河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

13.07.10初蝉

2013-07-10 21:13:36 | Weblog
2013-07-10 21:32:19
★夕まぐれ初めて弱き蝉の声
★森に沿い初蝉すでに大合唱◎
★新じゃがを獲りしと息が持ち来る

お礼 正子先生
「天と地を結ぶ棚田の早苗かな」
を今日の俳句におとりあげ下され、うれしいご講評を賜りまして誠に有難うございました。句作には発想の飛躍も必要かと悟るところがありました。今後ともご指導宜しくお願い申し上げます。

★朝影のみどりの深き夏ポプラ  正子
青々と茂ったポプラの木です。朝日に照らされて影は深く沈んだ緑色に見え、陽を反すところは浅緑にきらめく。光と影の美を詠まれた季節感の素晴らしい御句と思いました。

○今日の俳句/
隣家の窓に今朝より青簾/河野啓一
隣家の窓を見ると、今朝からは、青簾がかかって目にも涼しげ。隣家も夏支度が整って、夏本番を迎える。(高橋正子)

★蕗の灰汁つきたる指のきしみがち  正子
蕗の葉や茎が大きく伸びて、料理に最適の季節なのでしょう。下ごしらえをする指に灰汁がついてきしむような感覚です。この時季の主婦の思いをさらりと詠まれました。(河野啓一)

★烏賊釣りの船に揺られて若狭湾/河野啓一
夏の夜の日本海の風物詩、烏賊釣り船の漁火は、生まれてこの方その美しい光景は脳裏を離れた事は無いほど懐かしい光景です。嘗て若狭湾にて漁をされた想い出かと拝察致しますが、都会のどのようなネオンの彩にも負けない程の
素朴な美しさです。若狭湾との地名がきいています。桑本氏

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