Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

伊豆箱根鉄道駿豆線の電車を撮る。(その3)

2007-05-02 06:18:23 | 鉄道(地方・専用線など)
JR東日本185系「踊り子」号が「顔役」となっている伊豆箱根鉄道駿豆線。
華やかな特急電車の陰に隠れてしまいがちだが、なかなか個性的な車両が集っているのはこれまでに書いてきたとおり。
注目点としては自社発注車の割合が高いこと。
それが興味深い車両構成となっているのだろう。

今回はその中でも最大勢力を誇る3000系列を中心に書いてみたい。
駿豆線所属車両33両のうち約6割を占めるだけあって、写真に撮った枚数は一番多い。

第一次車のクハ3502+モハ3002+クモハ3002。
1979年製。
多面構成の先頭部は今から見ても古さを感じさせない。
対して側面の窓配置はどこかで見た・・・ような気もする。
どことなく国鉄(JR)113系あたりを彷彿とさせる。
車内がボックスシート主体のセミクロスシートである点が余計にそう思わせるのかもしれない。


クハ3506+モハ3006+クモハ3006の三両編成。
3000系は第5編成(トップの画像)からステンレス車体に変更され、第5編成は1987年、第6編成は1997年製造。
地方私鉄の車両新造としては極めて異例の20年近い増備を行ったことになる。
車体がステンレス化されたことで、第4編成の側面が113系あたりを連想させるのに対し、こちらは211系あたりを彷彿とさせる。

ちなみに第5編成と第6編成の外観上の識別点は、第6編成は行き先表示がLEDになっていること、先頭車にスカートが装備されている点。
それにしても、7000系の増備を二本で打ち切り、3000系が増備されるという辺りを見ると、本系列の方が現状の運行形態にマッチしているということなのだろうな、そんなことを行き交う3000系を眺めて考える。

かれこれ一時間弱、車両ばかり撮っていただろうか。
特に撮りたい車両がある訳でもないので、些か疲れを覚える。
ちょっと目線を変えてみようかと思う。

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