河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

08.6.29合歓の花

2008-06-29 10:24:57 | Weblog
子に句集遺したきもの合歓の花
蜘蛛の糸つむぎ連綿われのあり
深緑世の静謐もかくあれと

ハービス会の例のメンバーが集まる日。東京の安房君が来れない代わりに細見君には奥さんがついてきてくれる事に。天気が心配。それにしても松井さんにはいつも大変なお世話になり、感謝のほかない。 句集の追加原稿を考える。締め切り目標は7/9(水)。

08.6.27梅雨晴れ

2008-06-27 10:51:07 | Weblog
梅雨晴れの薄日狭庭に暖かく
友招き部屋の整理や梅雨晴れ間
バラ蕾二番花とて大切に

「樫の木の白き花咲く森を行く」に思いがけず4★を頂戴した。愛和園の二階で自転車漕ぎをしながら、緑地の木々の様子をどう表現するか?、試行錯誤した結果が夜になって給にまとまった。現実と表現の間にはある程度の飛躍があって然るべきだと会得することがこの頃多い。しかし句集の方の宿題が手付かず--。岩井氏から返信あり。

08.6.26合歓の花

2008-06-26 18:10:59 | Weblog
合歓の花咲き零れては雨を待ち
野の池のほとりに咲けるねむの花
雨もよい緑の茂みデイの窓
樫の木の白く花咲く杜を行く

間引き菜を植えても育つ夏野菜


送迎車の道筋に去年と々合歓の花を見つけた。地味な色で見つけにくかったが、年々大きくなっているようだ。

08.6.25初夏/田風(コンテスト投句控)

2008-06-25 14:05:41 | Weblog
初夏の朝狭き菜畑に雀くる
紫の花々咲きて初夏の風
サルビアの赤夕闇に溶けてゆき

1 ペダル踏む野道さやかに田風
2 木々の葉の眩しく照りて梅雨晴れ間
3 浜木綿の香る浜辺や空遠く

昼、思いがけず信之先生から電話。「句集を出すということで気合がかかってきたようですね」、とご機嫌悪くない。自分史の原稿と追加の句があれば七月上旬(あと2w)に送れ。七月いっぱいで最終原稿を完成し印刷が1ヶ月、9月7日過ぎに水煙でお披露目、と言うお心積りのようだ。15万程度に収まるだろうとのこと。VG!

08.6.24水煙300号投稿(控)

2008-06-24 08:47:10 | Weblog
花苗の色とりどりに五月晴れ
今年竹揺れて耀く雨上がり
雨止みて瀬音も高き木下闇
河鹿鳴くせせらぎの水汲み帰る
万緑や半身で生きて七年に
父の日や寡黙でありし人想う
浜木綿の咲けば海風雲を生み
庭隅の浜木綿いつか株の増え
若き日の君想いけり睡蓮花
梅雨晴れ間今年は強く生きてゆく
(6.19投句)

08.6.23青梅2

2008-06-23 10:25:11 | Weblog
雨止みてふと見つけたる青き梅
青梅の転がり行きて隣家に
佃煮の山椒苦味もの足らず

「好きな句」
李熟る雨のなかにも紅を差し/桑本栄太郎
杏や李はおなじバラ科桜属の落葉高木で、杏しか私は知りませんがちょうど梅雨の今ごろ熟れてくるのですね。詩情豊かな大好きな句です。

<注> 雨にも負けず⇒雨の中にも(正子添削)雨のなかにも紅を差し--さすが!

08.6.22青柿

2008-06-22 18:39:02 | Weblog
青柿の枝に並びてシャワー浴び
人ごとと思えぬ柿の青さかな
青柿の並びて風を聞きおりぬ

青梅や緑の中にかくれんぼ
青梅の転がりたるや隣家に
雨止みてふと青梅を見つけたり
山椒の佃煮栓のやっと開き

典型的な梅雨模様。工務店S君が見積もりもってやってくる。ひとまず検討させてもらうことに。

08.6.21夏至

2008-06-21 22:08:48 | Weblog
木々の葉の青く光りて夏至の朝
明け易し狭庭の木々に挨拶す
夏至の日に旧き映画を見たりけり

デイサービスAで映画週間とて加山雄三を見る。「君といつまでも」やハワイアンを聞く。水上スキーが上手いのに感心。若さとは良いものだ。矢野さんの投句が目にとまり、教えられるところ多し。

08.6.20野萱草の花

2008-06-20 10:04:58 | Weblog
庭隅に花色鮮烈野萱草
紅いダリヤ白いダリヤと小雨降る
ベランダに育てよ赤い夏の花

夏の蝶向かいて青き生駒山
雨上がり万緑包む朝陽かな
仏桑花沖縄の夏思わるる(6.18投句分)


また梅雨の再開。岩手地震の人たちは大変だろう。具子も昨日の診察では特になにもなく、あと6箇月検診を待つことに。

08.6.19紫陽花2

2008-06-18 15:51:57 | Weblog
手鋏の音や紫陽花活けられし
紫の花のいくつか梅雨の庭
朝顔のつる伸び難し梅雨寒に

ハービス会の段取りを決める。6/29昼に。
具子は体調快復してか、テニスコートに出かける。でもまだ息切れはするそうな。石坂さんから電話あり伺っておく。
浜木綿」の句が正子先生の★印を頂戴する! ある程度飛躍しても詩情が大切らしい。ほんの少し判ってきたのかも? 句材に対する感激が必要ではある。絵でも句でも同じ。