(7月15日東京新聞より)
「スガ総理」ですが何か… 「ザ・ニュースペーパー」山本天心 コロナ、五輪、支持率 本物以上に本音がチラリ
内閣支持率の下落が止まらない。その要因はコロナ対策の度重なる不手際と、国民に我慢を強いながら五輪開催に突き進む矛盾に尽きる。ならば、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」で「スガ総理」を演じる山本天心(58)に、“本人”が置かれた立場や心境をどう表現しているのか直撃した。 (立尾良二)
七月五日、東京・有楽町で催された自主公演。観客を前に、スガ総理に扮(ふん)した山本が一喝した。「皆さん、来ていただいたのはうれしいが、私、何度も言いましたよね。不要不急の外出は控えろと」。ドッカーンと笑いがはじけた。
ザ・ニュースペーパーもコロナ禍で定期公演や地方巡業、寄席出演がほとんどなくなった。久しぶりの大舞台に山本は「僕らのホームグラウンドは舞台。この閉塞(へいそく)的で息苦しい時代を、笑い飛ばして発散したい。それがわれわれの使命であり仕事。笑って免疫力を上げましょう」と言う。
そんな山本がスガ総理に“変身”してインタビューに応じた。
東京は四度目の緊急事態宣言に入った。首相の声色で「四度目ともなると、国民に緊張感がなくなるのは分かっていた。だからもう緊急じゃないので、『緊急辞退宣言』にしようと思った。五度目はそうしますよ」と悪びれない。支持率も落ちた。「NHKや読売新聞が私を忖度(そんたく)しないのか、見放されたと思いましたね」と肩を落とす。
迫る五輪開幕。「人類がコロナに打ち勝った証しとして絶対やりますよ。こんな状況でなぜやるのか、説明責任を果たしてないと言われるが、何回も私、説明しましたよね。安全安心なオリンピックを開催すると。何度も何度も、しっかり、明確に、分かりやすく、はぐらかしてきているじゃないですか」
「しかも専門家の皆さんにもちゃんと耳を傾けていますよ。耳を傾けているだけで、話を聞くなんてひと言も言ってませんよ。五輪はやれば絶対盛り上がる。リスクが逆に特効薬になるんです。リスク、リスクリ、クスリ…。反対から読めば薬なんです」
ここまで五輪にこだわる理由を「スガ政権の祭典だから。スガさんの生命維持装置なんです。五輪がぽしゃったらスガ政権も終わっちゃいます」と言いつつ、「全責任は小池(百合子)都知事にあるんですよ。なぜ私ばかり前面に立つんでしょうか」と“本音”も。
東京都議選で、首相は「自公で過半数」との約束を果たせなかった。「総理は自民党総裁なのに、どこからも選挙応援に呼ばれなかった。来たら迷惑と言われた。まさに党内は一枚岩です。寂しい」と嘆く。
小池都知事について「入院して支持率を上げた。うらやましい限りですよ。総選挙で私が使おうとした策略だったのに先を越された。これ、トップシークレットですよ」。さらに秋までにある衆院選の“秘策”を明かす。
「意表を突いて五輪開催中に解散しようかと。野党は準備していないから大騒ぎですよ。そして解散二、三週間前に、全国民に特別給付金を配布いたします。これは効きますよ。賄賂ではない。ちゃんとした給付金だから、いわば公的賄賂です。二十〜三十万円も配れば、ああ自民はありがてえなあとなる」とニヤリ。「皆さん、ダマされちゃだめですよ」と付け加えた。
山本に戻って「菅さんの最大の弱点は言葉、表現が下手なことです。小池都知事は言葉がうまい。ダイバーシティーとか、ステイホームとか。ちょっと気が利いている」と指摘する。
その対策として「誰かとコンビを組むこと」と提言。「感染症対策分科会の尾身(茂)会長とよく会見するでしょ。私、それを見ながら思うんです。『最近は本当に首相らしくなってきた。貫禄が出てきたね…、隣の尾身さんが』と。だから尾身さんと組むか、私と組んで『Wスガ』はいかが。突っ込みどころ満載の会見になって支持率上昇!」と笑う。
ここで再びスガ総理に登場してもらおう。酒類提供が感染者増加の主因なのか。「その科学的エビデンスを調べるより、私の前任者が配ったアベノマスクの飛沫(ひまつ)が漏れ漏れだったことを科学的に証明されたら、まずいですよ。あれ、税金を二百五十億円も投入したんだから」とおびえる。しかし、そこは自民党。「偽装、隠蔽(いんぺい)、改ざん、賄賂、横領は伝統芸なんです。先輩が作り上げたものは、ちゃんと踏襲して、美しい日本を守っていく。それが自民党らしさではないでしょうか」と胸を張った。
最後に西村康稔経済再生担当相の問題発言について「飲食業、酒販売業の皆さんにおわびしたい。コロナ終息宣言を出した暁には、総理官邸で国民総出のビールかけを催します。お酒の消費量も上がります。西村大臣の顔に思い切りビールを浴びせてください」と締めくくった。
(以上、東京新聞記事より)
こんな動画もありました

「飲食店への圧力、金融機関によるしめつけ」問題でも、いつものように責任逃れ
(西日本新聞の記事から抜粋)
「西村氏の独断」印象付けに躍起…首相と周囲の言葉ににじむ思惑(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
新型コロナウイルス対策で、酒類提供を続ける飲食店に対応を取るよう酒類販売業界と金融機関に行った要請を撤回した菅義偉政権が、「西村康稔経済再生担当相の独断だった」との印象付けに躍起になっている。ワクチン接種や東京五輪・パラリンピックを巡る混乱で内閣支持率が低迷する中、これ以上、首相の傷口が広がるのを回避しようとの思惑がにじむ。
酒類提供停止に応じない飲食店に対し、酒類販売業界に取引停止を、金融機関には順守の働き掛けを求めた二つの要請は、7日の新型コロナ対策の関係閣僚会合で首相らに説明され、翌8日に西村氏が公表した。
当初、「あくまで一般的なお願いだ」(加藤勝信官房長官)と要請を維持して乗り切ろうとした政権だが、衆院選を間近に控えた時期に世論と業界から想定外の強烈な反発を受けて一転、「撤回ドミノ」に追い込まれた。ある閣僚は「(要請は)政府方針ではない」、官邸筋も「首相は詳しい中身まで知らなかった」などと強調。西村氏個人の「勇み足」とのシナリオへ誘導し、政権トップの責任問題に波及しないよう腐心している様子がうかがえる。
一方、政府関係者によると、西村氏は周囲に「総理の了解まで得ていたのに、はしごを外された」とも漏らしているという。いずれにしても、政権が強権的な印象を与える施策を乱発し、臆面もなく引っ込めた混迷ぶりに変わりはない。ガバナンス(統治)機能の低下を指摘する声が強まっているが、官邸幹部は「今回はたまたまだ」とうそぶく。
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