河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.04.19銀杏並木

2011-04-19 18:01:02 | Weblog
「好きな句」
「白花を摘めば四つ葉やクローバー」
単純明快な詠みで、四つ葉のクローバーに当たった愉しさが伝わってきます。

「投句」
朝日浴び銀杏並木はうす緑
芽ぐむ樹の芝生に立ちて枝拡げ
春嵐六甲道を駆け下りて

11.04.18芽吹き

2011-04-18 17:13:52 | Weblog
[好きな句」
春雪の富士かがやきて陽と交る/かわなますみ
雪を頂く富士に陽が差して神々しくかがやくさまを「陽と交わる」と表現されたのでしょう。平明で何か奥深いものを感じます。

「投句」
きらめきて芽吹き香るや並木道
陽を透かし心慰む柿若葉 ○
紫を競うムスカリ花韮と

今日の天気予報は良い方に外れた感じで、
柿の樹の下にいろんな小鳥がやってきて目を慰めてくれる。

11.04.17夏近し

2011-04-17 18:00:58 | Weblog
[好きな句」
花散れば時ゆるやかに流れ行く/小西宏
まんかいの桜も散りはじめました。まだ花吹雪にはならないとしても、時は緩やかに流れ春の深まりが思われます。行く春の情趣が感じられる素晴らしい詠みと思いました。

「投句」
木々の葉の朝日に映えて夏近し
蝶々のもつれもつれて庭の中
硝子戸に若葉の映えて蝶の影

[お礼」
黒谷光子さま、古田敬二さま
「木の芽晴れ山路に水の音のして」を好きな句にお選びの上、嬉しい共感のコメントをお寄せくださり
有り難うございます。
尚本句は、「木の芽晴れ山路に水のころがる音」と正子先生に添削していただき、活き活きと動きのある句に進化しました。

11.04.16木の芽晴れ

2011-04-16 20:02:09 | Weblog
[好きな句」
花屑を掬い過ぎし日ひき寄せる/小川和子
落花を手ですくい、名残を惜しむ心はそのまま昔の思い出につながるでしょう。素晴らしい詠みで過ぎたいろいろな出来事を懐かしんでおられる作者です。

「投句」
木の芽晴れ山路に水の音のして
散り初めし桜を惜しみ画布の上
咲き残る菜花揺れおり夏隣


ひさしぶりにMさんからメールをもらう。康雄君の尽力で寿美子さんにメール送信ができるようになった。ブラメール連絡を出しておく。

11.04.15紋黄蝶

2011-04-15 16:24:41 | Weblog
好きな句」
鳥の群れ春夕焼けの森に消ゆ/後藤あゆみ
鳥の群れが一斉に森のねぐらに帰ってゆくとき、夕焼け空を眺めながら過ぎゆく春の予感にひたる、そんなひと時を思います。

「投句」
柿若葉日ごとに蝶の舞う如く
柿若葉芽吹いてやがて蝶となる
飛びたくて吾もひらひら紋黄蝶

北町-青山台-北千里を一周して車窓からさくらの名残を惜しむ。牡丹桜はまだちょっと早かった。大阪野造幣局よりは2.3日遅いことが分かる。
市場へ寄って帰ると正和さんの形見の「げんきKOBE」のCDが届いていたので、かけてみる。立派なものだ。好い記念になる。

11.04.14欅若葉

2011-04-14 20:24:39 | Weblog
ザリガニを釣る空青し花楓小西宏
春のザリガニ釣りの楽しさを巧みに詠まれた好きな句です。ザリガニはおいしいそうですね。

「投句」
若みどり空高々と大欅
丘の辺に朝陽を反す花に酔う
柿若葉はずんで伸びて枝のさき


11.04.13チューリップ

2011-04-13 17:53:28 | Weblog
[好きな句」
花吹雪浴びつつ山路歩きけり/多田有花
ゆっくりと桜を楽しみながら、花吹雪の中、山路を歩く。ゆったりとした春の気分が素晴らしいと思います。

「投句」
花韮の群落ありて庭の隅
一日で芽吹きそろいし銀杏かな○  **川名氏、小口氏
春光の花壇に溢れチューリップ


11.04.12芽吹き

2011-04-12 18:01:26 | Weblog
[好きな句」
浅間にはいまだ雪ありチューリップ/小口泰與
まだ雪の残る浅間山を背景にチューリップ畑が広がっている。春の花としてはこれからのチューリップと思いますが、明るい鮮やかな色が目に浮かぶようです。

「投句」
公孫樹早くも芽吹く色を見せ
並木道急ぐな芽吹きゆっくりと
柿若葉まず枝先の淡き色

今日も絶好のサクラ日和。Sへの道すがら銀杏の木に新芽が出始めていることを知った。花も緑も一度にやってくる。そんなに急がなくても、と思うが、自然には自然のテンポがあるのだろう。
腹具合は徐々に軽快しつつあるようだ。菅首相の演説を聞いたが、イマイチの感はぬぐえない。戦後の焼け野原からの復興を引き合いに出していたが、当時の政治家はもっと偉かった。

11.04.11甘樫の丘

2011-04-11 11:51:13 | Weblog
「好きな句」
笹藪の風の奥より初音来る/小西宏
昨日私も同じ経験をしましたが、「風の奥より」という発想には至りませんでした。

「投句」
大和なる明日香の里のさくらかな *後藤氏
山桜甘樫の丘彩りて
三山に囲まれ村は花盛り
 
たくさん出来たようでも推敲してゆくと残るのは3句がやっと。庭の隅に花韮が2,30本も群生しているのに気付く。北町のサクラ並木はまだ満開で散り初めてもいない。昨夜は成孝に相談して正和の”偲ぶ会”をいずれ、何らかの形でやることにする。自分も来年の花が見られるように頑張りましょう。

11.04.10花まつり句会

2011-04-10 18:13:59 | Weblog
金) 葺き終えて霧を一吹き花御堂/佃 康水
小さな花御堂の屋根は、いろいろな花で葺かれる。葺き終わった花に最後の仕上げとして霧を吹きかける。この一吹きの霧によって花がいきいきとし、花御堂も花にかがやくばかり。(高橋正子)

07.灌仏会心を込めて柄杓持つ
08.新しき仏うまれよ花まつり
09.草花も心は一つ花御堂○ *井上氏

*草や花にもそれぞれ心があるように思います。草花も人の心も一つになって、お釈迦様の誕生をお祝いすると同時に世界の平和を祈りたいと思います。 (井上治代)

絶好の晴天。慎司がテニスの試合と聞いて応援に初めて行くことに。朝5時半に起きて7時57分出発。北町のサクラは最高潮。咲き満ちて散りもせず、だ。明日香村のコートまで浩の車で連れてもらう。折よく一番近いコートで中学団体戦準決勝が始まる。シングルスで、なかなか力強いストロークとサーブ。6-2で圧勝、バックも上手。チームは決勝へ。
(後で聞くと奈良大会優勝)甘樫の丘国営公園で散策、握り飯いをほおばって桜を愛でながら帰る。浩宅前で乗り換えて無事帰りつく。しかししばらくして腹具合がおかしくなり!!!

尚子がご機嫌伺いにやってくる。感心な子どもたちばかりだ。