河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

08.10.31金)行く秋

2008-10-31 21:19:29 | Weblog
行秋や棚田の空のなお青く
行秋を招く銀杏の黄葉かな
大き葉に隠れて柿の色付きぬ

井山裕太‐張羽名人の名人戦6局は黒番井山の98手中押し勝ち。
恐るべき19歳。M.レドモンド9段のの解説によれば、中盤名人の軽い利かしの1着を巧みにとがめて攻劇を開始し、優勢に立ったあとは名人の勝負手に読みの裏付けを持つ最強手で対応し續けて相手にチャンスを与えず、中押し勝ちをもぎ取ったらしい。

08.10.30冬支度

2008-10-30 21:12:29 | Weblog
色付きて桜並木は冬支度
秋雨や赤い頭巾の稚児地蔵
鈴生りの柿の実今や熟しつつ


新海苔が4つ★をもらったがそれ以外は冴えないこのごろ。野見山氏のメールの稚児地蔵の写真を拝借して1句。昨夜はともこの免許証が無くなって随分探したが、あきらめて今朝警察に電話、心配したほどのことなく再交付可能らしい。
太郎サンは経済対策とて仰々しくバラマキ案を披露し、解散は当面行わないとか。益々けしからぬ。中福祉中負担を目指すとも言うが--。

08.10.28新海苔

2008-10-28 23:27:01 | Weblog
新海苔や有明海の潮の香に
長芋は砂丘の土に長く伸び
富有柿のまだ熟れざるに鳥の影

ぐっと朝冷えるようになってきた。まだ平年より少し高いというが、今朝は室内18℃、大阪の気温は12℃。
Mさんと月1回火曜日に一緒になることに。元気。屋外歩行も実用になっているようだ。 株は円高一服もあってぐっと上がったが、プロの見方は強気、弱気に二分されている。日産ゴーン社長は、「経営危機だった98年より株価が低く、異常」と言う。
一方、太郎さんらは、政局よりも政策と唱えて、解散引き延ばしを計るようで、真にけしからぬと思う。マ、それが世の中か。USは1週間後大統領選。やはりオバマ優勢と伝えられている。

08.10.27秋の空

2008-10-27 13:08:30 | Weblog
(服部緑地公園にて)
牛飼いの少女の像や秋の空
空仰ぎ清しき秋のバラ花壇
コスモスの花壇の前の二人連れ ①

昨日までと打って変わった好天気。緑地公園へちょっと一走り。車椅子持参で2時間弱。具子は絵のモチーフに写真。自分は句作6‐7句ほど。しかし、まともなのは少ない。
円高はさらにに進み、株価も冴えない。今日の句は28日に再訂正したもの

08.10.26火祭り

2008-10-26 18:09:17 | Weblog
鞍馬山篝火ゆれて火の祭り(由岐神社で10/22)
うすにびの空に明るき秋桜
庭園の隅に葦簣や菊花展


1日中小雨が続く。万博公園へ行ってみようと考えていたが、とても出かける気にならない。昼過ぎ、長浜ロイヤルホテルで同級会のあった帰りとて、横浜の吉紀がやってくる。円高でドル預金はどうか?手数料が高いが、などの話。2人でNHK盃囲碁、河野臨天元‐趙善津戦を見る。素晴らしいねじり合いでコウつき一手差の攻め合いに。とても手がないと思われるところに手を作ってゆくプロの戦い!
安房君神戸に帰っているとて電話をくれる。改めて句集を褒めてくれる。
伊藤ハムの工場地下水にシアンが入っていたとか、26品目200万個の回収騒ぎ。又コープが絡んでいる。

08.10.24柿の実

2008-10-24 16:23:04 | Weblog
柿の実の落ちたる音や夜も更けて
落花生実りの秋は土の中
山椒の実を佃煮に佳き香り

ほぼ午前中弱い雨が降り続く。プラージュへ散髪に。大変空いていて親切。すっかりかおなじみになってきた。又来て下さいと言われ、気分が良かった。麦丸の讃岐うどんで昼食。FRBのグリーンスパン氏がインタビュー攻めに合っている番組をBSで。こんな問題になるとはるとは判らなかったと、のらりくらり。人間の能力の限界もあろうが‐‐
株はまたまた大暴落-¥800。円高¥95に。  
すすきの曽爾高原と正倉院展のバス旅行を申し込む。

08.10.23柿の秋

2008-10-23 21:11:13 | Weblog
山の辺の道を辿りて柿の秋
秋しぐれ水面に白き音立てて
秋霖や並木の色を深めつつ ①

今日はドクターと2局。お互いに快勝(つまり相手は惨敗)1回ずつ。いつも序盤からねじり合いの泥仕合で、横へ見に来たNドクターはさぞおかしかっただろう。やはり上手い人からすれば、パッと見てすぐ判る筋が多いようだ。CMS今日の中日は惨敗の様相。

08.10.21木ノ実落つ

2008-10-21 20:55:23 | Weblog
夕暮れてかそけき音や木の実落つ
水澄むや小鳥の声も伸びやかに****(信)取り合わせが可愛い(正)
間引き菜の朝露浴びてなお青し

*具体性 *余情 *爽やかさ *切り口 *思い

今日もいい天気、この秋は平年より日照時間が長いという。虫に刺されたアレルギーが脚からだんだん頭まで上に上がって来て 困った話を聞く。内服の痒み止めは良く効いたそうな。ひょっとしてタリオンなんかだったかもかも知れない。
CMSは西武の打線爆発、王手。明日ハムがダルビッシュで支えきれるか。 

08.10.20柿

2008-10-20 22:44:16 | Weblog
青空に柿の実を数え今生きる  <推敲
豊作の柿の去年より小さくて
柿の実をライトアップし大西日

国循診察日。中濱読ドクターは先月退職。代診はほぼ同年代の神出先生。
田中さんに①-2。CMSは見事な投手戦。藤川がウッズに2ランを食らって阪神敗退。
句作は相変らず。詩情が出ない出せない? 奇を衒い過ぎということか。
泰介、岩井氏、吉紀さんにメール。結構時間がかかる。

08.10.18木の実

2008-10-18 22:24:12 | Weblog
団栗をはねて駈けゆく児らの足
枝付きの柿の実ひとつ絵手紙に
柿の実の落ちる音かな夜の更けて

朝露の間引き菜グリーンサラダかな

昨日と同じ絶好の天気。句作はやはり進まない。先達の句をもっと学ぶ要あり。
*ひと時を舞う雪虫と陽の中に/志賀泰次★★★★
与えられた「ひと時」を大切に過ごし、いい心境だ。「陽の中に」が明るくて、嬉しい。(高橋信之
*石橋を渡れば月の少し揺れ/丸山美知子★★★★
月夜の抒情をうまく詠んだ。世俗とは別の世界だ。(高橋信之)
・ピラカンサ朱く煌めき秋深む/啓一★★★
ピラカンサの実が枝にびっしりと付き、それ自身でも、日に当ればなお耀き、煌く。その煌きが増せば、秋が深まってゆく。(高橋正子)