河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

12.26/2冬の朝

2007-12-26 14:08:08 | Weblog
冬の朝テレビ体操眺めいる
冬椿季節巡れる嬉しさに
八朔の耀きて陽の溢れ出し
葉を摘める冬の野菜のサラダかな

年末から寒くなりそうだが、今日のところは良い陽気。八朔の実が陽に映えてキラキラと美しい。
予定を1日過ぎて年賀状がほぼ出来上がった。病院通いの合間を縫って、良しとせずばなるまい。

12.26シクラメン

2007-12-26 13:47:50 | Weblog
一年の巡りて今朝のシクラメン
窓越しの冬日耀くシクラメン
シクラメン寒さに負けず奔放に
幼蕾をあまた従えシクラメン

家内が買ってきた大輪のシクラメン、水をやりすぎたかして葉が黄ばんで来たと心配している。環境に順応するまでは必ずしも丈夫と言えないかも。

12..23冬枯れ

2007-12-23 21:18:21 | Weblog
<服部緑地公園にて>
冬枯れの小さき枝にも小鳥棲む
枯れ蓮の下泳ぎゆく鴨の群れ
犬連れて師走の公園歩く人
冬空の下に枯れ蓮枯れ芒

枯れ蓮の池間借りせる二羽の鴨
枯れ蓮の林を縫うて鴨遊ぶ
一年の雑念払い冬至る

枯れ池の風景をスケッチしながら句作を試みた。どちらも難しい。絵に専念の家内の方は好調のようだ。三脚とカメラを持ったバードウオッチングの人達が通る。

12.15雑詠

2007-12-15 22:12:48 | Weblog
車検済み暖機音聴く霜の朝
公園の冬空広し鳩の群れ
冬空に円く聳えて楠大樹

緩やかに黄落進む森の木々
黄葉を掃き集め居る街のひと
木枯らしに蜜柑の葉揺れ実も揺れて

冬がやってきた。ちょうど1年前、家内の入院でショートステイ暮らし、窓から公園の森を眺めてやきもきしていたことを思い出す。





12.2水煙2月号投句

2007-12-05 16:20:08 | Weblog
往く秋を遥かに能勢の棚田かな
大和路の秋や柳生の朴葉すし
神鹿の背を撫でてやる秋日和
秋入り日受けてものみな耀けり
手のひらに団栗ひとつ秋惜しむ
比良山頂伊吹も遠く薄雪に
かぶ買うて煮物酢の物漬け物に
黄葉の並木に埋もれ車椅子
小春日の日溜まり嬉し孫来る
落柿の赤を咥えし冬鴉

例年になく暖かい晩秋が続いてきたこの北攝地方もついに冬が到来。それでも10日遅れて箕面の紅葉は今見ごろとか、平日でも阪急箕面駅は人出でいっぱいと聞いて、倅の車で連れて行ってもらう。陽射しは暖かでよかったが残念、やはり盛りが過ぎて枯れ葉も目つ。一応の雰囲気を味わい、滝安寺まで行って戻る。
星野ジャパンの韓国戦を見逃して寝てしまった。