Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

樽見鉄道、12年ぶりの運賃値上げ。

2005-02-16 07:05:44 | 鉄道(地方・専用線など)
来年度末で収入の大部分を占める貨物輸送が廃止され、収入の基盤を失うことが決まっている樽見鉄道。
その収入減を補うべく、今年4月から運賃を値上げすることとなった。
運賃値上げは12年8ヶ月ぶりとのことだが、消費税が5%に上げられた時も値上げをしなかった訳でよくここまで頑張った物だと思う。

「樽見鉄道、運賃上げ 4月から平均17.1%」

樽見鉄道は沿線自治体が赤字補填を行い、2007年までの存続が確定しているが、今回の値上げは経営改善策の一環をなすもの。
今回の値上げは初乗り運賃180円は変更されないものの、大人の運賃が30円~90円上がる。
値上げ率は17.1%となっているが、これは県内の第三セクター鉄道他社の運賃が樽見鉄道より平均で13~26%高いため、同じ水準の受益者負担を求めることにしたという。

路線によって運賃水準が変わってくるのは当たり前と思っている身から見ると、悪しき横並び主義という見方もできる。しかし、存続を最優先に考えるのであればやむを得ないか、と思ってしまう。

思えば、樽見鉄道に乗ったのは名鉄谷汲線と掛け持ち撮影した2001年以来になる。
4月の桜のシーズンにでも写真、撮りに行こうかなぁ。
幸い、「湯ったり食事プラン」と称した一日フリーきっぷと温泉入浴券+食事券がセットになった商品が出ていることだし。


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