杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

良かったね

2009年12月27日 | 日記
先般のブログで紹介した話の後日談である。

昨日、当事者と善意の協力者数名で話し合いの場を持った。
本人が見える前に大筋の解決策が話し合われ合意を見た。

相談者は、少し後から参加したのだが、
その解決策、内容を聞くと頬を高潮させて・・・
何んとも云えぬ安堵感を漂わせた。

長い期間、神経をすり減らして悶々の夜を重ねたことだろう、
この話しがなかったら、想像するだけで背筋が寒くなる程の
地獄が待っていた筈だ。

私は、彼の控えめな中にも喜びをかみ締める表情に?
(よかったネ! 正直者に神宿るだネ !?)と
伝えたい気持ちを抑えていた。
 
私は、真面目だが、生き方の下手な人、人に差し繰られる損な
人に同情心を抱く、
普通は、運から見放されて塗炭の苦しみを味わう人が多い。

私達のような、善意の人々に出会ったということが?
彼の、真面目な生き方が、大きな力の助けを呼び寄せたのだろう。
それは、神の存在を抜きにしては考えられない。

最終決着までには、まだまだ紆余曲折があるだろうが、
方向付けが決まったのでクリア出来るだろう。

その後、懇意な司法書士と待ち合わせて、打ち合わせを済ませた。

(久しぶりに心穏やかな、安らかなお正月を迎えることができるネ!)
私は、彼とその家族の苦しみを忖度すると、
雲の切れ目から、爽やかな光が差し込むような感慨を覚えた。

困った人間を助けることは !?
これこそ、行政書士冥利に尽きる。

私は、先日25日、故郷へ帰った。

生まれた村、育ててくれた故郷、青春の挫折を味わわせてくれた所、
時々、帰ることで、生きる勇気、エネルギ-を貰っている。

年老いた姉ふたりと甥を交えて、食事を頂き美味しいコ-ヒ-を飲み
ながら、さまざまな話に花が咲いた。

故郷は、肉親は、いい !
 
80歳を当に過ぎた長姉の余生を考えると、
私は、まだ恩返しをしていない?
どうか、先にあの世へ旅立った兄姉達の命を貰って、
少しでも長生きしてくれることを願う。

貧乏人の子沢山の長女に生まれ、犠牲になって尽くしてくれた
人である。
穏やかで、健やかな、満ち足りた、余生を、どうか頂きたい。
私の姉達に対する祈りである。

故郷が眼前に見える竜崎に着いた時、
私は、何枚か記念の写真を撮影した。
ミカンの採り入れが終わった真網代は・・・
黄金色の景色から、落ち着いた濃青色の山肌を見せていた。

喧騒から静寂に、
村外から駆け参じた助っ人の人々は、
もう、それぞれ故郷へ帰られたことだろう?

沢山の人々の汗と、労働力で、村の生業がある。
生産者と消費者。そして忘れてならないのは、
季節労働に協力いただく多くの方々の存在である。

人は、一人では生きていけない?
生かされる命を、感謝しなければならない。

会いたい友がいるのだが、街に用事があるため、
故郷を後にした。

故郷は、良いな ! 
親兄姉の眠る故郷は、冬のとばりの中に霞んでいた・・・。。。


                    合掌





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