2年前「あまりに非人道的」という内外の批判の声が高まり、廃案になった入管法改悪。母国に無理やり帰されれば殺されるかも知れないのに、「難民申請を3回却下すれば、強制送還」。この恐ろしい法律が明日28日強行採決されようとしています。
(時事通信の記事)
入管法改正案、28日にも採決 自公維国が修正合意、立民反対:時事ドットコム
(FNNプライムオンラインの記事より)
「家族の人生はめちゃくちゃになる」入管法“改正”を恐れる難民申請者たちの声
いま入管法改正案の国会での審議が大詰めを迎えている。果たしてこの「改正」は祖国から難を逃れて日本にやってきた人々にとってどう映るのか?取材した。
「私の家族の人生はめちゃくちゃになる」
サグラムさん(22)はトルコの南東部に生まれたクルド人だ。祖国で迫害を受け身の危険を感じて日本に逃れた父親の後を追って、母親と姉とともに9歳の時に日本にやってきた。その後埼玉県川口市で公立の小中学校、県立高校を経ていま埼玉県内の大学に通っている。
家族はこれまで複数回にわたり難民認定申請を行っているが不認定とされてきた。いま父親は仮放免中で働くことができない状態だ。
「親が送還されたら子どもだけで生活できない」
一方与野党の修正協議では、在留資格がない子どもには「在留特別許可」を与えることが検討されている。それに対してもサグラムさんは不安を隠さない。
「在留特別許可を与えようと言っていますけど、多分与えませんよね。これまでも与えてきませんでしたから。たとえ子どもに与えたとしても、親が送還されたら子どもだけで生活できないじゃないですか。誰が面倒を見ますか?だから親を難民認定することが一番重要だと思うんです」
「難民を認めたくない言い訳に過ぎない」
難民認定されないのは、日本がクルド人を敵視するトルコと友好関係であるためだとされている。これに対してサグラムさんは憤慨する。
「確かにそうですけど、トルコと仲が悪いわけではないヨーロッパやカナダ、オーストラリアでは、クルド難民を認めているんです。ドイツとトルコは友好国ですが、ドイツもクルド難民を認めています。他の国では認定できる理由が見つかるのに、日本だけ見つからないというのはすごく変だと思います。だからそれは難民を認めたくない言い訳に過ぎないと思います」
(東洋経済ONLINEの記事より)
在日ミャンマー人が語る「国へ強制送還」の恐怖
抗議集中の入管法改正、「命のビザ」の行方は…
(2年前の記事ですが、この時「あまりに非人道的」なので廃案になった入管法改悪。今回ほぼ同じ内容で強行成立させようとしています。「日本という国、本当に恐ろしい」難民の人たちはそう思っているでしょうね。)
たどり着いた日本で難民申請をすること4回。いずれも認められなかった。不法滞在者として入管施設に収容されたこともあった。
今年1月、仮放免中のハンさんに入管の職員はこう語ったという。
「この先ビザが出なかったら、入国警備官に連れられ、飛行機でミャンマーに返されるよ」
翌2月、祖国でクーデターが発生した。
ハンさんのように在留資格がなく、送還の危機にある在日ミャンマー人は少なくとも数百人とみられる。現在は在留資格があっても、在留期間の到来により帰国が義務づけられている技能実習生などを含めると、その数は数千人にふくれあがる。彼らの身はどうなるのか。
過去5年で難民申請が認められたのはたったの1人
過去3年、日本に難民申請をしたミャンマー人は、2018年656人、2019年788人、2020年602人。いずれも却下だった。直近で認められたのは2016年。わずか一人だった。
今年3月、米国バイデン政権は在米ミャンマー人約1600人全員に対し、18カ月の滞在猶予期間を認める決定をした。
(移住連のホームページ)
特定非営利活動法人 移住者と連帯するネットワーク(移住連) (migrants.jp)
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