すみちゃんノート

ひまつぶしのいろいろ

野口英世と中村貞以

2015年11月25日 | 四方山話
野口英世は福島県猪苗代町に生まれ 母がほんの少し目を離したすきに いろりに落ち火傷を負い不自由な手になりました 

何年か後に手術をするものの もとの形になることはなかったが ハンディキャップを力に換えて 寝る間も惜しんで勉学に励み やがて世界の野口英世となる

中村貞以(なかむらていい)は大阪市船場生まれの著名な日本画家ですが 氏も幼い頃に火傷を負い両手指が不自由でした

小さい頃から 習字や絵に才能を発揮し 浮世絵師に師事した その時に 両手の間に筆を挟みどんな細い線も描く独自の手法「合掌描法」を執念で会得した

その後美人画を描く 貞以の美人画は観る者に宗教的な気高さを感じさせるという

貞以はひとり娘をモデルとすることも多く 下の絵はご存知の方もいらっしゃると思いますが 細い髪の毛 白いワンピースには模様が描かれています この絵の一本一本の線が両手に筆を挟んで描かれた線だと 誰が思えるでしょうか・・
  
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