今年も1ヶ月半終わってしまいました。
6月なんて来るのはあっという間です。
という事でご案内しておきます。
●周年感謝祭・推手サークルジャンボリー2017
日時:6月11日(日)13時から16時30分まで
場所:静岡県湖西市新居地域センター 2階大会議室
いつも通り入場無料で出入り自由。
推手・対練・雑談・レクチャーなど集まった皆様で半日楽しく過ごすイベントです。
ご参加お待ちしております。
さて、2月最初の金曜練習会には久しぶりに6人のメンバーが集いました。
寒い中ありがとうございます!
このぐらいでやると活気がありますね(笑。
管理人はNさんが来てくれたので、太極拳の対練型をお相手頂きました。
99の型を実際どのように使うのかを学ぶ套路です。
太極拳の表演を出来る人はたくさんいますが、それを使って身を守れる人はあまりいないと思います。
1人で練習するのも大切ですが、武術である以上、こうした対人の訓練は欠かせないでしょう。
次にKKさんと推手をお願いしたのですが、ちょっと危なかったです。
KKさんに腕を極められそうになった時、管理人がそれを外そうと無意識に突き飛ばしてしまいました。
自分ではヒョイと腕を上げただけのつもりだったんですが、たまたまタイミングが合ってしまった様で、KKさんは床でひどくお尻を打ったみたいです。
(KKさん、申し訳ありませんでした)
対練する時にちょっと転がすぐらいの事はよくやりますが、ケガをしたりさせたりは避けたいです。
1:29:300の法則というのがあります。
これは労働災害の経験則で、1件の重大事故の背後には、29件の軽い事故があり、さらにその前には300件のヒヤリとする瞬間がある、というもので、大きな事故を調べていくと不思議とこの比率に収まるそうです。
提唱した人の名を取って「ハインリッヒの法則」とも呼ばれます。
重大事故を無くすには29件の軽微な事故を防ぐ事が必要で、29件の軽い事故を無くすには300件のヒヤリとするシーンを防ぐ事が必要という事になります。
実際、災害からビジネスエラーの防止までハインリッヒの法則は広く活用されています。
推手サークルでも目を払われたり、腕を痛めたり、といったケガがあり、危ない瞬間はもっとたくさん発生しているので、今の内に対策しておかなければ取り返しのつかない事故になりかねません。
武術の練習においても、300回「危ねー」という場面があったとしたら、それは隙が多すぎて実際に敵と戦ったら命取りになる可能性がある、という事でしょうから、その300回を無くす事が身を守る最低条件になるのでしょう。
他には久しぶりに来られたAさんと「動かない腕」について検討してみました。
勁を張って外力から耐えられるようにする練習で、これが出来る人の腕はまるで石のように押してもビクともしないです。
筋力ではなく、構造的な何かが必要なようです。
他の皆さんも推手したり、首投げやったりして色々と楽しまれていた様です。
29回の軽い事故と300回のヒヤリをしないよう、十分気をつけてお願い致します(笑。
といった具合で久々に賑やかな練習会でした。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。