ゆみねこ日記

日常日記です。

東北歴史博物館「熊と狼」展

2017-09-17 20:50:43 | 日記
三連休の初日、隣町多賀城にある東北歴史博物館に行ってきました。

我が家からは近く、町中の混雑も関係なくスイスイ行けるお気に入り
スポットなのです。

博物館の友の会の会員になっているので、常設展示は無料。
この日も常設展示を見る予定で出かけたのですが、ちょうど昨日から
「熊と狼」展が始まっていました。

そして全く予期していなかったのですか、この日は友の会メンバーは
無料で入場できるというラッキーな一日で。

じっくりと展示を見て回り、熊と人間の関わりの歴史を実感。

東北地方の山間部には、かつて山の獣をマタギと呼ばれる漁師さんが
獲っていました。

熊は胆のうを熊の肝(くまのい)と言い、高価なものとして取引され
毛皮も貴重な収入源に。

近年、山の環境が変化し、奥山に住んでいた熊も人里近くに出没する
ようになってきました。

一方狼は、人里近くに住み、田畑を荒らす鹿やイノシシを獲る益獣として
あがめられていた歴史もありますが、人や馬を襲うことで駆除されるよう
になり、明治時代に絶滅。。

悲しいけれど、日本狼をみることは出来ないのです。










特別展を見た後は、博物館の裏手にある宮城県指定有形文化財の
「今野家住宅」を見て来ました。

現在の石巻市北上町橋浦というところから、移築した245年前に建て
られた立派な建物です。

茅葺の堂々とした佇まい、実際自分では生活したことなどないのに、
なんとなく懐かしい気持ちになるのは不思議ですよね。


冠木門(かぶきもん)、これがあるのは珍しいのだとか。





中門(ちゅうもん)

これは、ホンヤ側からの写真ですが、左手に馬・牛の小屋、右手には農作業
のための小屋。




ホンヤ

いわゆる、住まいの部分ですね。
右側の入り口は土間になっており、囲炉裏には火がくべられていて煙でもくもく。
そして立派な大黒柱は杉だということでした。




こちらの今野家は、農家。
しかも肝入(きもいり)と言って、村長のような役割を担った大きな農家です。

中にも入らせてもらうことが出来、ボランティアガイドさんが丁寧に説明を
してくださいました。


こちらでは年中行事を四季折々行っているそうなので、また季節が変わるころ
尋ねてみたいと思いました。




コメント
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