河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.08.25水の秋

2011-08-25 10:36:53 | Weblog
★髪刈って新涼の風吹き過ぎる
★六甲に発ちし流れや水の秋
★空晴れて愉しき朝や小鳥来る
@ @kakan47 好きな句★祭笛雨の消えゆく静けさに /後藤あゆみ雨音が遠のき静かになったとなかに、遠くから祭笛の音が聞こえてきて、間もなく本格的な秋がやってきます。祭笛の音が秋の透明な空気と呼応していると想いました。
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11.08.23稲雀

2011-08-23 22:31:26 | Weblog
★稲雀逃げ遅れたる一羽飛ぶ
★小鳥来る雲間明るき朝の空
★鵯の尾の長きかな打ち振りて

@ @kakan53  好きな句 ★赤城嶺を後ろに置きて秋刀魚焼く/小口泰與 秋刀魚の季節。赤城嶺との取り合わせに意外性があり、何とも言えず広々とした詠みかと感じました。お宅から赤城の山もよく見えるのでしょうね。啓一

デイSでナースに相談した結果やはりヘルペスが疑われるのでは?とのこと、Dr.に見ていただいてやはり薬をということで、明朝取り寄せてくれるとのことに。帰ってグーグルで見るとソックリの外観と家内が言う。やはり! 

11.08.22新涼

2011-08-22 22:14:54 | Weblog

★秋灯し宿のベンチに一人座し
★秋蝶の揺らす木の葉に風を見る
★新涼や湖国の波の静かなる

@ @kakan54 好きな句 ◆去ればまた寂しきものに残暑かな/多田有花 この数日急に秋めいてきました。朝夕の涼しさ、昼の過ごしやすさ。あの残暑が今となってはちょっぴり惜しくもあるようです。共感を覚えます。啓一
5時半ごろからむやスキンクリニックに出かける。帰ったのは9時。2人ともドンクサイ限り。こういうところは朝が空いている。夜は勤め帰りの患者が多く来て当然混雑。この前nhk
でやっていたポリフェノール・レスベラトロールがサプリメントとして宣伝されている。120錠で8000円ちょっと。むやDr.は温厚誠実でよい先生だ。浩とおなじくらいのとしか。

11.08.21赤とんぼ

2011-08-21 17:00:00 | Weblog
★そよ風についと浮かべる赤とんぼ
★朝風に浮かんでいるよ秋茜
★紺絞り朝顔見えて夜の明け

@ @kakan54 好きな句 ◆法師蝉鳴くを聞きつつ描きおり/有花 つくつくぼうしが鳴いて秋もようやく涼しくなってきました。その中で絵筆をとっておられるひと時、ゆたかな詩情がただよってきます。啓一

金曜日,懸案の北町歯科へ。抜歯、ほとんど痛みなし。今日はほぼ普通の感じ。PM 成孝が
急にやってくる。正和を偲ぶ兄弟会の会場予約の帰途。全部引き受けてくれて安心だ。

昨夜で五味川順平原作、小林正樹監督仲代達也主演、「人間の条件」3部~6部を連夜12時まで見終わった。白黒だが、迫力万点。S20年当時の日本陸軍の様子と、満州にくらしていた人々の苦労と悲惨さが改めて身にしみた心地。そして戦争.暴力.殺し合いと人間性の相克、梶上等兵と妻美千子とのついに再開かなわなかった純愛の美しさ、哀しさに心打たれた次第。そうは思いたくないが、所詮男は働き蟻、戦蟻で、種の中では生物学的には消耗品なのかもしれないが---。

11.08.19森の秋

2011-08-19 00:00:38 | Weblog
★木々の色深浅見えて森は秋
★さわやかや涙を拭きし球児たち
★鳥遊び木の葉そよげる森の陰
@ @kakan54  好きな句 ☆尾根渡る風の新たに涼しかり/有花 下界は残暑で苦しんでいますが、山の尾根に出ると、いい風が吹いていてまさに新涼の気分です。一読、理屈抜きに涼しさを味わいました。

11.08.17稲穂波

2011-08-17 18:45:26 | Weblog
★街角の小さき田にも稲の花
★山裾に寄せ来る波や稲穂波
★夏芝に弾む白球大歓声

@ @keijifrt好きな句 ★終戦忌つぎはぎズボン藁草履/古田敬二 今の青少年には想像できないことでしょうが、66年前を想いだしますね。上手く17文字で詠まれたと思いました。啓一

11.08.16送り盆

2011-08-16 17:47:30 | Weblog
★無花果の甘き香りと甘き色
★送り盆終わり残れる老夫婦
★幼き頃想い出すかな地蔵盆

@ @kakan_haiku 好きな句 ◆鶏頭の燃え立つ色を仏前に/多田有花 色いろな品種があって楽しめる鶏頭ですが、基本は燃えるような紅い色でしょうか。花もちがよく、仏前には最適ですね。仏様に花を欠かさぬ作者の心が伝わってきます。啓一

昨夜のことだが、nhkで半藤一利の談話に共感しきり。その趣旨は、「日本が悲惨な敗戦をむかえたことと今回の原発事故の間には共通点がある。それは、都合の悪いことは、起こらないことと考える性癖だ。例えば世界一の巨大戦艦大和を建造し不沈戦艦と豪語したが、あえなく沈められた。多数の航空機によって一度に襲撃される可能性を考えていなかった。福島原発では、全電源喪失はありえないので考慮しなくてよい、としていた。

また、「戦後の荒廃から我々は全国民心を一つにして懸命に努力して見事復興したが、今回の東日本大震災では必ずしもそういう風潮になり切っていないのでは?」ということだった。

思うに、無謀な対米戦は、かって日露戦争で1;10程の国力だったが勝利したと云う自信が禍いし、地震国日本の原発の乱立では、世界第二の経済大国と科学技術に対する過信が根底にあり、古来の我が国の伝統である自然に対する謙虚さが欠落していた、ということなのだろう。
復興と国の再建に全国民心を合わせて取り組む中心となる首相と政治家が今ほど望まれる時はない。

11.08.15終戦忌

2011-08-15 12:21:42 | Weblog
★三百万の霊を慰む終戦忌
★山々を吹きわたりゆく盆の風◎
★はらからの集い暮れゆく盆夕べ
@ @kakan_haiku 好きな句 ◆よく晴れて遠くで鳥脅しが光る/多田有花(正子師添削)遠くでキラキラ光っている鳥脅しに目を凝らす。そんな田舎の景が展開する時季が来ましたね。「よく晴れて」と「光る」がうまくマッチしていると思いました。啓一

*広く遠く山々を越えて吹きわたる盆の風に、はるかな魂を思い、ここにある命を思う心が、淡く深く詠まれている。(高橋正子)

11.08.13盂蘭盆ネット句会投句控

2011-08-13 18:39:32 | Weblog
投句 (kakan52)
2011-08-13 18:29:03

撫子の淡きを活けて仏前に 入*
魂迎え去りにし人の名を想う
里山を静かに照らす盆の月

仏前を灯すように活けられた、秋の七草の撫子。その淡き色合いが、ことさら優しく可憐に目に映り、しみじみと故人を偲ぶ思いが伝わります。 (藤田洋子)
御礼 (2011-08-15 10:33:05
藤田洋子様
何時も大変なお世話を頂き有り難うございます。
★撫子の淡きを活けて仏前に の句にお心のこもったコメントをつけていただき感謝いたします。今春、弟が急逝し新盆になりますので、人生のはかなさを想って詠んだ次第です。誠に有り難うございました。

AでFさんが手書きの詰め碁問題をくれる。大正生まれの先輩方が偶然、数人かたまって座ることになっていて、戦中戦後の思い出話がはずんでいる。昭和ひとけたは小さくなって高校野球のTVをみている。今日も暑くて、冷房が利きすぎて困る。

11.08.11秋来る

2011-08-11 21:34:31 | Weblog
★清流に小魚の影秋来る
★新生姜そえて味わう焼き魚
★落花生産地直売買ってくる

@ @kakan67 好きな句 ☆守宮鳴く人の恋しき夜となり/下地鉄 いかにも南国の夜を想わせる素敵な詠みに惹かれました。ブログ句会のときと同様に宜しくお願い致します。河野啓一