宮本市長の「政治資金収支報告書」、令和２年度の政治活動費は６，７２０円だけ？

（ブログ読者の投稿です）

千葉県選挙管理委員会がホームページで公表している「政治資金収支報告書」

今回は、千葉県選挙管理委員会がホームページで公表している「政治資金収支報告書」を読んでみることにします。

まず公表年を選択すると、例年１１月頃に「定期公表」があります。これをクリックすると、さらに「政党の支部」「国会議員関係政治団体」「資金管理団体」「その他の政治団体」に区分されています。ここでは代表例として、市長の後援会を取り上げてみることにしましょう。「資金管理団体」の「み」をクリックすると「宮本タイスケ後援会」が出てきます。

資金管理団体　み行｜令和元年分定期公表（2年11月27日公表）

https://www.pref.chiba.lg.jp/senkan/shikin/reports/20201127/contents/374580_2019.pdf

宮本タイスケ後援会は主たる事務所を習志野市屋敷３－６－１に置き、代表者は宮本泰介氏、会計責任者は宮本智花氏です。自分で自分を「後援」している形になっていますが、これは「資金管理団体」の指定を受けているためでしょう。資金管理団体とは、公職の候補者のために政治資金の拠出を受け、あるいは公職の候補者が政党から受けた政治活動に関する寄附の経理を行うことができる政治団体のことです。この場合、公職の候補者自らがその代表者である必要があります。

令和元年については、前年からの繰越額が252,527円、本年の収入額は1,030,000円、合計1,282,527円の収入がありました。一方支出は1,270,735円で、差引11,792円は翌年へ繰越となります。次に本年の収入1,030,000円の内訳ですが、個人からの寄付が980,000円、政治団体からの寄付は50,000円でした。

個人からの寄付980,000円の内訳としては、石井友治氏から50,000円、中島広明氏から100,000円、古谷徳一氏から50,000円、細井良則氏から100,000円、その他５万円以下の寄付が計680,000円でした。

政治団体からの寄付50,000円については、千葉県歯科医師連盟習志野市支部からの50,000円1件だけでした。

次に支出1,270,735円の内訳ですが、光熱水費は15,894円でした。

備品・消耗品費については、看板代が91,800円、その他198,876円、計290,676円でした。

事務所費は事務所一時使用契約金750,000円、駐車場契約金及び賃料50,000円、その他の支出72,845円で、計872,845円でした。

また、組織活動費（行事費）として91,320円を使いました。以上で、支出合計は1,270,735円となります。

土地、建物などの資産はありません。

最後に、真実に相違ないことを会計責任者が宣誓しています。

 

以上が令和元年分でした。次に令和２年分です。

資金管理団体　み行｜令和2年定期公表（3年11月30日公表）

https://www.pref.chiba.lg.jp/senkan/shikin/reports/20211130/contents/374580_2020.pdf

令和２年については、前年からの繰越額が11,792円、本年の収入額0円、収入の合計は11,792円でした。一方支出は6,720円で、差引5,072円は翌年へ繰越となります。本年の収入はなく、説明すべき内訳もありません。

支出6,720円は事務所費でした。前年には支出があった光熱水費、備品・消耗品費、組織活動費は、今年はまったくありませんでした。

１件あたり１万円を超えていないので、明細は省略します。

 

土地、建物などの資産は今年もありません。

最後に、真実に相違ないことを会計責任者が宣誓しています。令和２年度は6,720円で政治活動が済んでしまいました。

 

　今年も来月には令和３年分の「定期公表」が行われます。ぜひご自分でいろいろ目を通してみてください。有権者として大切なことです。

 

 

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