森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

スタジオミュージシャン時期??

2006年10月25日 08時05分40秒 | 過去ログ
昨日卒論指導,そして担任業務としての個人面談が始まった.
とにかく動くこと.
それにつきるか,動くためには情報をまず入れないといけない.

無駄なものはない.
無駄な時間に意味がある.
思考の循環のためには.

意外と時間が取られ,気がつけば夕方に.
卒論ゼミ生の杉村君のデータを見させてもらう.
fNIRSがもう8割程度動かせているようだ.
感心する.
若い脳とは柔軟なもの.
少し改変しながら,自らの研究草案.

この時期,10月,11月は教育研究をしていて,いちばん忙しい時期.
研究を40発表ぐらいいつも抱えていた.
現在は卒論の20と自らの助成応募など,あるいは学会エントリーの数演題って言ったところだが,ほかの仕事が以前よりは増えているので,さすがに「ゆっくり」とした時間がとれないのも事実.
いわゆるシングルを発表しないといけないが,そのスタジオ入り,つまり時間がとれていない.
数時間のスタジオで曲を作らないといけないので,落ち度もあろう.

アルバムの構成も考える時期なので,脳をいろいろ使い分けないといけない.


5~6月のライブ(学会など)に向けて,いいシングルが作ればいいが・・・


朝早く起きて,まだ横になってごぞごぞしていると,脳に空白ができている状態なので,「ひらめく」,これを書きためること(つまり夜中だろうか,うかんだイメージをかくことが,昔はあったが,最近はできておらず,今日久しぶりにやるとヒットが出た.

やはり連合野は少し隙間を作っておいたほうがよい.



少しボロボロ車

2006年10月23日 22時10分21秒 | 過去ログ
今日はAM,奈良県高等学校等養護研究大会で2時間足らず話す.
学園祭あけで本学が会場であることから,少しばかりは楽であったが,ずっと続いているので,少し体が重い.

話は順調に進み,まずまずのできかな.
高等学校ということで,普段は小学校教諭が多いことから,難渋したが,高校教育でとりくむべき問題が明確になったら,それは良かったということだろう.
実践学の先生方が最先端なんだが,その証を我々の科学に求めていただくと幸いであり,また,いろんな情報を提言することもできる.
その循環性が,人を見ていく,教えていくもの同士には大切なんだと思う.
自分一人で責任を持つ必要はない.
社会でみる,そういうシステムでないと,ひずんでくる.
現代社会の不安さはそこにあるのだろう.
奈良高等学校の校長先生や教育委員会の指導主事の先生方とお話し,いろんな問題が浮き彫りになる。
この循環性がないと,研究は独りよがりになる.


愛媛からも来ていただいた.
福岡学会にもお越しいただき,感謝いたします.
いろいろ教えてください.

病態もそうなんだが,子どもの心身もわからないことだらけだ.
私の脳で解釈することはできるけど,それは浅はかだし,それでは証明つかないことも,いっぱいある.
視点を変えることでつじつまがあわない.

もっと勉強しなければ,と気持ちが先走る.

その前に実験せねば.間に合わないかもしれない.
いろんな学会のサブミットが・・・


PMは,研究計画書&報告書を猛スピードでうち,提出.
間に合った.

この前の和歌山から,小倉とさすがに疲れてきて,いい講義ができていない,
それがネガティブ相乗的に覆い被さってきている.

少しボロボロ車かな.

壊れないようにメンテナンスをしたいものだ.

昔は飲みがそのメンテだったが,最近はそれもボロボロ車に拍車がかかっているような・・・親父化かな.
しかし,それも大事なお仕事です.


浅野先生からうれしいメール,山田実先生からありがたい電話がありました.

なんとか実習生頼みます.



休息をとろう!

2006年10月21日 15時28分55秒 | 過去ログ
昨日は7時の満員電車を乗り継ぎ、新大阪へ、そして、いつもの新幹線。
岡山の3時間の講義を考えつつ、睡眠。
学生によく似ている。

しかし、眼が開くと、研究草案に没頭する。
講義より研究が好きなのね・・・

随意運動制御が体性感覚に基づいて行われるという根拠を運動のレベルで明らかにする実験か、運動への認知的介入がワーキングメモリ機能を賦活させるかどうかのイメージング研究か、その2つをとりあえず行う。

アタッチメント、同期化の問題など、いろいろ発覚するが、仲間に聞き、解決できればと思う。

岡山に到着。

10時半より3時間の講義を行う。
今日は認知発達だったので、比較的楽にお話しする。
メルツオフ、ロシャ、バウアー、エレノア・ギブソン、ヘルドとハインの実験成果について話をし、それを随意運動と反射運動に関連付けた。

15時14分のいつもの新幹線に乗り、小倉へ。
18時00分いつもの通り講義をはじめる。

ウプサラ大学の実験成果、東京女子医大の実験成果から、運動はなぜ生まれるか、心はなぜはぐくまれるかを話し、脳性まひの病態へ。

大脳皮質、基底核の運動へのかかわりを話した後、痙直型、アテトーゼ型の病態解釈に入った。

21時10分終了。

母校の先輩で学科長の中江先生と23時ぐらいまで懇談。
これからの業界、解決すべき問題について語る。

小倉行きの最終電車に乗る前に、坂田整形の山田先生よりうれしい電話(実習)が。みなさん、ありがとう。

23時半ホテルへチェックイン。
朝、出て、昼つき、大学へ。

学園祭中! にぎやかだ、バンドの響きも聞こえる。うずうずするが・・・ 研究報告書を1枚書き、明日の講演資料を今、即効で仕上げる。

しかし、印刷できず・・・   あ~

そろそろ、ベーシック(神戸)の講義資料だが、その前にMBPTのニュースの巻頭言だ。

星城大学の越智先生が来る前に仕上げましょう。


みなさん、休息は取りましょうね。

なぜか、研究室のラジオからはZARDの負けないでがかかってきた。
24時間テレビでないが、負けません。
20代のときの青春ですね・・・カラオケ世代ですから。

ま、私はJILL, YUKI,椎名林檎ですが。

シドのベースでも聞きましょうか。


和歌山の講演スライドUPしました。



感動

2006年10月19日 20時36分27秒 | 過去ログ
昨日はAM冬木学長と対談。
今度のカトレア通信のトップ記事のために。
様々な視点から、豊かに生きるためにというテーマでお話させていただく。
豊かな創造性やセンス、美しく生きるというテーマで「健康」「教育」の視点から話がはずんだ。

「感動」という言葉の意味がわかった。
「認知」とは、「意識」とは、「行動」とは、すべての視野が広がった。

2時間の長丁場であったが、いろんなことを学んだ。

追って渡辺先生の文筆で記事になる。

午後は摂南総合病院に行く。
川見先生とお合いし、実習の受け入れの快諾をいただく。
うれしい限りである。

みなさんの真剣な後姿を拝見し、リハビリテーションの未来が少し見えた。

また、伺います。

その後、先日の教材作りのお礼に村田病院にいく。
半側空間無視の症例の経緯をみさせていただき、2つの視覚系、注意のシステム、そして、言語表象、ブルーナの理論などを総動員するが、いまいちぼやけてしまう。

もっと、学ばなければと痛感した。

自己中心座標のみの症例はまれだ。ほんとうに。

夜の9時過ぎに大学に戻り、ヘトヘトながら何かした。もう記憶にない。

明けて、今日は授業、卒論のデータ処理などに。
大津の石原先生より、うれしい電話が。

これで、臨床のネットワークができる。
学生を本気で教育するときがきた。


「基礎」はお任せくださいといいたいが、実力をもっとつけなければ。




思い込み診断

2006年10月18日 09時29分50秒 | 過去ログ
またもや「思い込み(あるひとつの脳の中での概念)診断」が起こってしまった。
奈良でである。
奈良県の問題が浮き彫りになったようだ。
「国」という選択をせず「県」をとった。

もし、~であったら、何々かもしれない、だとすれば・・・を介入。
などと思考を循環し続けなかったのだろう。
刻々と変化するものに対しては循環させないといけない。

しかし、こめかみの頭痛、(強直性)けいれん、などは視診、触診でまず脳の血管病変を疑い、念を入れ、撮影すると思う。かもしれないという視点で。
何を優先すべきかのディシジョンだ。

自分のことしか考えていない。

他者。

主人が語っていた。
もし自分の愛すべき親戚だったら、そのプロセスは取らないだろう。
プロセスが肝心なのである。



以下、かつて書いたブログを再掲する。


医学に住み着くヒトはなぜ人間になることを嫌がるのだろう。
マイケル・ムーアの華氏911では、政治家に自分の息子をイラクに派遣してみろというインタビューがあるが、どの政治家も口を噤む。
人間をヒトとしかみてないからだ。
政治家にとってイラクに派遣される兵士はヒト(機械論)なのだ。
あなたの子供が「脳性まひ」だったら・・・
あなたの子供が「自閉症」だったら・・・
あなたの子供が「PTSD」だったら・・・
あなたの子供が「頭部外傷」だったら・・・
あなたはその治療をするだろうか。
あなたはその教育をするだろうか。



きっと、あなたは無力さを感じ、死に物狂いに勉強し、死に物狂いで耳を傾け、死に物狂いで治療をするだろう(教育するだろう)。
人生を捧げるであろう。
心は身体化される(これがわかってくれるだろう)。




心身ともに

2006年10月17日 08時50分40秒 | 過去ログ
昨日は午前中に神経系理学療法学実習B、急性期の理学療法の復習をかねて、デモを行う。

急遽、実習に変え、座るまでの介助と、その運動療法的視点、介入方法について練習を行う。

脳と身体のシステムについて理解してくれればと思う。
筋出力だけですべてが語られるわけでない。
古臭い言葉、そして抽象的で言えば「コツ」を教える。
それがどのようなメカニズムで行われるかの過程について神経科学的に、あるいは運動科学的に考察し、治療にあたる。
この繰り返しでとりあえずはいい。

その科学に何を用いるかである。
それを誤ってしまうと、根拠のない治療となる。
理論に何をもちいるかそれが臨床科学である。

2コマを終え、そのまま卒論ゼミと3回生ゼミに入る。
統計処理法の復習、そして、論文の書き方についてレクチャーを加える。
卒論ゼミはある程度順調だが、みんな遅い。
少しは随意的にスピードを変えてみよう。

3回生ゼミでは身体図式と運動イメージが取り上げられた。
入来、村田、リゾラッティ、樋口、内藤先生たちの論文が取り上げられていた。
いくつかの脳内システムについて補足する。

終わって、6時半、実習依頼のための電話をかけるかける。

デスクに向かう時間もなく、9時過ぎに身体が反応し、帰ろうと思った。

明けて今日は4回生のセミナーに少し入るだけなので、やります。

さすがに

2006年10月16日 07時29分00秒 | 過去ログ
昨日は和歌山県認知運動療法研究会で4時間ほど話す.
100名近い参加者がみられ,脳についてある程度の知識を持っているもの,認知運動療法を実践しているもの,また,その逆のもの,と様々な聴衆者であったため,どこの最近接領域か話しながら本当に悩んだ.

前半は今考えていることをぶっ飛ばした感があったが,使っている用語(神経科学)が難しかったと思う.
用語が難しいと,それは注意を奪う.
しかし,それは自らの学習によって補充するしかない.

後半は修正し,可塑性,学習,小脳,イメージのことについて脳の知見から話した.
あくまでも活性化でなく組織化の視点で.

いずれにしても,脳の知識が必要であると言うことは感じてもらえたと思う.

越境してください.

運営委員の皆様ありがとう.

終わって,何名かの方々から大学院の質問をいただいた.
自宅,職場でも学べるシステムに関心あるようだ.

実習依頼の営業をかかさず行う.
お願いします.
学術的支援は全国的に見てもすばらしいと思います.

自らの研究する時間を奪うが仕方ない.
高知の時は全く感じなかったのも事実.
助手/講師(本当は助教授もそうなんだが)の先生方の時間も奪っているのが少し痛い.
特に助手の先生方だろう.
研究成果をあげてもらいたいんだが.
時間がないと創造性を奪う.


帰り,和歌山駅まで送ってもらうときに,日曜日だと我にかえる.
メモを見ると,2/26まで,休みなしでいかないといけないらしい.
目がくらみそうだが,何とかなるであろう.


今日は4コマですね.



連続的に

2006年10月15日 08時53分26秒 | 過去ログ
岡山での4コマ(6時間)講義を追え、翌日(昨日)、大阪・村田病院で脳血管障害の教材作り。

ご協力していただいたスタッフ、患者さんに感謝します。

その後、天王寺より和歌山に。
和歌山は以外に初めてだ。

今日の講演の準備などの皆様と懇親会。

さて、1日の講演に行ってまいる。

追って、ご報告(できるかな?)。