Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

福井鉄道の電車を撮る~三十八社編~

2005-10-09 06:31:15 | 鉄道(地方・専用線など)
前回は浅水までやって来た。
さて、次はどこで撮ろうかと考えたが、結局、来たときの印象が良かった三十八社に決めた。

浅水から電車に乗り、三十八社に着いたのは正午を少し回った頃。
今度はスノーシェルターを背景に、福井駅前・田原町へ向かう電車を撮影する。
まずは置換が予想される80形。車体更新や冷房化で原形をもはや止めていないが、元南海の車だ。
この編成は二両で広告塗装が異なっており、赤と濃紺の対象が印象的だ。


続いて、元名古屋市交通局名城線の610形。
本人(?)にしてみれば、地下鉄電車が路面電車として市内線を走る事など思いもよらなかっただろう。
個人的にはゲテ物っぽくて結構好きだったりする。


そして、この日(9/3)は珍しく80形を使用した団体列車が走った。

正面に貼られた紙から見て、南海国際観光旅行が主催したツアーの団体客を乗せていた。

後で鉄道ファン2005年9月号をめくっていたら、「福井鉄道(元南海モユニ521)とえちぜん鉄道の旅」の募集記事が載っていたので、この時見た団体列車はこの事だろう。
それにしても、えちぜん鉄道も元阪神車の車体と元南海の足回りの組み合わせになって久しく、一目で「南海電車」と分かるものではない。
福井鉄道に至っては車歴でしか南海電車の面影を偲ぶ事はできない。
傍目から見ると、結構分かりにくい企画ではなかったかという気がしないでもない。

閑話休題。
福井鉄道で団体列車が運転されるのを見たのは今回が初めてだが、その珍しい列車も行ってしまった。
時計を見ると13時を回っている。

帰りの時間もそろそろ気になってきた。
青春18きっぷで来ると、どうしても北陸本線の普通列車の時刻に合わせて動くしかないため、どうしても時計が気になってしまう。

そこで、最後にもう一カ所寄ってから武生新へ戻ることにする。
これまでと違い、ここだけは寄ろうと決めていた場所へ向かおうと電車に再び乗り込んだ。

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