森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

エアポケットな一日

2009年02月15日 18時58分38秒 | 過去ログ
久しぶりの土曜日の大学出勤。
実に1年ぶりのような感覚だ。
週末は今年度の4月からほぼ講演や学会でふさがっていたため、
土曜日に大学に向かうのは新鮮さを感じる。
以前は、土日はオアシスのように研究を進めた記憶がある。
大学に着くと、事務の方々から物珍しい視線をいただく。

いつもは「出張」~日から~日とホワイトボードに入る。

大学に着き、国家試験対策の資料をプリントアウトし、
9時より10時過ぎまでその問題を解いてもらう。
途中、看護医療学科棟で自習しているほかの4年生にハッパをかけた。

3月1日の試験まで、残り2週間、後悔しない日々をすごしてもらいたい。

その後、研究室にいると、月曜から実習にでる3年生たちが、
目の前の運動療法実習室で自習している音がきこえる。

備えあれば憂いなし。
自分の学生時代は、そのようなことはまったくしなかった記憶があり、
その真剣さに未来を感じる。
ただ、やればやるほど「不安」が付きまとうのも事実。
ほどほどに!
95%は仮説。
教科書どおり、評価どおり、でないから面白い。
頭でっかちにならずに、体を動かして、目で見て、耳で聞いて、そして自分の体で感じて、「経験」を構築してもらいたい。
まさに現場は「脳-身体-環境」の相互作用の重要性を知るところ。
意外と「白紙」の状態で臨んだほうが、混乱は生じない。
立ち止まらず、時には根拠のない予測でも突き進むエネルギーも重要である。
若さにはそのエネルギーがある。
立ち止まれば「凍結」してしまう場合もある。


いろんな質問を受けるが、
一網打尽な助言であったことを反省する。

土曜は審査の終えた修士論文の審査要約を書くのに相当の時間を費やす。
8名の修士論文審査要約を仕上げた。
講演が入ってなくて本当によかった。



山積みされた要約書

あと5名である。
月曜~火曜で私の研究室の院生のすべての審査・口頭試問は終了する。
それを終え、名古屋に向かう。



途中、あまりの疲労に部屋の赤いソファーで横になりMOOKの初校原稿をチェックしていたら、
M1のこうむら君とよしだ君が来室する。
岐阜・名古屋から週末は頻繁に来て、
fNIRS研究と格闘している。
今日はevent-relatedを同期化させたようだ。

時間分解能を利用して研究を進める予定である。
期待したい。

こうむら君のブログに「へろへろ」状態であることが記述されていた。
今度の名古屋大学のときには元気な姿を見せたい。

それでもブログは書いている。
2004年の秋から続けているブログもすっかり定着している。
いまや歯磨きのように書かないと「もぞもぞ」変な感じだ。
毎日書く内容がある日々はまさに「La vie en Rose」である。
前の今はなきyahooブログのときに質問があった。
なぜ、「La vie en Rose」なのか?
そのときは人との出会いが毎日あることが「ばら色の人生」であるといったが、
今は少し変わっている。
人と出会わない日々でも、
自然に生きていて、かすかな自然の変化にも気づく自分でいられる、
これこそが「ばら色の人生」であると。

昔に比べ、すっかり「やさしく」なったと自分でも思う。

昔は「悪魔」だとか、「ギラギラ」しているとかいわれたものだ。
「瞬間湯沸かし器」のようにカッカしていた。
今でもその偏重はあるときがあるが。




こうむら・よしだ君たちが帰宅後、情報センターの森谷さんのおかげで、
穴吹君からいただいていた先日の「Reunion of Rock」のDVDをMPEGに変換することができた。
「ハモーンズ」のライブビデオを見て、少しは元気が出てきた。
近々、「the cortex」の数曲とハモーンズの数曲もyoutubeにUPしたい・・・





来年度は、10月に「Brain of Rock」にて演奏予定。
また、「80’s Japanese Rock Fes.」も開催したい。
そう考えると元気が出るが、
休暇に一気に疲労が出るということは、
普段は「緊張」の連続状態であるんだと思うのも事実である。
「講演」というものは、
ミュージシャンの「ライブ」みたいなもので、
ある程度、無理をしてでも、その会場に向かうために、
演じる者はそれ相応の使命をもち、覚悟がいる。
その覚悟は肉体のみならず精神にまで響く場合がある。
石井先生のブログにもその魂の問題提起があった。
(先日なくなった)母が危篤になり、
そのため原稿が少し遅れる連絡を石井先生にすると、
真っ先にあたたかいメールが入った。
その心情が一人称で、とてもメールがやさしかったのを記憶している
石井さんは早くして母親と父親をなくしているようであり、
今考えるとその意味がよくわかる。

先日、静岡では石井さんと吉良さん の話題になった。
以前に講演の懇親会で私の話題が出たらしい(よからぬ・・・)。


私は、新幹線で浜松駅を通過するときは、
いつも母親が記憶から再生されてしまう。
人間は他人の心のなかに生き続ける。

そのときは佛教大の越智先生からも心温まる言葉をもらった。



さてさて、
僕自身は、そろそろ「アルバム(リハビリテーションのための・・・・学入門)」を製作するために「スタジオミュージシャン」に変化しなければならないが、
そのきっかけを探っている(40歳までには、めどをと考えている)。




話はかわるが、チャットモンチーのlast love letterのベースにある程度感動し、
3ピースのバンドを女性がやるとは、と、感心した。
なんと徳島の城東高校出身らしい。
高校訪問によくいった。

3ピースはbassistが鍵を握るのかもしれない。
The Policeやブランキーのように、そしてJapanese rockの殿堂、キャロルのように・・・


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1 コメント

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すごい! (石井です)
2009-02-15 23:18:35
森岡先生のブログに、私が登場させていただいてると聞き及び、さっそく拝見させていただきました!

んーーーやっぱ噂に違わず、カッコいい!
ムッシュー・モリシューは洗練されてますね。

いつも懇親会とかで、モリシューネタで盛り上がるんです。私の懇親会は、なぜか男ばっかり・・・。モリシューの懇親会は、女性ファンでいっぱい・・・やっぱモリシューかっこ良いもんなーって(笑)。

すごく精力的にお仕事をされてますね。
その若さで、本当にすごいですよ。
ほとんど全ての最年少記録を塗り替えてる。
いったいムッシュ・モリシューの頭の中は、どうなってるんだろうって、いつも感心してます。

私のHPのブログリンクに勝手にモリシューのブログをリンクさせていただきました。
よろしくお願いします。

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