河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.04.17夏近し

2011-04-17 18:00:58 | Weblog
[好きな句」
花散れば時ゆるやかに流れ行く/小西宏
まんかいの桜も散りはじめました。まだ花吹雪にはならないとしても、時は緩やかに流れ春の深まりが思われます。行く春の情趣が感じられる素晴らしい詠みと思いました。

「投句」
木々の葉の朝日に映えて夏近し
蝶々のもつれもつれて庭の中
硝子戸に若葉の映えて蝶の影

[お礼」
黒谷光子さま、古田敬二さま
「木の芽晴れ山路に水の音のして」を好きな句にお選びの上、嬉しい共感のコメントをお寄せくださり
有り難うございます。
尚本句は、「木の芽晴れ山路に水のころがる音」と正子先生に添削していただき、活き活きと動きのある句に進化しました。