河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.04.22親鸞忌

2011-04-22 19:59:10 | Weblog
「好きな句」
手を打てば翔び立ちそうな花豌豆/桑本栄太郎
誠にユニークな視点から詠まれた写生句かと思いました。素晴らしい!

「投句」
大銀杏芽吹き堂々雨空に
芽柳のしだれて賀茂の川原かな **小西黒谷氏
嫋々と朧に霞む東山

思い切って親鸞賞に750回大遠忌団参に参加。昼からあいにくの雨が降ってきて、観光バス(チャーター便)での移動なども大変。階段が多くて寒くて、いろいろ困難を極めた。早い目に帰ってきて、ぐったりと疲れを休める。
京都の町も大いに新緑が目立つようになっている。西本願寺境内に御影堂をはさんで一対の大銀杏があり新芽を空に広げていた。興正寺も門がまえ、堂宇はほとんど変わらない。脇屋師の法話を聞き、御門主さまと写真を撮って、南禅寺界隈の料理旅館で、借景の雨にけぶる東山から、嫋嫋と靄が立ち上るのを見ながら昼食。雑句、駄句はいくつかできたが、投句するには?も多い。