Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

岳南鉄道の旅。

2008-03-07 07:33:52 | 鉄道(地方・専用線など)
吉原を出た電車は東海道線に平行する形でしばらく走る。
そして線路は右に曲がる。
すると、そこは工場地帯。
というより、工場の中を走る。
もっとも新しいジヤトコ前など、その最たるものだ。
という訳だから、この辺りの駅で昼間から乗ってくる人はいない。

本吉原、岳南原田と電車は進む。
そして、この路線の最大の見所・比奈に到着した。
この駅では製紙工場への貨車が出入りしており、昼間も機関車による入換が行われている。
この日はED40形が二両、入換に従事していた。
まだゆっくりと見た駅ではないので、帰りに寄ってみようと思う。

その隣の駅が車庫のある岳南富士岡。
いつもは比奈での入換に使用されているED50は構内で昼寝中。
何度も訪れている駅だけに、まぁ今回は寄る必要はない。

いよいよ未乗区間に入る。
岳南富士岡の辺りから工場地帯を抜け、住宅地の中を走る。
それは岳南富士岡を過ぎた辺りから顕著になってきたように思う。

そして、車内が急に空き始めた。
それは岳南富士岡辺りで感じていたことだが、須津、神谷と終点が近づくにつれて乗客の数は減っていった。

終点岳南江尾には14時41分着。
これで、岳南鉄道の全線完乗達成。
最後まで乗り通したのは自分の他にはもう一人だけだった。
その一人も、同業者ということで用務客が昼間、終点まで乗り通すことは殆どないのだろうと考えてみたりする。
折角、終点まで来たことでもあるし岳南江尾駅の観察でもしてみようと思う。

・・・とそんな事を考えながら電車を降りると、背後の高架を500系「のぞみ」が通過していった。

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