11.06.30黐の花

★雨もよい森に明るき黐の花
★森の辺に鳥の恵みや黐の花
★老鶯の声を聞きつつ沢伝い

@ 好きな句 　四十雀跳ねる窓辺の茂みかな /智久　小鳥が窓辺の茂みの中で跳ねまわっていかにも可愛らしいですね。私方の庭先でも似たような景が見られます。

ひょっとしたら、お礼を梅雨晴れ間」の同じ句に対し２回ツイートしたかもしれない。格好の悪いことだ。
ケーブルテレビからグレードアップ勧誘の電話が３回もかかってきた。1月900￥でも年間では１万円になる。
福島の循環冷却装置はまた故障したそうな。

11.06.29西瓜

★丘の街風吹きぬけて深緑
★西瓜切って風を入れたる昼下がり
★風鈴の音聞いてみて吊り下げる

11.06.28梅漬&9月度案

★梅雨明けを待てば心は青空に ○*
★梅漬けて氷砂糖の海の中
★アロハ着て涼しき夕べ雲流る*


好きな句　☆塩つけて丸ごと齧る初胡瓜/敬二　胡瓜のとれとれに塩をつけて丸齧りにする豪快さと爽やかさ。結びの「初胡瓜」が効いていると思いました。

すっかり梅雨明けを想わせるかのような今朝の空。Sの帰り道、白い大きな花がたくさん 咲いている横を通る。泰山木か、くちなしか、よくわからなかったのが残念。

*津本さま　★アロハ着て涼しき夕べ雲流る/を好きな句に挙げていただき、共感のコメントを有り難うございました。倅からハワイ土産にもらったのを着てみたりしております。

　*有花さま◆梅雨明けを待てば心は青空に/を好きな句に挙げていただき共感のコメント有り難うございました。少し暑くてもカラッとした青空がいいですね。

「９月度案」野萱草
①松生うる浜辺に立てば夏の霧
②街を外れて植田静かに広がれり
③生駒山に雲流れゆき野萱草
④メロン掬うスプーンの光なめらかに
⑤新藷をふかして甘き湯気の立ち
⑥青葦や水ひたひたと淀の川
⑦絵団扇に描きたしむらさき露草を
⑧青梅雨に古き日誌を開きおり
⑨軽鴨の子も走り廻れよ水脈曳いて⇒修験者の列に会うのは山開き
⑩風鈴の音聞いてみて吊り下げる

11.06.27ゼラニウム

★休日の朝や涼風吹き抜けて
★ゼラニューム静かに紅く咲いており
★緑陰に佇み仰ぐ楡大樹

あさの風が部屋を吹きぬけて、心地よい。庭の雑木や柿の葉が風に騒いでいる。今日は休みで、気楽でよい。
好きな句
　☆夏霞む城址より見る竹生島/光子 竹生島が見える城址と云えば、かっての浅井氏の居城のそれでしょうか。霞みに覆われた琵琶湖の風情と戦国の歴史が思われます。
posted at 12:57:18

11.06.青田風

下町の路地に咲く花優し色
★町の灯も遠き鉄路や青田風○*
★緑陰に憩いて向こうの丘望む


好きな句◆草色の蜘蛛吹かれつつ糸の先/津本けい小さな蜘蛛が自らの糸にぶら下りながら巣作りをしている景ですね。近頃は蜘蛛の巣もあまり見かけなくなりましたが、草色の蜘蛛というのがうまくマッチしていて、軽やかな詩情を覚えます。

*

11.06.25合歓の花

★風そよぐ里のはずれや合歓の花 *
★涼風が朝陽を揺らせ吹き抜けて
★アカシアの花のさ揺れて風渡る

好きな句☆畝割って新馬鈴薯の丸々と/古田敬二 新じゃがを収穫する嬉しさ、その光景がよく伝わってきます。

*有花さま　お礼「風そよぐ里のはずれや合歓の花」を好きな句に取上げていただき、嬉しいコメントも有り難うございました。家の近くの緑地帯のはずれにひっそりと咲き始めました。

11.06.24夏の霧

★松生うる浜辺に立てば夏の霧◎　　
★紫陽花の白く咲き出す夕べかな　　
★昼寝覚若き日の夢遥かなり

◆ 浜辺に生える松を夏の霧が幻想的に浮かばせて、夏の浜辺の涼しさが心地よい。（高橋正子）

好きな句と絵　【389】夏至の朝高く輝く陽が昇る/有花　なんの衒いもなくずばり言い切った句。スケッチの力強い構図と素晴らしい色彩。夏が嬉しくなります。有り難うございました。
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11.06.23夏至ネット句会

【銀賞】
★メロン掬うスプーンの光なめらかに/河野啓一
「光なめらかに」は、素直な表現だが、メロンの光も、スプーンの光も言い得て涼しい感じがよく出ている。メロンの色、スプーンの光によい世界がある。（高橋正子）

その他の投句6/22
67.雨上がり森の辺に立つ夏舘
68.今止みし雨の雫や青葉闇

11.06.20軽鴨

★軽鴨の子も走り廻れよ水脈曳いて○
★山裾にぽつりと一つ夏灯し
★若楓谷はそよ風箕面山

好きな句　【386】夏鴨のつがいは池の中ほどに /多田有花　＜上手なスケッチが出ている＞　
句も穏やかな詩情を湛えて素敵ですが、絵の素晴らしさにはさらに驚嘆しました。

今日も一日雨。万博記念公園で紫陽花が色づき始めたそうな。
Sさんと父の日のプレゼントなどを巡り２,３話す。

11.06.19父の日

投句6/19　★父の日やチャイムの鳴りて花届く
★竹林を抜け来し風や梅雨晴れ間
★団扇絵にマッターホルンの輝ける

好きな句　★睡蓮の動かず声は牛蛙/小西宏
睡蓮が静かに咲いている池に響いてくる野太い牛蛙の声。対照の妙でしょうか、存在感が印象に残りました。

浩らがやってくる。父の日の銘酒１本。。梅をちぎってもらう。5、6ｋｇにもなったようだ。泰介から花かごが届く。甲子園は今日も満員の盛況。