森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

あいだ

2009年12月15日 16時31分56秒 | 過去ログ
ここ1週間ブログUPしていなかった.
先生大丈夫ですか?入院してたんですか?生きていますか?と連絡が来る.
風の噂というやつであり,
ある意味あたっているし,ある意味外れている.
人が間に関与すればするほど,情報は動く.
その人のなかの感情も付与され情報は変化する.
人がいかに主観な生物であるかがわかる.
これこそ人の本質的な意味なのである.
杓子定規に物理的に情報を伝達しているのではないし,
伝達されているのではない.
同じものをみても,同じものとして感じていない.
同じ動きをしても,同じ感じ方をしていない.
だからこそ,表現(ことばやうごき)が変わる.
人間はメカニクスではないのである.

生きていますか?という表現は,
このブログの情報が動いていないからともとれる.
人は会わなければ,ことば(ことばだけ)を信じてしまう.
コミュニケーションの本質の問題でもある.
ことばは出力されたものであり,
それ自体はその人の本当の感覚世界なのかどうかはわからない.
なぜなら意図が入るからだ.
環境に向けたものであり,
意図的な関係性からことばがつくられる.
もちろん,ことばだけでなく,人の行為もそうである.

世界を全く感じられなければ,
我々は単なる物でしかなくなる.

人と人の間の情報伝達も
人の脳のなかのシナプス情報伝達も同じ現象かもしれない.
シナプスが豊富だからこそ,情報が変化してしまう.
人が個性的かつ,創造的なのはこのシナプスのおかげ,
つまり間隙のおかげなのである.


この1週間はというと,
治療のさなか,大学院生が多く来て,
来年度の入学希望者も来て,
そして,教育学部の学生とも懇親した.
おかげで,片方の結石は排出できた.
さらに教育学部の学生からは「先生の講義があるから大学に来ています」と・・・これはある面問題発言だが,それでも嬉しい.

痛みが右腎臓から排出されたおかげで引き,なんとか忘年会に間に合いそうだ.
左腎臓の方は上にあり,全く自分のからだには悪さをしていない.
また半年後かな.

この痛みのおかげで,11月末締切の原稿をフィニッシュできなかった.
2本あるが,1月4日脱原稿でお許しをもらった.
12月末締切はあと2本ある.
この4本を年末年始なしで書こうと思う(気持ちだけかもしれないが).
「脳を学ぶ(2)」の原稿は半分ほど書き,
今度2日間有休をとり,それに専念する.
大学側からはよく質問される.
「本当の休みですか?」と.
「いや違います,原稿書きのためのこもりです」とついつい答えると,
「その日しかこの委員会は開催できないですよ」と言われ,
結局は大学に来ることになってしまうことがあるが,
今度ばかりは,自分のスケジュールが破綻をしてしまうので,
「休む」

週末はNHKのプロデューサーと東京で情報交換し,
そして帰り際にジュンク堂に立ち寄った.


ロマンティック・リハビリテーションフェア開催中!
関東方面の方は,ジュンク堂池袋本店まで.
「うれしい限りです」
私は他者に生かされています.
こういうことがあると,
「エネルギー」がわいてきます.
まだまだ頑張る,努力が足りないと.
そして,まだまだ「健康」でいないといけないと.