森岡 周のブログ

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氷室のライブ引退に思う

2016年05月24日 05時30分18秒 | 日記
「青春が終わった」という喪失感な東京です。ライブ終了後、しばらく呆然と立ちすくんだのは初めてかもしれない。



氷室の姿を最初にみたのは、もちろん高知でのライブ。グリーンホール(小ホール)ではちゃめちゃになり、しばらく来ることができなくなり、2年ぶりに来たオレンジホールでのライブ(ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR)ではすでにチケットがなかなかとれなく、とても往生しながらGETした記憶がある。

自分の中学時代に、彼らがベルリンでレコーディングしたアルバムBOØWYのBOØWYから聴き始めた。それからJUST A HEROに行き、INSTANT LOVE、MORALにさかのぼり、15歳の時に、彼らのコピーを始め、髪をちょっとさか立てたりしながら高校に通った。松井のダウンピッキングを真似て、どんな時もオルタネート・ピッキングにはせず、ダウンを極めようと必死だった。暴威だったころのLOFTのライブに憧れ、GUELLIRAやGIVE IT TO MEを弾いたりした。その後、BEAT EMOTIONが出て、PYSCHOPASSとなり、彼らは解散した。そして、巷はBOØWYのコピーバンドばかりになり、なんとなくそれがカッコ悪く見え、知らないうちに一歩引いてみてしまう自分がいた。洋楽に戻ったり、PERSONZやRED WARRIORSのコピーなどをしたりしながら。。。それから30年。

BOØWYの曲も氷室の曲も全く聴かなく過ごしてたけど、どっかにLAST GIGSということにひっかかっていた。そんな中、同僚やかつての同僚が「チケットありますけど、一緒に行きませんか?」と声をかけてくれた。忙しい自分を思うと1日迷ったが、これは「何かなんだ」と思い、そのまま「行かせてもらう!」と返答した。
時間がたって、改めてもっていたアルバムを聴かせてもらうと、完成度の高さに驚いた。そして何よりもくさいけれども、氷室はヒムロックを演じている、矢沢がE.YAZAWAを演じるように。これこそが、ボーカリストであるといわんばかりに。なんだかんだ自分のボーカルスタイルも影響を受けているんだよな、と思いつつ。そして、なんて醜い体型なんだろうと自分を反省しつつ。民生のように自然体で生きる中年もかっこいいけど、氷室のようにいつまでも男の色気を意識する中年もかっこいいと思った。ドームに来ている屈強な男連中が多いライブと思うと、なおさら。いずれにしても、自分の見せ方(演じ方)のメタが効いているだと思う。



BOØWYから遠ざかり、どことなく距離を置いていた自分。次のライブは全曲BOOWYでもいいかな、と思ったりもしています。。。笑
どう生きるか、どのように生きるか、それが大事なんですね。最後はなかなか席を立てない寂しい意識が生まれました。
今は青春が終わった、って感じです。そして感謝です。姫路講演後、東京へ。そして早朝の新幹線で帰り、授業に!
追伸:東京ドームと目と鼻の先の文京区の出版社、一足先に、新しい本をいただきました。この本のスタイルは、私のロック魂みたいなもんです。




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