年始早々から幸先の良い・・・。

年が明けた。
年が改まっても名古屋古書会館での古書即売会は行われる。
今回は4日から6日までの日程で開催される「オールデイズ古書即売会」。
お屠蘇気分も抜けきっていない中、新年の挨拶も兼ねて出向くことにする。

鶴舞に着いたのは午後1時半過ぎ。
いつもなら名古屋古書会館へ直行するところだが、今回は鶴舞の古書店の方を先に回り始める。
馴染みの店に挨拶する方が先だし、気になる本もある。

気になっていた本は「鉄道ピクトリアル」のバックナンバー。
それも1951年の創刊号からの初期の号がバラ売りされているとなれば狙わない手はない。
値段はそれなりに張るが、1951年～55年辺りの号を名古屋で見かける機会はそうそうない。
この機会を逃す手はない。
結局、1952年の号を7冊購入して店を出る。
これで未購入の「鉄道ピクトリアル」のバックナンバーは残すところ後5冊。
残った号は1951年から1953年に跨るという厄介な代物だが、ここまで来たら時間をかけてじっくりと出てくるのを待つしかない。

そして、訪れた名古屋古書会館。
入り口の均一コーナーは閑散としている。
それを横目に本会場のある二階へ上がった。

本会場の方も閑散としていた。
来場者を数えても、10人いるかいないか。
そんな会場を一周してみる。
先の古書店で予算をほぼ使い切っていたので、今回は積極的に買い物をする気はなかったが、少ない鉄道本は既に持っている物ばかり。絶版文庫本を見ても今ひとつ気が乗らなかった。
結局、一冊のみ手にして会場を後にした。

「鉄道ピクトリアル」の最初期の号をまとめて入手できたのは幸先の良いスタートと言って良い。
しかし、古書即売会の方はというと、今年も半ば諦め気分で臨んだ方が良さそうに思えてならなかった。

(古書即売会で買った本)
「ティータイム七五話」真鍋博 毎日新聞社

(古書店で買った本)
「鉄道ピクトリアル 1952年1月号」電気車研究会
「同　　　　　　　 1952年2月号」同上
「同　　　　　　　 1952年3月号」同上
「同　　　　　　　 1952年4月号」同上
「同　　　　　　　 1952年7月号」同上
「同　　　　　　　 1952年9月号」同上