40を越すと、食事の量は若い頃よりずっと減っているのに肉は反比例して増していきます。
特に腹回りの加速度が著しいです。
太極拳は美容健康に良い、という建前ですが、「美容」の方は疑問です。
なんせ腹とか腰周りを鍛えるので、余計肉がつきます。
達人は発勁する度にベルトがはじけ飛ぶのではないでしょうか。
(スリムな達人を見た事がないし)
という訳で健康増進にはおすすめの太極拳ですけど、「美容」の方は宣伝から外した方がいいんじゃないかと思います。
さて11月最後の金曜練習会、最初は6人でスタートしましたが、お1人途中で帰られたので、奇数人数になりました。
いつもなら1人余ってしまうところです。
が、今回は管理人が講習会で教わってきた「3人推手」をやってみました。
以前から取り入れている「槍の推手」は正式には「六封四閉」と言うそうですが、それをまず1対1で片手でやります。
そうしたら、空いているもう一方の手でもう1人と六封四閉をやります。
更に、加わった1人と、最初の相手の空いている片手で六封四閉です。
要するに3人とも両手で別の相手をする訳です。
両方に気を配らなければならないので、普段よりも広範囲の脳の領域を使っているような感じです。
元々武術は1人で大勢を相手にする事を想定しているので、こうやって別の敵をそれぞれコントロールする訓練は不可欠でしょう。
単推手をやるとき、空いている手にも意識を張らないといけない、というのはそのためでもあります。
その他、HKさんとは套路を推手の中で生かす様々なやり方をレクチャーして頂きました。
手足の配置の意味や、教えてもらわないと分からないような微妙なポイントは、ビデオを見て真似しただけでは絶対得る事が出来ない重要な要素を含んでいます。
Aさんとは四正推手のちょっとしたテクニックと活歩を色々やってみました。
活歩は上半身と下半身がバラバラにならない様に気をつけます。
前後の切り替えの際にも重心の移動に注意します。
切り替わる時に一瞬「居着い」て固まらない様にする必要があります。
そんな感じで楽しく練習いたしました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
次回は12月5日(金)の19時から、場所を古巣の地域センター3階ホールステージに移して行います。
こちらもどうぞよろしくお願い致します。