森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

武士の世界へ

2009年12月22日 20時42分34秒 | 過去ログ
やっと雑に書いた原稿が仕上がった.
ここから細かく修正を加えるが,
いずれにしても,3日で原稿用紙換算で62枚タイプした.
「脳を学ぶ(2)写真家 古谷千佳子さんとの対話」では,
沖縄の生活を見ながら,脳の社会性について語っている.
セラピストや教師が自分の経験がどのようにつくられ,
自分がどのように変化しているのか,それを知ることが実は患者さんの世界を知ることにつながる,と.

こうご期待!

今日は今度の臨床実習指導者会議の議題を処理し,
大学院生の修士論文を3編読み,赤を入れた.
修士論文の提出は1月14日,彼らは追い込みである.
英語で書く者もいる.
チャレンジすれば,新しい課題も見つかる.
こうむら君のその精神に未来を展望したい.

先ほど,河村君,平松君,湯川君が赤字添削の修士論文を手に帰宅した.
まだまだ良くなる.
論文を隅々まで校閲することだ.


昨日,不意に世良正則の銃爪を聞いた.
現代は,平安時代である.
安定,揺らぎのないと思われている世界観.
歌も恋愛ソングであふれている.
どちらかといえば,狩猟的でなく,男が下たな慰め合いな.
きれいな世界が蔓延している.
みかけのきれいさかもしれない.

草食系男子と貴族.
ギャル男とお歯黒.

平安時代は貴族の浪費で財政破綻となった.
遣唐使で中国との関係は良好であった.
武士が登場したが,平家は貴族をマネ浪費を加速させた.
現代は平和である.
マネーゲームが続いたが,破綻をきたした.
日本レベルでなく世界レベルの違いはあれども,
現象は似ている.

光源氏にまとわる女性陣.
男性が告白するよりは女性が告白する現代の大学生.


質実剛健な武士の世界が来る将来にあるのか?


肉食系男子と武士.
暴走族と浪人.

ギャル男には思想はない.しかし暴走族やいわゆる不良には思想があったように思う.
自己肯定だが.
社会に対するアンチテーゼがつきまとっていた.
それは幕末にも通ずる.

しかし,現代は,そのアンチテーゼすらない.
ロックがロックでない.


鎌倉時代には元寇なるものがあった.


今に中国が経済で進行してくる.
今は日本が中国に進出しているが,
数年後にはその逆転現象が起こる.
中国企業に買収され,中国人が社長となる.
その時,神風は吹くのか?


学力低下してもいいじゃないか?
などと思っても,それはじわじわと国力をそいでいく.
学力低下は国力に影響する.
マンスターペアレンツにびびる教師の能力低下も.

叱るという武士道を.
母親,父親にも道徳教育を.
彼ら彼女らは豊かな時代に生まれ,
自分一人で成長したと,潜在的に思っている.
親を模倣してきたにもかかわらず.

問題解決できない現代人が増えていっている.
生命の危険を感じていないからだ.
その危険な事実が徐々に起こってきた.

今こそ,脳の見せ所であるはずが...
それでも人間はその問題を解決し賢く生き抜いていくはずだろう・・と思いたい.

神風に頼らずに.


武士(魂だが)の時代が復活し,
競争原理が働いたとき,
それが日本の国力となるはずだ.

その際,文化もかわるはずだ.
Exile(別に悪く思っていないからあしからず・・・どうでもよい,ロッカーとしては,いやな音楽はロックテーストなのにお前が好きだ~調子の) から世良正則へ.

落としてみせる=狩猟民族へ.


豊かに生きるを意識しすぎたばかりに,たくましく生きるを忘れてしまった・・・日本は.これはセラピストの世界も一緒.

「オレがなんとかする」とか「オレが理学療法を背負う」とか「オレが片麻痺を治す」とかがなくなってきた・・・


安定はコミュニケーションすら奪ってしまう.

なぜなら自分一人で生きていけるから・・・と思ってるから.