Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

いつまで続く、ペットボトル持ち込み禁止。

2005-06-02 23:33:11 | 愛・地球博
愛・地球博が開幕して二ヶ月が過ぎた。
入場者数も600万人を突破し、開幕時のスローペースがまるでウソのようである。
入場者が増え続ける中、相変わらず会場内へのペットボトルの持ち込みは禁止されている。

TVのニュースを見ていたら、正面ゲートで入場者が持ち込もうとした、封も切られていないペットボトルが没収されるシーンが映っていた。
まったく「もったいない」ことである。

先月会場を回った時、自動販売機の数はグローバル・ループを歩く人の数に比べて少なかったし、見つけにくかった印象がある。
しかも水飲み場の数はもっと少なかった記憶がある。
まだ前売入場券を持っているであろう人の数を考えると、これからもっと入場者は増えるだろうが、会場での水分補給は大丈夫かなと気になった。

そんな折、こんな記事を見た。
今の時点で入場者数に対する飲料水の供給は既に追いつかない状況になりつつあるという。
紙コップでの飲料販売は量も少なく、携帯できないため利用者には不評。やはり携帯に便利なペットボトルの場内持ち込みを解禁して欲しいという声は強い。

博覧会協会も開門前の行列待ちの人への水の供給を決めたりしているが、「暑さに応じて、販売所を大幅に増設する」と対応に乗り出す方針を示したという。
・・・ようやくかい。
「ペットボトル持ち込み禁止」を謳う以上、こうなることはわかっていたのではないか。
それ以前の問題として入場者に不便を強いる以上、入場者が満足できる代替措置を講じる必要があったのではないか。

ペットボトルの持ち込み禁止は「テロ防止」目的というが、水筒の持ち込みは良くてペットボトルが駄目という合理的な理由(商業的な理由は除く)は示されていない。その気になれば、水筒に危険物を入れることはできる。
そうした危険性があるにも関わらず、水筒の中身をスタッフがチェックしているという話は寡聞にして聞かない。
どうしても心配ならスタッフが各ゲートでペットボトルの封を切って中身を確認すれば済む話ではないかと思うのだが。

一度企業パビリオンの行列に並ぶとなかなか飲み物を買いに行ったりすることは現時点で難しくなっている。
これから暑さが厳しくなる中、入場者がとりうる自衛手段というのは水筒を沢山持っていく他に何があるのだろうか。

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