河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

5.28万緑

2008-05-28 08:23:17 | Weblog
万緑や千里万博夢の跡
万緑や半身で生きて七年に
浜木綿やいつか庭隅株の増え

月曜日、信之先生に電話して句集作製の件ご相談申し上げる。入会前後の記録が確りしてないので年度別に集め難い問題があるが、どうしたものか?

5.26紫陽花

2008-05-26 12:41:44 | Weblog
紫陽花や濡れて蕾を光らせて
庭隅の浜木綿いつか株の増え
わが庭にバラ咲きたるや紅きバラ
つる薔薇の新芽伸び出づ地際より
妻の声ヤゴ見つけたる池の端
野萱草濡れて緑の中に咲く

今日は良い天気。昨日の雨で植物は生き返った。柿若葉が色濃くなって葉陰にフロリバンダ種の紅いバラが咲いている。家内か池の端でヤゴをみつけた。羽化した抜け殻も。ユニークな形をしている。水サソリという字を書くだけのことはある。

5.21山法師

2008-05-21 14:56:29 | Weblog
街路樹に並べられたる山法師
白き花胡蝶のごとく山法師
山法師似合わぬ名かな小さき花

(ふとTV画像を見て)
 尾瀬沼の雪解集めて只見川
 雪解けの水争いて渓下り
 福寿草押し合い日を受けて
 片栗の花のゆかしや深山行く

昨日からプロ野球交流戦が始まった(今年は2連戦、1チーム24試合)。楽天も強くなったもの、先ず中日に勝つ。


5.18薫風

2008-05-18 21:22:53 | Weblog
囀りを乗せて涼しき風流る
鶯も鳴きて箕面の風薫る
鶯の声も馳走の一部かな

大鉢に水溢れおり金魚棲む
水草も花の準備や庭の池
睡蓮の葉の小さくて池静か

SAグループ「ゆたか会」の老齢化に伴う解散コンパが箕面山麓のM茶寮で。風情のある敷石の玄関口の出入りが大変。それにしても絶えず聞こえてくる鶯の鳴声は本物かどうか? 今年は鶯が良く鳴いたと皆言ってはいたが。
庭の池では睡蓮が上手く冬を越して盛んに葉を浮かべている。、

5.17若葉3

2008-05-17 19:43:35 | Weblog
太陽の塔は若葉の森の中
つる薔薇のシュート今土を離れたり
そよ風に揺れてきしょうぶ草の中

独り立つ泰山木の照葉かな
佳き人の木陰をゆくや夏夕べ

吉田晃氏:5/16
啓一さん、「海賊の朽ちたる鎧夏館」をお取りあげくださりありがとうございます。先日、村上水軍の本拠地へ行ってきました。「しまなみ街道」から大島に入り、石の彫刻を買うのが目的でしたが、ぐるっと回ってみました。伊予には、三大水軍があって、東予は大島周辺の村上、中予は忽那島周辺の河野、南予は日振島の藤原と、それは勇壮なもので、日本の歴史をつくりましたる。啓一さんは、河野一族の末裔になるのですか。

5.16緑陰

2008-05-16 14:43:57 | Weblog
緑陰に子らの喚声遠足日
黄帽子の葉陰に待てる横断路
緑蔭や弁当持ちて散らばりて
楠若葉円形花壇のうしろだて
楠若葉円形花壇を眺めおり
楠並木みんな若葉に更衣して
緑蔭に人待ち顔なるベンチかな
黄帽子の子らさわやかな楠若葉

K医院の帰りに服部緑地公園に寄る。好天で暑い。木陰の涼しさが嬉しい。薄緑色の楠若葉と黄色い帽子の子供の列が印象的だった。

5.15若葉-2

2008-05-15 20:36:43 | Weblog
空澄みて若葉耀く朝嬉し
風流る遠く色見ゆ竹の春
鉄線花垣根の上に顔を出し

並木道乙女椿が顔を出し
鉄線花ツルの先なる紅の色

「好きな句」
海賊の朽ちたる鎧夏館/吉田晃--意味は良くわからないが取り合わせの意外性に惹かれる。

5.14若葉

2008-05-14 10:10:14 | Weblog
若葉雨ふらつく足で傘を出し
若葉寒なれどいそがし蟻の列
雨上がり狭庭を抜けて若葉風
柿若葉何時しか日陰つくりおり

昨日の循環器HP定期検診で凝固時間が短くなっているとの指摘。食事の加減でワーファリンの効きが悪くなったらしい。服薬注意書きを再読。納豆は別格としてトマト、レタス、アスパラ、小松菜、海藻類を食べ過ぎないようにとなっている。旬の美味しい野菜ばかり。


5.11母の日

2008-05-11 11:42:30 | Weblog
母の日や花束持ちし息来る
母の日や昔話に時の過ぎ
母の日や連れ立ち行ける母娘

連れ立ちて母と娘出かけ母の日にr
走り梅雨傘忘るなと母心r

昨日に引き続き雨で寒い!暖房を切り、毛糸のセーターを片付けた後だけに堪える。
浩が電話をかけてきて昼に寄るという。泰介から半袖と長袖と2枚ブラウスが贈られて来る。尚子は電話でご機嫌伺い。