Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

福井鉄道に乗る。(その2)~市役所前付近を行き交う電車を見る~

2005-12-13 00:00:28 | 鉄道(地方・専用線など)
西武生での元名鉄車との再会を無事終えた。
短い時間だったが、岐阜時代からの変更点をじっくり見る事が出来たので十分満足。
次は「800形LRV試乗会」に間に合うように福井駅前に戻ることにする。

やってきたのは元静岡鉄道の300形。
西武生で出番を待つ元名鉄車が動き出すのと引替に、この車の寿命は尽きる事になっている。
市役所前には正午過ぎに到着。
ステップを使って低いホームへ降り立つ。
確かにお年寄りにはこの乗降は辛いかもしれない。
反対側には西武生へ行く時に乗ってきたモハ82+クハ82が停車していた。
赤と青の広告塗装が相変わらず強烈なコントラストになっている。


時計を見ると、そろそろ試乗会第一便が来る筈・・・と思っていたら、いきなり800形が姿を見せたので驚く。

そして、そのまま市役所前で長時間停車していた。
その傍らをさっき乗ってきた300形が通過していくのを見る。
「鉄道車両」と「路面電車」のすれ違い。
廃止された名鉄揖斐線でも見られた光景ではあるが、あっちは鉄道線、こちらは市内線で堂々と行われる。
勿論、鉄道線でも同じ光景が見られることは言うまでもないが、市街地の真ん中で行われる交換風景を見て、両者の大きさの違いを改めて実感する。

自分が乗る試乗列車第二便の発車時刻までまだ余裕がある。
このため、市役所前の撮影だけでは飽き足らなくなって、裁判所前まで歩いてみた。
空を見上げると、曇りだしている。
この日の天気予報は「曇りのち雨」。
天気予報に対する現状は、福井駅前から西武生へ移動した道中は雨、西武生は曇り、福井市内に戻ってみれば雨は止み、青空すら見えていた。
何とも天候が変わりやすい。

裁判所前付近で200形を撮る。
こちらは4月以降も朝ラッシュ時専用で走り続ける。


このあたりで福井駅前に戻ろうと引き返し始める。
遅刻して試乗会に間に合わなかったら何のために福井に来たかわからなくなる。
結局、市役所前付近で行き交う電車を見ることにした。
それにしても、「ごつい」光景が続く。
車を運転する側から見れば、電車から受ける威圧感は相当なものだろう。


定期列車に割り込む形で試乗列車が戻ってきた。
三本の列車が市役所前で一同に会する様子を見て、結構迫力があると思う。
こんな光景が見られるのも団体列車運転時だからか。


そろそろ福井駅前へ行こう、と歩き出す。距離はたかが知れている。
曇っていた空は再び青空が広がっていた。

このまま晴れてくれればいいのに・・・と思っていたが、試乗会の受付直後から急に激しく雨が降り出した。
全く、気まぐれな空模様に振り回される一日となった。


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1 コメント

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雪の只中 (福井の古人)
2005-12-14 00:02:40
約1ヶ月ぶりでしょうか。お久しぶりです。

11月の路面電車の話題を改めて拝見させてもらいました。大型車両と路面電車との対比を見ると、大きさの違う電車が同じ軌道を通るというのは、今見ても実に面白い構図であると感じます。



さて、路面区間を走っている車から見れば、今の大型車両は威圧を感じますが、同時に運転士側も車との衝突を避ける為に、特に神経を集中させているそうです。福井では今、雪の只中にありますが、足羽川の仮設橋に入るカーブなどでは、雪に不慣れなせいか、車が軌道カーブぎりぎりで止まるケースが目立っています。従って運転士は後方を見ながら電車を徐行させる訳ですが、今日夕方に乗車した電車では、年配の乗務員が自ら運転台の外側に張り付き、より低い目線から車と電車との間隔を見て誘導を行なっていました。現在はここまでの誘導はそう行なわれてはいませんが、より雪が降っていた過去には普通に行なわれていたかもしれません。
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