隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1865.保健室の先生は迷探偵!?

2019年01月10日 | 学園ミステリー
保健室の先生は迷探偵!?
読了日 2018/08/31
著 者 篠原昌裕
出版社 宝島社
形 態 文庫
ページ数 367
発行日 2012/08/18
ISBN 978-4-8002-0070-9

 

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分前に買って積ン読になっていた文庫のうちの1冊。知らない作家だから、当然初めて読む作品だが、文庫の背に、宝島社の“このミス大賞”の文字があったので、手が出たのだと思う。にもかかわらず、積ン読になっていたのは、前回も書いたとおりの気まぐれからだ。
しかも何年も放っておくのは、べつに理由はなくその時々に読みたい本がほかにあったからというだけだろう。本人にも確たる理由は分かっていない。誰にも多少の差はあれ同様の事はあると思うが、僕も人並みに一度はまると、次々と(でもないが)同じ出版社、同じ作者、同様のカテゴリーを探して読む傾向がある。
その一つが本書の発行所の宝島社だ。このミス大賞の受賞者がすべてとは言わないが、多くの人気作家と作品を生み出しているところを見れば、興味を惹かれるのは当然だろう。多少あまのじゃくなところもある僕だが、このミス大賞には注目している。

 

 

中でも見落とせないのは、大賞受賞作に限らず、優秀賞や次点ともいうべきか、隠し玉と称して出版される作品にも、面白く読める作品が多いという子で、シリーズとして刊行しているものもあるほどだ。
そんなことからBOOKOFFなどで文庫棚を見ていて、前述のごとく文庫の背に“このミス大賞”などという赤い文字を見ると、つい手が出てしまう。まあ、そうした読者を狙って、表示してあるのだろうが。しかしながら、というか残念ながらというか、それほど僕の読書意欲をくすぐるほどではなかった。いや、面白くないというのではないが、岡崎琢磨氏の『珈琲店タレーランの事件簿』のような、後を引くほどの魅力には、及ばなかったということだ。
最もそうそう出版社の思惑が当たり続けたら、儲かってしょうがないだろうが、世の中そううまい話はないのが普通なのだ。

 

 

ころで、僕はこのブログのために、手許の蔵書と新しく買った書籍や、図書館で借りた本もすべて、表紙をスキャンして画像を保存している。ところが今回本書の画像を登録しようと思ったら、画像ファイルにないではないか。そこで多機能プリンターの原稿台に文庫を乗せて、スキャンしようとプリンターの電源スイッチに触れたが、反応がない。
マニュアルに従って、一旦電源コードを外して、ある程度時間をおいてからコードを接続した後、スイッチに触れるも同様に反応なしだ。CANONの相談センターに連絡すると、要修理の事象だという。「パソコンに続いてプリンターよお前もか!」
係員に尋ねるとなんと修理代は1万7千なにがしだという。少し足せば新品が買える値段だ。「踏んだり蹴ったり」「泣きっ面に蜂」いろいろ諺が浮かんでくる。それほど悪いことをした覚えもないが、何かの祟りか? まさかね。なんだかここにきて、ハードの寿命が極端に短くなっているような気がする。

 

 

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