Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

今年最後の古書即売会の成果は・・・?

2005-12-25 19:37:31 | 古書
昨日、大阪からの帰りを早めたのにはもう一つ理由があった。
寒かったから、雪で米原以東の時刻が読めなかったから帰りを早めたというのもあるが、やはり名古屋古書会館で開催されている古書即売会が気になったからだ。
「日曜日行けば?」と言われそうだが、年末のこの時期、名古屋に出てくる機会は流石に控えめにしたい。

という訳で、23日から25日の日程で開催された「第53回 倉庫会」へ旅行の帰りに行ってきた。
なお、名古屋古書会館で開催される即売会は、今回が今年最後となる。

話を元に戻す。
金山で東海道線から中央線に乗り換えた。
しかし、待てど暮らせど電車が来ない。
駅の案内放送に耳を傾けると「午前中の地震で中央線のダイヤは乱れている」とのこと。
午前中は大阪方面にいたし、この辺りで地震があった事すら知らなかった。
結局、一時間遅れでやってきた電車に乗り鶴舞で下車。

名古屋古書会館のシャッターは雪を警戒してかシャッターが下ろされていた。
という訳で会館右側の入口から入る。
そういえば、シャッターが下りた状態で開催される即売会は初めてだ。

会場に着いたのは15時過ぎ、という事もあって結構会場内は賑わっていた。
今回は目録なしという事で会場内を一周して掘り出し物探し。
帆船関係で良さそうな本があったので一冊購入した。
精算を済ませて一階の均一本コーナーへ。

今回は古いポケット版の時刻表が三冊見つかったので合わせて購入。
何せ一冊百円だし、運ぶのに苦労しないからあるだけ買ってしまう。
今年最後の古書即売会は特に感慨のようなものもなく終了した。

古書会館を出た後は、いつも通り古書店街を流す。
旅行の帰りがけに寄ったという事もあって、今ひとつ欲しい本が見つからない。
それでも数冊買って帰るあたりが何とも救いがたいと自分でも思う。

かくして、今年の名古屋古書会館の即売会は全部終了した。
結局、ここで開催された即売会には顔を出すことはできた。
しかし、変わらぬ顔ぶれ、即売会の名前は変われど品物変わらず、いつも同じ商品が並ぶ即売会を眺めていて疲れを覚えたのもまた確かだ。
その事を古書店側も認識していたようで、回数を絞り込んで質を良くしようとする努力の跡は見えたと思う。

そういった意味で名古屋の古書即売会は閉塞感の中で新年を迎える。
さて、来年の即売会でどういった本に出会うことができるだろうか。

(即売会で買った本)
「帆船 その艤装と航海」杉浦昭典 株式会社舵社
「JR東海/こだましましょ。 百話 1988.7-1991.3」東海旅客鉄道株式会社
「全国版のコンパス時刻表 79.12」
「全国版のコンパス時刻表 80. 1」
「全国版のコンパス時刻表 80. 3」以上3点、弘済出版社

(古書店で買った本)
「F1GP'90-'91」山海堂
「旅と鉄道 春の号」鉄道ジャーナル社

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