11.5.31植田

★街はずれ植田静かに広がれり⇒街をはずれて植田静かに広がれり　正子師添削*　◎
★梅雨晴れ間生駒も信貴も青々と　*小口氏
★滴りて箕面の山は北にあり

好きな句　 青梅の葉裏に太り月変わる/有花　少しずつ太ってゆく青梅と月が変わることの、連続と不連続の取り合わせの妙に惹かれました。スケッチも愉しく拝見しました。

*実は信之師の添削をいただいたのかも。花冠添削教室　★「街はずれ」は、「村はずれ」と同じで、使い古された言葉なので、現代的な日常の言葉「街を外れて」とした。「植田静かに広がれり」の現実感を読者にも与える。（高橋信之）

口語体と文語体の混用は差支えなく、むしろ効果的でもあると悟る。

11.05.30河骨

★梅雨入りして無為に終わりぬこの月も
★庭園を巡れば河骨雨に咲く
★柿の木も枝をゆすりて梅雨入りかな

好きな句　◆枝切って空を広げて梅雨入り前/津本けい　枝を透かしてすっきりしての梅雨備え、共感いたします。私方では思うだけで実行が伴わないうちに梅雨に入ってしまいました。

11.05.29梅雨入り＆8月号投句控

★雨粒の一つ一つに早苗揺れ
★夜もすがら雨垂れを聴く梅雨入りかな
★柿若葉上の雨垂れ下の葉に

好きな句　◆柿若葉碧空からの陽に透けり/古田敬二 実に明快に柿若葉の美しさの本質を詠んでおられると思いました。啓一　（穏やかでおおらかな写真が付いている）

花冠8月号投句
①若葉して大和明日香の風の道○
②青竹を立てて泳がす鯉幟○
③金婚を過ぎし妻あり夏来る○
④遠山を望む新樹や風渡る○
⑤田水張る街の外れの小さき田も*
⑥若葉分け伸びる単線鉄路かな○　
⑦妻出かけ吾は留守居の青葉木莬×
⑧白飯に埋もれ蚕豆うす青く×
⑨風そよぐ青葉の森に宿をとり×
⑩梅の実の日ごと太りて青空に○
*万緑やわが人生はかく愉し　　大幅入れ替えしていただいたようだ。6/11

11.05.27青葉風

好きな句　
★雑草と戦う百姓の夏来たる　「百姓の夏」が印象的です。さあやるぞ、の意気込みが伝わって来ますね。

★青葉風白く花咲く森を抜け
★丘の辺にはや風騒ぎ梅雨入りかな
★走り梅雨つぼみ数えて開花待つ

5/28あじさいネット句会投句

万緑や師の足跡を寿ぎて
雨上がりツバキの若葉光る朝
四重唱声を合わせてアマリリス*入

11.05.25万緑

★莢豌豆小さい豆が透けて見え
★豌豆の青き香りを握り飯
★万緑やわが人生はかく愉し*津本,川名、多田、古田氏　◎
好きな句*素晴しいのひと言です。私は不幸でも何でもなく、幸せな人間ですが、こんなに気持ちのいい句は詠めません。

お礼　けい様「万緑や」の句に過分のコメントをいただき恐縮です。青空の下、緑の中に居りますと、自然に晴ればれと愉快な気分になってまいります。しかし明日辺りから梅雨模様との予報です。さてどうなりますか。啓一

・万緑やわが人生はかく愉し/河野啓一
一読、肩の力が抜けて、とても愉快になる。万緑を吹く風、万緑の光、万緑の色などを愉しと思う心軽い心境をすでにもっておられるからできた句。（高橋正子）


今日で晴天は終わりの予報。千里中央通りの緑の多様なこと、豊かなこと。ほんとに気分がよい。
皆はニュースで見たそうだが。2500年前の縄文時代のくわがたが、奈良の御所市でみつかったそうな。ほぼ完全な原形を保っていて、現在のと同じとか。橿原考古学博物館で6/2まで一般展示の由

1.05.24老鶯

★青葉闇抜けて参道奥の院
★老鶯を天地に聞く山の道
★登山道ふもとは小さき鄙の街

@ @kakan_kukai 好きな句　◆アイリスの濃紫切り一抱え/黒谷光子　濃紫のアイリスを一抱えも切り花に、豪華さにおどろきました。　

11.05.23夏の瀬戸

好きな句　◆ヨットの帆きらめく海に高々と/高橋秀之　瀬戸内沿岸でしょうか。初夏のさわやかな景が目に見えるようです。


★戻り舟釣果躍るや夏の瀬戸　*黒谷氏
★柿若葉育ち緑のベールかな
★ジャスミンの白き香りが風に乗り

昨夜の花冠ツイッターで去年11月の横浜での集まりの写真と句会の記事が大きく出ていて驚いた。ほんとに良い思い出。師匠と皆さん方に深謝。
今日は朝から雨で肌寒い天気だったが、小止みの中を国循へ。12時過ぎ帰宅。

庭先の柿の老木がだんだん葉を伸ばし、ちょっとした緑の日よけのような感じになった。jジャスミンがこの枝に登っている。

大相撲審査場所は昨日白鵬が7度目の優勝。相撲学校の某講師や横審などの話では、全般にいつも以上に迫力があり、土俵際の粘りが凄かったとのこと。
プロ野球交流戦はソフトバンクが絶好調。摂津も先発に転向して順調のようだ。阪神はどうにもならぬ。ドライバーのＡさん曰く「真弓と城島が辞めないと強くなれない！」それはちょっとかわいそうじゃないか？
何十年か前の本因防戦橋本昭宇vs坂田栄男7段戦最終局をじっくり見る。コミ4.5目の時代だったが、橋本が白番3.5目勝ちで防衛。坂田は絶対優勢から逆転負けしたわけで、今では珍しいことではないが、坂田はその後10年間挑戦できなかったという。石田秀芳の解説で。偶々興味深い番組を見たものだ。
同じＣＡＴＶ700で、最近井山名人が、中国の新棋戦でイ・セドルと古力の2人に勝って依田9段以来50年ぶりに日本に国際棋戦勝利をもたらした由。これがきっかけになって”日本復活”が進めばよいが。

11.05.22青葉雨

好きな句　◆釣忍水たっぷりと軒下に/黒谷光子 厚さの到来を前に軒下につるされる釣忍。たっぷりの水を含ませて、先人の豊かな知恵と心根が忍ばれます。
★青葉雨上がり嬉しい薄日差し
★雨上がり遠くに見える代田かな　○*正子師評あり
★緑陰を飛び回るかな雀たち

11.05.21バラ園

「 好きな句」　★火の山をかくす浮雲冷し酒/小口泰與　冷し酒の季語を巧みに使われ、火の山の勢いを際立たせた詠みが好きです。

★車いす笑顔あふれてバラの園
★鳥声の遠き空かなバラ花壇　○
★樹々の道ぬけて開ける薔薇の園

何とか天気も保ってＡから二の切りバラ園へ。2週間前と違って今日は満開で、素晴らしい。バードハウスも久しぶりに入ってみる。昔と様変わりで、、セキセイインコ、オカメインコ等が小奇麗に飼われている。
家内もたまたま中之島公園のバラ園へ。

11.05.19カヌー

好きな句
★ゴーヤ植うたちまち絡む蔓の先/あゆみ

ゴーヤ蔓の句に選とコメントををありがとうございます。節電の為グリーンカーテンを作ることにしました。苗を植えてネットを張ったところ、目を離した２時間後にはもう巻いていました。ひょっとすると１０分後だったかも知れません。

★風そよぐ青葉の森に宿をとり○ ◆ 青葉が風にそよぐ森の心地よさ。俗を離れた森の宿に、森の気を浴びて、心身さわやかに過ごせる人生のよい時間は、代え難い。（高橋正子）

★山の湖青葉目指してカヌー漕ぐ
★空晴れてヨットハーバー人の群れ



ゴッホの白バラを描いた正子師の句にコメントをつけることに。グーグルで探して多分これだろうという絵に当たる。力強さよりもゴッホらしからぬよわよわしい繊細さが窺われる。
1日中清々しい晴天が続く。