推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

We Love 推手

2014-06-01 20:45:08 | 日記
朝方、霧に覆われていた空も昼が近づくにつれて晴れ、午後になったら快晴に転じました
まるでこれから始まるイベントを祝福してくれたかの様です。
そんな最後の五月晴れの日に、1周年感謝イベント・推手サークルジャンボリーが満を持して開催されました。

実はこの日しか会場を取れなかっただけ、というのは秘密です。


さて、今回はいつも参加して下さるメンバーの方々に加え、たくさんのスペシャルゲストにお越し頂きました。
遠く県外に越されてしまったHKさんをはじめ、首都圏から電車を乗り継いで参加して下さった方、また浜松太極拳界のエース・I先生と、声を掛けて下さった関係者の方々もお越し下さいました。
(I先生、ありがとうございます!)
その他、管理人の先輩のHさん、知人の皆さん、知人の知人の皆さん、など、なんと総勢20名が集結
皆様、ご来場本当にありがとうございます。

いつもはツーマンセルの1セッション20分ぐらいで総当りしますが、これだけ人数がいると難しいです。
やってもいいですが20人総当りだと、20(20-1)/2=190組、19セッションで約6時間かかります。
そこで、なるべく初顔合わせ同士で手当たり次第にやりたい相手と何でも好きな練習をやりまくる、というスタイルで行く事にしました。
この適当さが推手サークルのウリです。

そんな感じで始まったフリー練習会。
管理人も全てのセッションを見られませんでしたが、粛々と基本推手をする組、自由に崩しあう組、かなり過激にやり合う組、など実に多彩な練習、攻防、レクチャーが繰り広げられていました。

過激な方達の場合、壁に人型の穴を開けて廊下に飛び出すんじゃないかと思ってハラハラしていました(笑。
ちょっと体を痛めてしまった方もいて、管理人としては申し訳なく思います;;
この辺りは対練をやる場合に宿命的な課題ですが、今後改善を図って行きたいです。

推手や対練は自分の弱点を炙り出すためのものでもあるので、勢いで勝ってしまうよりも、負けてウイークポイントを明らかにした方がはるかに得るものが多いです。
「たくさん負けるぞー」ぐらいのつもりでやった方がいいんじゃないかと思います。

とかいいつつ、ガンガン来る相手には「なにをー!」と向かってしまいますが(笑。

それにしても、これだけカオスな練習会というのは管理人も初めて体験しました。
様々な推手。
その攻防の技術交流。
太極拳の技のレクチャー。
ひたすら真剣な崩し合い。
多彩な足技。
体の基本を作る鍛錬法。


おそらくですが、こんな濃い推手の交流が湖西市で行われたのは史上初じゃないかと思います。
大陸から日本列島が分離し、氷河期で恐竜が滅んで人類が誕生し、縄文時代、弥生時代、さらに戦国時代から江戸時代を経て明治、大正、昭和、平成・・・2014年5月31日に至るまで、こういうイベントはなかったはず。
そして今日6月1日に湖西市という、ちょっとシケた町で奇跡の一歩が踏み出されたのです。

そう考えるとこの日は祝日にしてもいいんじゃないでしょうか。

(いや、そんな壮大な話か?というツッコミは無しでお願いします)

個人的にはI先生に教えて頂いた歩きながらの推手が大変勉強になりました。
定歩でやっていると気がつきませんが、歩きながらやると途端に体の統一感が崩れるので、移動してもまとまるように意識しなければなりません。


HMさんからは愛知のMさんが紳士的な推手ですごく良かった、という意見を伺いましたけど、「あー、もう、だまされちゃって」とか思いました。
多分、今度Mさんとやった時は、落とし穴に嵌って必死にもがいている所を上からニヤニヤ覗かれている様な屈辱を味わった、という感想に変わる事でしょう。

数数え切れないセッションを全部解説できませんけど、実際に関わった方々の中で何か一つでも得るものがあったのでしたら幸いに存じます。


という訳で、1周年感謝イベントはご参加頂いた皆様のおかげで大盛況のうちに終える事が出来ました。
心よりお礼申し上げます。
もし皆様が時間を忘れるぐらい楽しんで頂けたのなら、これ以上の喜びはございません。

これまでも何度か申し上げましたが、推手サークルは「会」というより「集まり」です。
その日、その場に推手を楽しみに来た人の集まりが「推手サークル」なので、どうぞまた仲間に加わってください。
来年までこのサークルがあったら、2周年感謝イベントでお会いしましょうー(笑。
どうもありがとうございました。