(市民からの投稿です。記事の中で、「習志野市民フォーラム」ブログの記事も引用させていただきました)
旧庁舎跡地活用検討委員会(平成31年3月20日~令和2年7月10日まで)全6回を傍聴して
特別傍聴人 大下
一言で言うと、全く市民目線を欠いた委員会であった。
(委員会のあり方・市民との協働・市民参加の委員会になっていない)
※委員一覧、議事録等は市のホームページでご覧になれます。
第1回〔平成31年3月20日)
「最初から結論ありき」である。
○旧庁舎跡地の処分(財源化)を公言する市長は、第1回会議の挨拶で将来にかかわる施策の大きな財源にしたいと述べ
○市側が配布した資料にも「財源化を前提とした有効活用にについて検討」するのが、検討委員会の役割、と書いてある。
つまり「検討委員会は、旧庁舎跡地を財源化(売却か貸し出し)をするのが良いかどうか検討するのでなく、市長が望む財源化、という結論を出すのが役割」としてしまっている。
これでは身も蓋(ふた)もない、と委員からも反発があったため、第2回の資料では「売却が決まっていることはない。本委員会でどのような手法が適切か方向性を導いていく」という記載になったのに、結局第1回から6回までに、財源化が良いかどうかは議論されず、市側が検討(案)を作成してしまった。
第2回(令和元年5月27日)
10名中、市民2名(公募)は少なすぎる-公募選考に問題がある。他2名は地域代表、6名は利害関係者である。(市に都合のいい人を選択)
途中、令和元年11月に市民2名のうち1名が退任(理由不明)したのに、補充されなかったのも問題。これでは「市民」の声を聞いたことにならない。
第3回(平成元年7月11日)
誰でも傍聴できるよう、委員会開催日を広報に載せるよう再三依頼したが、実現しなかった。(ホームページにだけ載せた)
市民委員に応募したが、委員に選任されなかった市民数名を「特別傍聴人」とし、「会議後20日以内に、委員会に対する意見があれば市に提出できる」としたが、人数が少なすぎる。改善を提案したが、無視された。
「特別傍聴人」は必要ないと思う。誰でも傍聴でき、誰でも意見を市に提出できるようにすべきだった、と思う。
第4回(令和元年9月30日:ただし、佐倉市への視察。傍聴もない)
委員会は事務局から指示されるとおりにやっている。これでは委員の意味が無い。
第4回習志野市旧庁舎跡地活用検討委員会 - 習志野市民フォーラム
第4回目の検討委員会が開催されます。市長は売却・貸付ありきと表明していますが検討委員会の委員はこの市長発言をどうとらえるのでしょうか。市庁舎...
第4回習志野市旧庁舎跡地活用検討委員会 - 習志野市民フォーラム
第5回 (令和2年2月18日)
特別傍聴人が提出した意見書への回答は事務局が作成したものであり、委員がこれを追認する。これでは、跡地利用について検討するのが、検討委員会の委員なのか、事務局(市の職員)なのかわからない。
(市への意見書に市が回答)
第6回(令和2年7月10日:最終)
委員からの様々な感想意見があった。
「市民一人一人が納得するようなプロセスが大事」「情報公開が大事である」「6回の委員会は少なかった。もっと議論すべきだった」等まっとうな意見があった。
1回目からの会議でこういうことを提案し、活かしてもらいたかった。
(以下第6回検討委員会の内容です:特別傍聴人が作成)
第6回旧庁舎跡地活用検討委員会 2020.7.10 10:00~11:00
次第
1.開会 高山委員は欠席
2.報告
(1)特別傍聴人からの意見の取扱状況について
特別傍聴人4名のうち2名より意見があった。(別紙)
3.議事
(1)検討報告書(案)について
今回の修正した報告書(案)(前回分より)の変更について各委員からの意見を求める。事務局でとりまとめている。
まず、事務局の星野課長から前回よりの変更点(赤字部分)を読み上げる
変更点について意見なし。全般についての意見は
<鈴木委員> p9、4 活用方法について
習志野文化ホール(40年以上の老朽化、野村不動産が所有で周辺一帯を見直す建て替え・協議中)がなくなった場合は?記載(変更記入)は委員長にまかせる。
<三代川委員> p12.2防災機能について
大地震等の避難場所が更に必要と考える。昨年の台風時には5千人の避難者が来て、どうしていいかわからない状態だった。災害に対して関心が少ない。よかったな、という避難場所を考えるべきだ。
<星野資産管理課長>
今の件は危機管理課が担当。建て替え等を資産管理課が担当。公共施再生計画、国からの防災資金を活用している。
<三代川委員>
他の市では防災公園があるところがある。準備をしておかねばいけない。長期的な考えのもと、防災計画を考えて欲しい。
<吉田委員長>
防災をわかり易く記入することでどうでしょうか。松丸副委員長と相談します。市の計画を入れて報告する。
意見については、習志野文化ホール、防災についての2点。
今回が最終日となる。報告書(今回の修正をした)を市長に渡して任期満了となる。委員長と松丸が提出する。
4.その他
各委員の感想
<色川委員> 多様な意見があった。信頼ができた。
コロナについて、IT・デジタル化、働き方
<鈴木委員> いい経験だった。
<脇田委員> 何ができるか考えた。生活様式が変わってきた。習志野市のまちづくり
<三代川委員> 防災について、いい方法を考えてもらいたい。
<那須委員> 報告書(案)にまとまっている。市長に報告する前に修正した報告書を各委員に渡すのか?
<星野資産管理課長> 各委員に渡し、確認する。
<那須委員> 途中からコロナが発生し、深刻になっている。市民一人一人が納得するようなプロセスが大事。情報公開が大事である。
<中尾委員> 途中4月から参加。コロナ等色川委員がいった通りです。
<松丸副委員長> 6回の委員会は少なかった。もっと議論すべきだった。少子高齢化、多世代の交流、お年寄りにがんばって欲しい。
<吉田委員長> 人口減少、税収が減っていく。社会保障費が増していく。財政が厳しい。
事務局 本日が最終回です。
解体工事 第1期 12月20日まで 第2期 令和4年まで
11:00終了
(傍聴を終えて、最後に)
私は市及び委員会に第三者性(中立性)、独立性(公平性)、専門知識をより強く求めてきましたが、市民無視の残念な委員会でした。
(編集部より)
下記の記事もご参照ください。
「旧市庁舎問題」のブログ記事一覧-住みたい習志野
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資産管理課作成「案」の承認委員会でした。
手を挙げた二人の委員からの意見は、文化ホールのことと、防災についてでした。
その問いへの答えはお粗末。
投稿をご覧ください。
台本があって、それに沿って台詞を言うだけという、形だけの委員会です。
当日配布された中に、ある市民からの考えと、それに対する市の考えがプリントされていました。
ご本人も傍聴にいらしてました。
プリントにして配っておしまい?
市民の声をどう考えているのでしょうか。
最後は委員たちが、お互いにねぎらい合ったようなひと言を述べていましたが、時計を見ましたら10:45.委員会の時間は45分でした。
委員たちには1回の出席につき7500円が支払われています。
委員会終了後、知り合いの何人かに「検討委員会っていうのにこれこれしかじかでひどかった」と言いましたら、「そんなもんでしょう」と。
役所ってそうなんですね。
情けなくなりました。