推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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Hotが恋しい季節

2016-09-10 09:38:51 | 日記
相変わらずあちーでごぜーますな。
どっかにクールビズの喫茶店(ウエイトレスさんが水着の上にエプロン)がないですかね?

このまま冬になっても暑いままだったらどうしよう、とか、それはそれでいいかも、と思ったりの9月上旬、愛知の日曜練習会と湖西のFNPを開催しました。


まず日曜日。
今回は5人での練習です。
週末のまったり感の中、ゆるゆると推手しました。

前にも書いたように、みんな違う太極拳なので最大公約数的なルールで推手します。
それでも各派の特徴が現れますから、自分にないものは積極的に盗みに行きます。

NNさんからは足の裏の重心のレクチャーを受けました。
我々は立つ時、歩く時、走る時、飛ぶ時、無意識に足の裏の重心を調節しています。
平地をまっすぐ移動するならなんてことはありませんが、凸凹道を歩く、急激にターン、あるいは他人から外力を加えられるなどすると、たちまちコントロールが乱されます。
そういう時にどのような「足の裏の意識」を持ったらいいのか、ということを研究しました。

昔の鍛錬法を記した文献には、杭の上を歩いたり、お手玉をしながら山道を走ったりといったトレーニング方法が載っていて、そういうものをこなす内に重心の自動コントロールが出来るようになると主張しています。
意識して体に覚え込ませるか、コントロールせざるを得ない状況に追い込んで体にやらせるか、色々試してみたいです。


TSさんとはかなりスピーディーな四正推手をやりました。
グリグリやっている内に間合いの調整で管理人は後ろに下がっていってしまったんですが、こういう時に間合いを重視するのか、それとも後ろに下がらないような工夫をすべきなのか、悩むところです。


最後にNさんと対練型をああでもない、こうでもない、と言いながらやりました。
一人で套路をやっていると分からないですが、相手がいると理に適った手の位置、足の位置が必要になります。
この套路はこうでないと辻褄が合わない、というフィードバックが得られるので、対練套路も不可欠だと思います。

もう一人の方が休憩に行ったまま帰ってこないので心配していたら、下のホールで昼寝してた、との事でした。
こののどかさが愛知練習会のウリです(笑。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


次いで金曜湖西のFNP。
最初はやっぱり3人しかいなくて、今回もヘビーローテーションか?と思っていたらHMさんが来て下さったので助かりました。
やっぱり4人ぐらいは必要ですねー。
9人でやっていたHotな頃が懐かしいです(笑。

と言って、やたらと人を呼べばいいってもんでもありません。
あくまで推手や対練をやりたい人が集まるというコンセプトですから、そのへんが難しいです。


さて、練習の様子です。
管理人が来た時には既にKKさんとHDさんとで独特な推手をしていました。
なかなか高度なやりとりです。

次いでKKさんと管理人。
よくKKさんに腕を掴まれて引きずり込まれるので、そのチャンスを潰す方向で対策させて頂きました。
太極拳は昔「光板拳」とか呼ばれていたそうなので、それを目指してみました。
(「光板」とは「つるつる」という意味)
まあ、結局何度も引きずり倒されましたけど(笑。


HDさんとは単推手の切り返しをやってみました。
例えば平円でやっている所に、一方がおもむろに踏み込みながら空いた手で相手の顔や腹を触りにいきます。
もう一方は踏み込まれた分、下がってこれを吸収し、何事もなかったように左右逆の単推手を続けます。
おもむろに頭をチョップしにきたら、それも何事もなかったかのように今度は立円単推手で吸収します。
という具合の、一方はおもむろに攻撃、もう一方はそれをなかった事にする、という攻防の単推手です。

推手はクルクル回しているよりも、こういう切り返しをスムーズに出来ることの方が重要だそうです。
実際の所、相手がいきなりぶん殴って来たところでスッと切り返せればこちらのターンになる訳ですから、太極拳を実用化するためには必須の技術と言えるでしょう。

最後にHMさんに「カリ」という武術をレクチャーして頂きました。
カリはエスクリマとかアーニスとも呼ばれるフィリピンの武術で、その中でも70cmぐらいの短い棒を振り回す棒術を主にやってみます。
なんでカリ?かと言うと、ただやりたかっただけです。
もはや推手サークル何でもアリです(笑。


真面目な話をすると、今の太極拳や中国武術は徒手の練習がメインで武器はオマケ、みたいな感じです。
管理人は色々な教室に通いましたが、どこに行っても何年いても武器はほとんど教えてもらえませんでした。
(教えられる段階になっていなかっただけかも知れませんが)
そもそも武器術がメインである武術で徒手しかやらないというのはナンセンスな気がします。
危ないから教えないのか、お金を積まなければダメなのか、先生も出来ないのか、その辺の事情は分かりませんけど、信管が入っていない爆弾みたいなものです。


その点、フィリピンの武術は武器から入るので、学ぶことで今までと逆のアプローチで何かが掴めそうな気がするのです。
推手に勤しむ人達の中で、棒をカンカンしていると奇異な感じがするかもしれませんが、大目に見てください(笑。

そんな訳で、9月前半はあっという間に過ぎ去りました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。


練習後懇談会。
昼間あれだけ暑かったのに、夜になったら風が吹いて寒かったです。
早々に切り上げてHOTコーヒーを求めコンビニに走りました(笑。
コメント
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