案が採用された。
【動画配信中】ふなばし生涯学習チャンネル
【動画配信中】ふなばし生涯学習チャンネル
「バーチャル四畳半にあふれる思い出」
(冬春編)
(フラフープ)
(夏秋編)
(紙芝居)
資料館に設置された四畳半の居間を三百六十度カメラで撮影。壁面に昭和三十〜五十年代に使われたダイヤル式の黒電話や洗濯板、ちゃぶ台といった画像を合成した。紙芝居やお祭りなどもナレーション入りで紹介されている。希望する高齢者施設には簡易型VR(バーチャルリアリティー)ゴーグルが配布される。
よみがえったオルガンの音色(花輪戦時疎開学園・宮本国民学校)
(フラフープ)
(夏秋編)
(紙芝居)
資料館に設置された四畳半の居間を三百六十度カメラで撮影。壁面に昭和三十〜五十年代に使われたダイヤル式の黒電話や洗濯板、ちゃぶ台といった画像を合成した。紙芝居やお祭りなどもナレーション入りで紹介されている。希望する高齢者施設には簡易型VR(バーチャルリアリティー)ゴーグルが配布される。
よみがえったオルガンの音色(花輪戦時疎開学園・宮本国民学校)
戦時下の一九四四年、東京から船橋へ疎開してきた児童のために開校した「花輪戦時疎開学園」で使われたオルガンを、撮影で活用。先生役と児童役の人たちが「我は海の子」「赤とんぼ」など六曲を合唱している。
このオルガンは学園の閉鎖後、近くの宮本国民学校(現在の宮本小学校)の先生に引き継がれて保存され、八六年に同資料館へ寄贈された。音が出ず傷みも目立っていたため、今年一月から修理され、かつての音色を取り戻した。
(編集部より)
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「紙芝居人生」
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