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恐怖と混迷のミャンマー、立ち尽くす日本企業(日経ビジネス)

2021-06-16 16:39:22 | ミャンマー

(6月14日付日経ビジネスの記事より)

恐怖と混迷のミャンマー、立ち尽くす日本企業

恐怖と混迷のミャンマー、立ち尽くす日本企業

 

国軍によるクーデターを機に大混乱に陥り、経済の先行きも不透明になったミャンマー。最後のフロンティア」に期待をかけて進出した日本企業は、身動きが取れずにいる。日和見をいつまでも続けることはできない。いずれ厳しい判断を求められる時が来る。

 今年4月のある晩、ミャンマーの首都ネピドーに住むミン・ナイン・ウー氏(仮名)はテレビのニュースにくぎ付けになった。自分の名前と顔写真が映し出され、軍事政権が指名手配したと報じていたからだ。

 2月1日のクーデターで全権を掌握したミャンマー国軍は、これまでに少なくとも800人を超える人々を殺害し、4000人以上の人々を拘束した。ミン・ナイン・ウー氏は、SNS(交流サイト)で国軍の暴挙を世界に発信し、CDM(市民不服従運動)を積極的に支援した。これが当局の反感を買ったようだ。

ヤンゴンで3月に起きたデモの様子。国軍の弾圧を背景にデモは沈静化しつつある。(写真=Getty Images)

 

 拘束されれば命の危険がある。「逮捕者は『尋問センター』と呼ばれる場所に連行され、ひどい仕打ちを受ける」。民主派勢力が結成した「挙国一致政府(NUG)」のアウン・ミョウ・ミン人権担当大臣もこう指摘する。

 ミン・ナイン・ウー氏はネピドーからの脱出を決意し、有力少数民族の影響下にある地域に向かった。追跡を逃れるため、幾度も車を乗り換えなければならなかった。少数民族武装勢力と国軍との戦闘が間近で勃発したこともあった。「銃弾の音が絶え間なく響き、至近距離で手りゅう弾や地雷が爆発する。生きた心地がしなかった」と同氏は振り返る。

 国軍は民主派勢力を支持する少数民族の町や村に砲弾を打ち込み、空爆にまで踏み切った。「襲撃を受けていない村にも国軍の戦闘機やドローンが毎日のようにやって来る。住民はジャングルに逃げ込まざるを得ない」(少数民族関係者)。都市から逃れた人々も含め、どれほどの人が難民となることを強いられているのか。実体の把握は難しいが、タイ国境に近い東部カイン州周辺だけで7万人以上の避難民が発生しているようだ。

クーデター後、多くの難民が発生した。数万人がジャングルでの避難生活を強いられている。(写真=カレン・ピース・サポート・ネットワーク提供)

 

恐怖がもたらした一時の平穏

 一方、ネピドーやマンダレー、ヤンゴンといった都市部は少しずつ平穏を取り戻していった。「この調子でいけば経済も近く元通りになる」。日本企業の関係者の中にはこう楽観する向きもある。ただ抵抗運動が沈静化したのは、「目立った動きをすれば殺される」という恐怖が浸透したからにすぎず、「国軍への怨嗟(えんさ)の声は今も満ちている」(ヤンゴン在住者)。

 実際、ヤンゴンでは爆発や銃撃事件が頻発するようになった。現地報道によると、最近では民間施設も狙われるようになっている。NUGは国軍の弾圧から人々を守るため「国民防衛隊(People’s Defense Force)」を発足させた。国軍の弾圧を受け都市部を逃れた人々の一部は、少数民族武装勢力から軍事的な訓練を受けている。「ジャングルでの生き延び方に加えて、国軍に『反撃』するすべも伝えている」。ある少数民族武装勢力の幹部はこう話す。訓練を受けた人の一部が都市部に戻り、過激な行動に出る恐れはある。「近く反国軍勢力が一斉蜂起する」。都市部に住む人々の間にはこんな噂も駆け巡る。

 現金不足も深刻だ。ATMには長蛇の列ができ、企業は一部を除きブローカーを通じて現金を調達せざるを得ない状況になっている。法外な手数料を取られるため「商売をすればするほど赤字になる」とある中小企業関係者はこぼす。以前は4000チャット程度だった鶏1羽が今では6000チャットするなど物価上昇も顕著だ。

現金不足が深刻化し、ATMには長蛇の列ができる(写真=ロイター/アフロ)

 経済の見通しは不透明だ。海外からの投資が滞ることが避けられない。「国軍系企業を中心に据え、中国やロシアなど親和的な国に頼りつつ天然資源や農産物を切り売りして外貨を稼ぐことになる」(日本政府関係者)。先行きの不透明を受けてアジア開発銀行は4月、ミャンマーの2022年の経済成長見通しを示すことを見送った。

 米国や欧州連合(EU)は国軍に厳しい態度で臨んでおり、既に国軍関係者や企業に制裁を科した。ノルウェーの通信大手テレノールは巨額の減損損失を計上してミャンマー事業の価値をゼロにし、その上で人権尊重を軍政に求めた。5月に入ると仏トタルと米シェブロンがガス事業で軍政への支払いの一部を停止すると発表している。

 一方、400社以上が進出する日本企業の大半は身動きが取れずにおり、日本政府も軍政に厳しい姿勢を取ることを避けてきた。

スズキやヤクルトは工場停止

 5月中旬の段階で、スズキやヤクルト本社などの大手工場は生産を停止しており、建設工事なども止まっている。人件費など固定費は垂れ流しで早く事業を再開したいという思いが現場にはあるが、下手に動けない事情がある。

 大きな懸念材料の一つが、軍政の経営への介入だ。これを象徴する出来事が、日本とミャンマー両国の官民で共同開発され、日本企業が多く進出するティラワ経済特区(SEZ)で起きた。ミャンマー政府はSEZの管理委員会を通じ開発会社の10%の株式を保有する。アウン・サン・スー・チー政権の経済分野のキーパーソンでもあった委員長はクーデターで国軍に拘束された。

 5月に入ると軍政の指名を受けた新たなトップがやってきた。時を同じくして、入居企業への聞き取り調査が始まった。「今後の工場稼働の見通しや投資計画などを細かく聞かれた」(入居企業)。あるメーカーは生産設備の一部を国外に移そうとしたが、軍政に輸出を止められたという。

 ミャンマーで事業展開する以上、軍政と無関係ではいられないが、唯々諾々と従っていては今度は市民や国際社会の批判を受ける。「早く事業を再開させたいが、そうするとNUGやNGO(非政府組織)の連中がうるさい」(大手商社現地関係者)。「我々は誰が国軍に親和的なのか、常に見ている」。あるヤンゴン在住のミャンマー人はこう話す。

 日本と国軍との関係が近いという報道も相次いだ。真っ先に批判されたのは、国軍系企業と合弁でビール事業を展開していたキリンホールディングスだ。また国防省が所管する土地の再開発事業を手掛けていたフジタや東京建物、ヤンゴン近郊のバゴー橋建設事業で国軍系企業を下請けとしていた横河ブリッジなども批判を浴びている。KDDIの立場も厳しい。クーデター後、国軍の命令に従って通信規制を繰り返したためだ。

(以上、日経ビジネス記事から一部抜粋)

 
 
 
 

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私の国は”ミャンマー”です (7月18日午後2時、プラッツ習志野で)

2021-06-15 07:10:54 | ミャンマー

私の国は”ミャンマー”です
船橋と習志野で暮らすミャンマー人の方が”私のミャンマー”を語ります。
2021年 7月18日(日) 午後 2:00から
プラッツ習志野(北館第三集会室)

 

ミャンマー連邦共和国(通称:ミャンマー)のことを、私たちはどれだけ知っているでしょうか。

ビルマ※1(1989 年まで )
※1 2010 年国名を「ミャンマー連邦共和国 / Republic of the Union of Myanmar」に改名

ドー・アウンサンスーチー (アウンサン・スー・チー 氏)、

ロヒンギャ…※2
※2 正式名:「ベンガル系イスラム教徒のロヒンギャ」/ ロヒンギャ難民

ここ数ヶ月間、クーデターを起こした国軍に対する抗議を、3本指を立てて示すミャンマー人たちの姿が、新聞やテレビで報じられました。
ミャンマーに関心を持つ方が増えた今、
船橋と習志野で暮らす3人のミャンマー人が “私のミャンマー” を語ります。

金子 ティンギウィン さん 
チョウ ・ルウィン・ ウ さん
マ ・ナ・ ロウ さん

2021年 7月18日(日)
午後2:00スタート(開場:午後1:40)

会場 京成大久保駅前 プラッツ習志野 北館第三集会室

参加費:500円 定 員:25名
参加ご希望の方は、お電話でのお申し込みを、お願いいたします。
担当:戸田(090-3808-4163)
応 援/ NPO 法人日本アジア社会文化交流ネットワーク

私の国は“ミャンマー”です
東南アジア諸国の中の「ミャンマー連邦共和国/ 通称:ミャンマー」は、中国の南西・インドの東側に位置する国で、日本の企業とも関わりが深く、自動車メーカー「スズキ」をはじめ400社以上の企業が進出しています。
今回、ミャンマー国籍の3名の方々から、私たち日本人が「今のミャンマー! その思い」を知る機会が得られる事は、本当に素晴らし い事だと思います。
皆様、ぜひ、ご参加下さい。
〈資 料〉

面積: 676,578km2
人口: 54,045,420人 (2019年)
首都:ネピドー
公用語:ミャンマー語
通貨:チャット(MMK)

パダウ/PADAUK


ミャンマーの人々にとって「特別な花 !」
5月中旬から10月末の雨季に入ると農繁期になります、この雨の後に咲く「PADAUK / パダウ」の花。寿命は短く、咲いた日の翌日には散るといった2日間しか鑑賞することが出来ません。この時期に咲くパダウは、「恵みの象徴」。ミャンマーを代表する花で、人々にとっては生活との関わりが大きく、特別な花として親しまれています。
このお話も、熱く語られる事でしょう

お話をされる金子ティンギウィンさん

当日、ミャンマーのいろいろな民族の衣装も見せて頂けるそうです。

祖国へ募る思い:船橋市のミャンマー女性(報道) - 住みたい習志野

「47news」にこんな記事が紹介されています緊迫する祖国へ募る思い「できること諦めない」千葉のミャンマー人女性、バイト代で抗議活動を支援|...

祖国へ募る思い:船橋市のミャンマー女性(報道) - 住みたい習志野

 

 

 

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ミャンマークーデタ非難国会決議と今のミャンマー

2021-06-09 23:22:49 | ミャンマー

ミャンマー国軍のクーデタを非難、国会決議

一方、ミャンマー軍部を全面支援する「日本ミャンマー協会」

国会決議があってもミャンマー軍部を全面支援し続ける「日本ミャンマー協会」の最高顧問は麻生太郎(財務大臣)、理事の一人は甘利明(元経済再生大臣)。会長親子(元郵政大臣の渡邊秀央氏と息子の祐介氏)は民主化運動を毛嫌いし、ミャンマー軍部を全面支援。「国会決議」を守る気など、さらさらないようです。

ミャンマーの人たちのFacebookで紹介された、ミャンマーを支援するデモの写真

6月13日(日)、全世界でミャンマー市民を応援する集会
日本では国連大学本部ビル前(渋谷)での集会が呼びかけられています

6月13日(日曜日)に世界的なミャンマー春の革命日(Global Myanmar Spring Revolution)を国内外のミャンマー民族たちが各地及び各国で集めて国際社会がミャンマー統一政府(NUG)を認めることとG7サミットでミャンマーのことを大事にしてミャンマーの問題を社会の問題として考えて欲しいという目的でデモ集会を行います。

日本国内の皆様も是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。

開催日  :2021年6月13日(日)

開催時間:10時~12時


ミャンマー、不服従貫く教育現場 国軍の締め付けに対抗

ミャンマー、不服従貫く教育現場 国軍の締め付けに対抗:朝日新聞デジタル

(朝日新聞デジタル記事から抜粋)

(カレン州で5月13日、国軍のクーデターに抗議し、不服従運動に参加する教員ら)

 国軍側は5月15日、新型コロナウイルスの感染拡大で2月1日のクーデター以前から閉鎖されていた小中高校を、6月1日に再開すると発表した。これに先立ち、全国の大学には5月5日からの授業再開を命じていた。

 だが、大学では国軍への不服従運動に参加する多くの教職員や学生らがこれを無視し、SNSにはがらんとして人影もまばらなキャンパスの写真などが投稿されている。

 小中高校の教職員の多くも職場への復帰を拒んでいる。これに加えて、市民らも「軍事政権による奴隷教育は必要ない」などのスローガンを掲げ、「子どもを学校に通わせるな」との呼びかけが広がっている。

 一方の国軍側は、職場に戻らない教職員に解雇をちらつかせ、次々に停職処分を下して締め付けを強めている。現地メディアなどによると、小中高校の教職員約12万人と、大学の教職員約1万9千人がこれまでに処分を受けた。

 また、不服従運動の参加者には最長で禁錮3年を科すことができるよう国軍側は刑法を改正しており、4月下旬以降、教職員や学生を相次いで指名手配して国営メディアで顔写真や名前を公表している。

 国軍の報道官は5月15日の会見で、「(国の教育制度を)軍事教育と名づけてボイコットするのは不適切だ」と述べて、運動への不快感をあらわにした。

 だが、教職員や学生らが屈する気配は見えない。ヤンゴンにある公立大の教員ヌグワーさん(32)は5月6日、停職処分のリストに自分の名前を見つけたが、「国軍の支配下で教壇に立つつもりはない。今は解雇通知が届くのを待っている」と朝日新聞助手に話した。

 ヤンゴンにあるダゴン大学の男子学生(21)は「軍事政権下の教育は全てボイコットする。不服従運動で教育がストップし、我々が失ったものも多いが、(国軍の弾圧による)犠牲者のためにも私は大学には戻らない」と語る。

 現地メディアによると、国軍に対抗して民主派が樹立を宣言した「統一政府」が近く、独自の教育制度を発表するという。国軍側は、解雇や職務停止にした教職員に代わる人材登用を進めているが、教育現場の混迷は今後も続くとみられる。(バンコク=福山亜希)

約800人の兵士が軍部を去り、民衆と合流
(ミャンマーNOWの記事より)

元陸軍高官は、約800人の兵士がクーデター評議会の下で奉仕することをもはや望んでいないため、市民的不服従運動(CDM)に参加するために軍を離れたと語った。

元陸軍将校と一緒に働き、退役を希望する兵士を支援しているリン・テット・アウン大尉は、1日に50人から60人が除隊の助けを求めて連絡を取っていると語った。

「解放地域で武装グループと協力して、軍事訓練やその他の活動を行っている人もいます」と彼は語った。残りはメディアやその他の関連情報源に協力している」と、リン・テット・アウン大尉は語った。

カレン民族解放軍に戦闘訓練を受ける民主派市民たち
(英語、字幕なし)

ミャンマー市民が少数民族武装組織と共闘、軍政との「内戦」に発展する可能性(大塚 智彦) @gendai_biz

ミャンマー情勢は緊張がこれまで以上に高まっており、依然として目が離せない状況が続いている…

現代ビジネス

 

民主化運動の歌「カバマチェブー(許せない)

1988年民主化運動の中で作られたこの歌、クーデタに反対して闘っている人々によって、今また歌われるようになりました。

最近作られた日本語の替え歌

ミャンマー民衆支援の輪、一方軍部を支える「日本ミャンマー協会」 - 住みたい習志野

 

 

 

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ミャンマー民衆支援の輪、一方軍部を支える「日本ミャンマー協会」

2021-06-02 10:15:53 | ミャンマー

「ミャンマー国軍の資金源を断て」文化人が共同声明

(テレビ朝日「報道ステーション」の報道より)

「ミャンマー国軍の資金源を断て」文化人も共同声明

ミャンマー国軍によるクーデターから4カ月。国軍の資金源を断つために、日本からの経済協力などを停止するよう、在日ミャンマー人らが訴えました。
在日ミャンマー人:「(在日ミャンマー人が)不安に思って、毎日、暮らしていることを、日本政府が見逃していることは悲しい」

ミャンマーの人権団体によりますと、国軍の弾圧で840人が死亡。約4400人が不当に拘束されているということです。

こうした状況に、坂本龍一さんなどの文化人や、先月、解放されたジャーナリストの北角裕樹さんら60人以上が、日本政府に対し、民主主義の回復に向けた取り組みを求める共同声明を出しました。
ジャーナリスト・北角裕樹さん:「問題解決のために、日本の力を使っていただきたい。国民の方が関心をもってもらえれば、国は動いていくと思う」

こんなニュースもあります

「日本の慈愛は希望の光です」 ミャンマー支援で5500万円集まる

「日本の慈愛は希望の光です」 ミャンマー支援で5500万円集まる | 毎日新聞

 国軍によるクーデターに抗議するミャンマーの人々を支援しようと、山形大人文社会科学部の今村真央(まさお)教授(ミャンマー国境地域史)らが始め...

毎日新聞

 


利益は『全て』ミャンマー支援に寄付。在日ミャンマー人の若者たち、飲食店を都内にオープン

利益は『全て』ミャンマー支援に寄付。在日ミャンマー人の若者たち、飲食店を都内にオープン

呼びかけ人は、「ミャンマー料理を味わいながら支援していただけたら」と話しています。

ハフポスト

 

一方、ミャンマー軍部を支える「日本ミャンマー協会」への批判がたかまっています

ミャンマー軍部を支える「日本ミャンマー協会」
「日本ミャンマー協会」には日本の政財界の大物が名前をつらねています。

(日本ミャンマー協会役員一覧)

最高顧問 麻生太郎 (財務大臣)
会長   渡邊秀央(元内閣官房副長官、元郵政大臣)
理事   甘利 明(元経済再生大臣)
事務総長 渡邊祐介(渡邊秀央会長の子息)
などなど

ミャンマー軍部支援の渡邊論文が物議をかもしている

(「アゴラ」記事より抜粋)

 

日本外交を「指揮する」渡邊親子の破壊力

ミャンマー情勢をめぐり、元郵政大臣の渡邊秀央会長が率いる「日本ミャンマー協会」が注目されている。

この日本ミャンマー協会の役員一覧には政財界の大物が名を連ねていた。10億円以上のODAプロジェクトの契約企業の役員も名を連ねていた。

渡邊会長の息子の渡邊祐介氏は、日本ミャンマー協会の常務理事・事務総長を務めている。祐介氏も、ミャンマー軍(以下「タッマドゥ」)と太いパイプを持ち、同氏が副社長をつとめる日本ミャンマー開発機構(JMDP)がミャンマー軍配下の企業であるMECと提携して事業を進めている。https://news.yahoo.co.jp/articles/a3b45b261c828fefeea685035fbafac3bb58692a?page=2

その渦中の渡邊祐介氏が、英字紙『The Diplomat』に英文記事を投稿した。その国軍寄り・欧米批判・日本賛美の驚くべき内容が、日本国内および海外で、ミャンマーに関わっている人々の間に、大きな衝撃を与えている。https://thediplomat.com/2021/05/on-myanmar-japan-must-lead-by-example/

渡邉氏によれば、タッマドゥは、「民主的未来への渇望」を持っている点で「稀な例外」と言うべき軍事政権である。なぜタッマドゥがそのような特別な性格を持っているかと言えば、第二次世界大戦の際に、大日本帝国軍鈴木大佐がタッマドゥの創設に関わったからだからなのだという。その歴史的に特別な日本とタッマドゥとの間の「特別な関係」があり、渡邊氏自身とミンアウンフライン軍司令官との個人的な関係もあるのだという。

渡邉氏によれば、過去10年の民主化は、民族的対立を深め、中国の影響力を広げる結果をもたらしただけだった。タッマドゥがロシアに近づくのを許してしまったのは、欧米諸国が愚かな民主化推進政策をとっているためだという。クーデター後にもミンアウンフライン最高司令官と会話していることを誇る渡邊氏は、2月のクーデターは2008年憲法の沿った行為であった、と同司令官を代弁し、擁護する。

渡邉氏は、自分こそがミャンマーと日本の間の「特別な関係」を指揮(direct)してきた日本ミャンマー協会の事務総長である、と高らかに宣言したうえで、日本は、タッマドゥと、アメリカなどの民主主義諸国の間の架け橋にならなければならない、盲目的に欧米諸国の政策に同調してはいけない、と主張する。

特筆すべき点を整理してみよう。

第一に、渡邊氏は、徹底してミンアウンフライン軍司令官を擁護し、徹底してミンアウンフライン司令官中心主義の視点で世界を見る。渡邉氏の世界観は、いわば「ミャンマーとはミンアウンフラインである」というもので、そこにミャンマーの一般市民の視点は一切全く入ってこない。ミンアウンフライン司令官とは、クーデターを起こして自ら終身司令官となり、反対する者を苛烈に抑圧して800人以上を殺害して5,000人以上を不当拘留して拷問等を行っている人物である。その人物との親密な「特別な関係」を誇るということ自体が、極めて異例なことなのだが、さらにクーデターが合法的だったと主張し、クーデターで民主化を停滞させてまで中国の膨張を食い止めているタッマドゥこそが日本の素晴らしいパートナーだと称賛している点において、その異例さは目を見張るレベルに達する。

第二に、渡邊氏は、徹底して欧米諸国を嫌悪し、軽蔑し、馬鹿にする。

第三に、渡邊氏は、大日本帝国軍への愛着を隠さず、中国嫌いの感情を露わにすることに全く躊躇せず、日本賛美の立場を明確にするあまり、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の内容を骨抜きにして、作り変えてしまっている。
渡邉氏によれば、アメリカは、中国封じ込めのためにタッマドゥと協力していかないがゆえに「愚か」である。それに対して日本は、自由や法の支配などを一切語ることなく、中国を封じ込めるという目的のために虐殺集団であるタッマドゥとの「特別な関係」を深めているから、素晴らしい国である。

など。

「民主ビルマの声」の報道

関係筋によると、日本ミャンマー友好協会の渡辺秀央会長は、クーデターのリーダーであるミン・アウン・フライン氏が2週間のビルマ滞在中に2度会談した。

日本ミャンマー協会の義理の息子である秀樹尾氏は、5月25日の声明で、日本は欧米政府の移行を盲目的に追求するのではなく、ビルマ軍と米国および他の民主主義の間の架け橋として行動すべきだと述べた。 .

現副首相の麻生太郎氏は、日本ミャンマー協会の顧問を務めている。退職した日本政府職員; 日本のトップ企業の幹部で構成されています。

元日本の閣僚である秀雄氏は、ビルマ軍と長い間親交があり、日本とビルマのビジネス界の著名な人物である.

ビルマのティラワ SEZ プロジェクトの支持者であるヒデオ氏は、クーデターの 1 週間前にビルマに到着し、5 月 14 日にビルマに到着し、モン州に提案されている経済特区を数日後に訪問する予定です。

日本ミャンマー友好協会は、1988年から日本防衛大学でビルマ軍の訓練を行っている団体です。
(以上、「民主ビルマの声」より)

ミャンマー軍部(タッマドゥ)の行進曲は「軍艦マーチ」

ちなみにミャンマー軍部(タッマドゥ)の行進曲は日本の「軍艦マーチ」。ミャンマー軍部との「太いパイプ」を自慢し、大日本帝国を賛美する「日本ミャンマー協会」を突き動かしているのは戦前の日本軍、「大東亜共栄圏」の亡霊です。

 

日本企業10社、弾圧加担の懸念 ミャンマー国軍取引に批判 | 47NEWS

「アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、各国企業が競って進出したミャンマー。国軍によるクーデターで状況...

47NEWS

 

 

ミャンマー民衆の闘い

①教職員ら不服従運動
(6月1日朝日新聞記事より)

ミャンマー、教職員ら不服従運動 クーデター4カ月、国軍側が学校再開方針:朝日新聞デジタル

 クーデターで国軍が権力を握ってから1日で4カ月となるミャンマーで、教育現場への締め付けが強まっている。国軍側はクーデター前から閉鎖されてい...

朝日新聞デジタル

 

クーデターで国軍が権力を握ってから1日で4カ月となるミャンマーで、教育現場への締め付けが強まっている。国軍側はクーデター前から閉鎖されていた小中高校を同日から再開する方針だが、教職員らは職場を放棄して抗議する「不服従運動」を続ける構えだ。国軍支配下の学校に子どもを登校させないよう呼びかける動きも広がっている。

 国軍側は5月15日、新型コロナウイルスの感染拡大で閉じていた小中高校を、6月から再開すると発表。これに先立ち、全国の大学には5月5日からの授業再開を命じていた。

 だが、大学では国軍への不服従運動に参加する多くの教職員や学生らがこれを無視し、SNSにはがらんとして人影もまばらなキャンパスの写真などが投稿されている。

 小中高校の教職員の多くも職場への復帰を拒んでいる。市民らも「軍事政権による奴隷教育は必要ない」といったスローガンを掲げ、「子どもを学校に通わせるな」と訴えている。

 一方の国軍側は、職場に戻らない教職員に解雇をちらつかせ、次々に停職処分を下している。現地メディアなどによると、小中高校の教職員約12万人と、大学の教職員約1万9千人がこれまでに処分を受けた。

 また、不服従運動の参加者には最長で禁錮3年を科すことができるよう国軍側は刑法を改正しており、4月下旬以降、教職員や学生を相次いで指名手配して国営メディアで顔写真や名前を公表している。

 教職員や学生らに屈する気配は見えない。ヤンゴンにある公立大の教員ヌグワーさん(32)は5月6日、停職処分のリストに自分の名前を見つけたが、「国軍の支配のもとで教壇に立つつもりはない。今は解雇通知が届くのを待っている」と朝日新聞助手に話した。

 ヤンゴンにあるダゴン大学の男子学生(21)は「軍事政権下の教育は全てボイコットする。不服従運動で教育がストップし、我々が失ったものも多いが、(国軍の弾圧による)犠牲者のためにも私は大学には戻らない」と語る。

 現地メディアによると、国軍に対抗して民主派が樹立を宣言した「統一政府」が近く、独自の教育制度を発表するという。国軍側は、解雇や職務停止にした教職員に代わる人材登用を進めているが、教育現場の混迷は続くとみられる。

 国軍による市民への弾圧はやまず、現地の人権団体「政治犯支援協会」によると、5月30日までに840人が殺害された。(バンコク=福山亜希)

②軍部に対抗して「国民防衛隊」や自発的な「防衛隊」

各地に生まれる自発的な「防衛隊」 | dotworld|ドットワールド|現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイト

 

 

 

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ミャンマー国軍に抗議活動、千葉 サッカー代表戦の会場周辺(共同通信)

2021-05-29 09:00:23 | ミャンマー

(共同通信の記事です)

ミャンマー国軍に抗議活動、千葉 サッカー代表戦の会場周辺

ミャンマー国軍に抗議活動、千葉 サッカー代表戦の会場周辺(共同通信) - Yahoo!ニュース

 サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本対ミャンマー戦が行われた28日、会場となった千葉市のフクダ電子アリーナ周辺では、在日ミャ...

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 サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本対ミャンマー戦が行われた28日、会場となった千葉市のフクダ電子アリーナ周辺では、在日ミャンマー人が、クーデターを起こしたミャンマー国軍に抗議する活動を行った。参加者は、ミャンマーサッカー協会は国軍の統制下にあると主張し「スポーツへの軍事介入を強く反対する」と訴えた。

 黒い服を身に着けた約50人の在日ミャンマー人らは「ミャンマーサッカーチームは国民の代表ではない!」と書かれた紙を掲げ、シュプレヒコールを上げた。選手が乗ったとみられるバスが到着すると、一層声を張り上げた。

動画:28日WORLD CUPミャンマー対日本予選当日
会場前で在日ミャンマー人による、軍事政権が送り込んだサッカーチームに対し、スポーツの軍事介入への抗議が行われた


試合会場でも、三本指で軍事政権に「不服従」の意思を示した選手

(Facebookに書き込まれた記事です)

勇敢なミャンマーのゴールキーパーはサッカーのワールドカップ #W杯 アジア2次予選の日本対ミャンマー戦で三本指のジェスチャーを1人掲げた
軍事クーデターに対する"不服従"の抗議
一部の選手は,国軍の軍団を代表したくないと言って試合をボイコット

ミャンマー国歌"Gaba Ma Kyei; ビルマ語: ကမ္ဘာမကျေ" が流れたが

出場した選手に軍事政権前の国歌を歌う選手はいなかった
最後のキーパーが1人、3本指の"不服従運動"ジェスチャーをしただけだった。

ミャンマーでは軍部に対抗して「国民防衛隊」結成

弾圧続くミャンマー 民主派が「国民防衛隊」結成

 

 

 

 

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