推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

散手サークル

2015-08-09 09:27:36 | 日記
近頃なにかと物騒です。
なんの関連も無いのにいきなり襲ってくる奴がいるので、外を歩く時も気を張っていなければなりません。
どうせなら小僧やおっさんよりも、女子大生のバニーガール団とかに襲われたいです。

むしろ襲ってください。
お待ちしております。


8月最初の活動はFNPからです。
今回は5人とやや少なめの集いでしたが、内容は相変わらずやりたい放題でした。

最近のトレンドは「散手」です。
自由推手では飽き足らなくなってきたのでしょうか(笑。

今やっているのは一番簡単な「ボディータッチ」です。
両腕を接触させておいて、防御・攻撃をかいくぐりながら掌や甲で相手の胴体に軽く当てます。
これだけの事ですが、相手もやられたくないので必死に防御しますし、隙をみて攻撃してきますし、動いているので接触状態なのになかなか当たりません。

こういう接触状態が太極拳が目指す攻防のスタイルです。
フルコンタクトやボクシングなど遠くから飛び込んでくる格闘技の攻撃は、スピードもパワーもあってまともにやったらとても勝ち目がありません。
そこで自分に一番有利な間合いを設定し、常に相手をくっつけておく事で加速や筋力を封殺してしまう訳です。
散手はその養成方法のひとつです。
推手が「崩し」に重きをおいているのに比べ、散手は「当てる」事に重点を置いているのが相違点でしょう。

最初はとにかく相手の腕をそらしたり、すり抜けたりして「手で触る」ことから始めます。
慣れてきたらトン、と音がするぐらいで軽く当てて、打撃を加えている、やられた、という実感を得られるようにします。
さらにタッチの対象を顔にまで広げます。
顔は当てるとマズイので触るだけですが、それでもかなり抵抗を感じます。
顔面アリの場合は必ずアイガードと手袋をします。
素手だと爪でひっかいたりしますし、思いがけず相手の手が目に入ってしまう事もあるからです。
管理人も2回ぐらい指を突っ込まれた事がありますが、非常に嫌なものです(笑。
最終的には足で軽くタッチするのまで入れて自由に攻防します。
あくまでも「かいくぐってタッチ」が目的なので、叩き合いにならないように十分注意する必要があります。

うまく当てるのに一番大事なのはタイミングだと思います。
壁を作っているようでも動いていると必ずスキマが生じますので、そのチャンスを生かせるかどうか。
タイミングを掴む練習でもあるのです。

防御も重要です。
まず、しっかり守って防空圏内に相手を入れないようにする。
そのために、接触した腕から相手が攻撃を出してくる「感じ」を掴むことが重要です。
いわゆる「聴勁」というやつで、推手で養ったこの能力を運用するわけです。
目で見て、あっ、と思って動く、では遅過ぎるため、来る感じをダイレクトに防御の反射につなげるクセをつけなくてはなりません。

最初はAさんと管理人の2人でやっていたのですが、皆さん興味を持たれて「推手サークル」というより「散手サークル」みたいになりました。
やっぱりこういうの好きなんですねー(笑。

という感じで8月もスタート致しました。
ご参加頂いた皆様、暑い中どうもありがとうございました。



さて練習後懇談会は、なぜか武器練習会になりました。
Aさんが棒術をやってみせて下さったのをきっかけに「じゃ、おれも」という感じでみんな武器を引っ張り出してきて振り回し始めましたのです。
槍からムチまで様々な武器術が演じられたのでありました(笑。