森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

書き続ける脳

2016年02月07日 14時57分07秒 | 日記
そういえばブログは畿央大学に着任した2004年(最初のyahooブログは消去)から書いていて、もう10年以上に。もうブログは滅多に更新せず、もっぱらこのfacebookが発信媒体になっています。「よくもまあそんなに書きますね」とも言われますが、ブログから一貫して、こうした文章を書くのは「記憶の整理」と「書くことのトレーニング」としてやっています。

おかげさまで、このトレーニングが功をそうしてか、今は情報がたとえ外部から与えられなくても、言葉は突然ではじめますし、そして書くスピードも早い。歩いても何してても、私の脳の中には内言語であふれています。実際は。何事も石の上に三年ならず、十年ですね。継続は力なりなわけです。
さて、昨今、私たちの業界の仲間は本や文献にお金をかけなくなったと言われています。私の若い臨床家時代は1ヶ月に2万円ほど活字(新刊や原著複写依頼)にお金をかけていたでしょうか。学術情報をお金で買うという手段ですね。毎週のように文献が届くのを心待ちにしていました。

今の若手も別に勉強していないわけではなく、その情報はセミナー事業から買うようになっていますよね。活字から、ある種漫画(スライド図)とか、演劇(パフォーマンス)になったのかもしれません。これも、メディアの移り変わりを背景とした時代背景なので致し方ありません。むしろ時代は進展しているのでしょう。だから、そのパフォーマンスをする(講演する)人々のためにも、できればわたしは正確な情報提供のために活字の製作(研究論文や単著)に、今後もこだわっていきたいと思っています。
いつしか時代遅れといわれても、「温故知新」「原点回帰」という言葉があるように、信頼のおける情報提供にこだわっていきたいですよね。そんなことを同郷の有川浩さんの「倒れるときは前のめり」を読んで思ったところでした。このfacebookもいわば、毎日の私の「書くための」「書き続けるための」、つまり成長するための前向きトレーニングなわけです。

それでも!!本を読むことは「時間がかかる(与えられる)」ことから、自らの「我慢」「慎重」「想像」「解釈」「創造」「志向性」「心の理論」をつくる上で重要だと思うわけです。

倒れるときは前のめり、坂本龍馬が言ったか言わなかったか、まあそんなことはどうでもよく、土佐人の心意気として生涯もっておきましょう。

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