森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

自分の立っている位置

2008年09月02日 08時30分31秒 | 過去ログ
昨日は大阪市立東高校での模擬授業。
高校1年生を対象に話した。

行く途中、大雨に見舞われ、不運でびしょびしょで不快になりかけたが、
これもご縁(記憶に残る瞬間にであえて)と思い、
高校まで京橋駅から歩いた。

老舗な店を見ることができ、
傘も意味のない洪水のような雨なので、
何年ぶりかの雨宿りをして、待った。
それも記憶を呼び戻すための大切な新たな経験。

高校では「運動と脳」の関係性について
高校1年生に話した。

アジア学会の感想を二人の院生から頂いた。
無許可で一部掲載する。

森岡先生
ACPTの僕の発表は終わりました。日本人ばかりで国際学会には思えない雰囲気でしたが、台湾の大学院生が質問に来てくれました。聞くと今、台湾ではMirror-neuronがVERYフェイマスTOPICだそうです。でもRizzolattiもGallezeも知りませんでした。Erteltの論文を教えておきました。最後に「面白い」と日本語で言ってもらい嬉しく思いました。

森岡先生
おはようございます。昨日発表しましたACPTの報告をさせていただきます。
質問には2名の外国の方が来られました。一名はEMGの研究をしているヨルダン人、もう一名は台湾人で小児の研究をしているPTでした。お二人ともCTE自体を知らなかったようですが、方法論や訓練、慢性期での運動機能回復などに興味をもっていただいたようでした。僕の英語が拙いせいで討議時間を過ぎても、ディスカッションすることになりましたが。
今回の学会は自分の英語力のなさを痛感する学会になりましたが、同時にまだまだCTEはアジアでは知られていないことを知り、少し視野が広がったような気がしています。院にいなければ発表することがなかったと思うと、このような貴重な経験をさせていただき感謝しています。ありがとうございました。


自分の立っている位置をこのように意識することが大切である。

視野を広げることは、自らをメタ認知する意味でも重要な過程である。

どの世界でも生きられる身体性を築いてください。

感情を大切に。