隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1969.酔いどれ小籐次留書 孫六兼元

2020年05月06日 | 時代ミステリー

 

 

酔いどれ小籐次留書 孫六兼元
読 了 日 2020/03/29
著  者 佐伯泰英
出 版 社 幻冬舎
形  態 文庫
ページ数 317
発 行 日 2006/02/10
ISBN 4-344-40751-2

 

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いどれ小籐次シリーズ第五弾。出版社・幻冬舎のウェブサイトやWikipediaによれば、シリーズ作品は十九巻まで刊行されているようだ。更に新・酔いどれ小籐次シリーズとして、文春文庫から、2019年8月までに、十五巻が発売されている。
文春文庫の方は頭に「新」という文字がかぶされているから、幻冬舎の文庫と重なっていることはないと思うから、正に大河ドラマの様相だ。
出来れば続けて全部読みたい、という気はあるが、いつもの例に従えば、他にも僕が読みたくなるミステリーは山の如くにある。なかなか思い通りに事は運ばない。などというの僕の身勝手で、読もうと思えばできるのだ。
前にも書いたが、ほとんどのものは木更津市立図書館に蔵書があり、コロナ禍が終息すれば借りて読むことが出来るから、問題は僕が他からの誘惑に勝てるかどうかが問題なのだ。

 

 

前に、このシリーズがドラマ化されて、NHKで放送されたものを、録画したとばかり思っていたら、それは僕の記憶違いだったことを書いた。仕方がなくレンタル店で、DVDを借りて見よう、ということで、近くのTSUTAYAに行って、酔いどれ小籐次シリーズのDVDを探したら、在庫はなく取り寄せということだった。
今同店では旧作のDVDは、一枚100円で貸し出しているが、取り寄せ商品はレンタル料が高くなるのか?問い合わせてみようと思ったが、緊急事態宣言で休業となってしまった。

僕は見たいと思う欲求が抑えきれず、DMMのレンタルで「酔いどれ小籐次2」と「酔いどれ小籐次3」をレンタルした。
1枚につきNHK放送時の3回分が収録されており、2は2,3,4話、3は5,67羽が入っている。見ていたら、1枚目の3話の終盤でブロックノイズが入り、ストップしてしまう現象が生じた。3の方はトラブルもなく3話を見ることが出来た。DMMに電話すると、現在代わりのものが手配できないので、1枚分のレンタル料は返金するということだった。
ドラマは『御鑓拝借』で観た竹中直人氏が、本を読んで頭に描いてイメージしていたのと、そっくりそのままの扮装や動きで、期待通りだったが、ドラマは原作とは多少異なる進行で、その辺に多少違和感があるものの、大いに満足した次第。

 

 

書のタイトル「孫六兼元」とは、刀の銘で、初代関の孫六が鍛えし名刀。芝神明から盗まれた宝剣雨斬丸を、小籐次が取り返したお礼にと、大宮師から贈られたものだった。長い年月芝神明の刀箪笥に仕舞われていた兼元を、小籐次は研ぐことになるのだが・・・・。
その名刀がもとでまたもやひと騒動を招く。

緊急事態宣言の1か月程度の延長が決定したということで、休業を要請される企業は、より厳しい状況が続く。相応の支援はあるだろうが、支援だけで企業活動を継続できる保証は何もない。
個人にしても一律支援の10万円がどれほどの役に立つだろうか?なんにしても一日も早い新型コロナウィルスの感染力拡大が終息しないことには、始まらないのだ。治療薬やワクチンの開発は、各国で懸命な努力が積み重ねられているが、これといった確実なものは何一つないのが現状だ。
と、まあ、僕も一人前の事を書いているが、貢献できることは何もない。「Stay Home(ステイ、ホーム=お家に居ましょう)」といういささか消極的ではあるが、感染拡大防止の基本的な対策?だ。

 

 

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